MACDの進化系である詳細型MACD分析法の5つの特性と基本原理を解説する
MACDというテクニカル指標を知っている方も多いと思いますが、今回は改めてMACDの特性と凄さを解説していこうと思います。
また、私が開発した詳細型MACDの解説をしていきます。
一般的に知られているMACDの使い方
MACDは短期EMAと長期EMAがゴールデンクロスした所が買いと考えられてます。
また、0ラインを上に抜けたら買い下に抜けたら売りというトレード方法も一般的に知られています。
ですが、一般的なこの方法でトレードしてしまうと損益がマイナスになることも良く知られていると思います。
なので、今回紹介する4つのトレード方法は、よりMACDの分析を細かくし適切な判断が下せるように改良した方法になります。
ただ、MACDだけで判断するのは危険なので他の指標や波動論など合わせて分析するのが良いと思います。
詳細型MACD分析と新しいトレード方法の発見について
詳細型MACD分析とは私が勝手に名前を付けた分析方法です。
なぜ、詳細なのかというと従来型のMACD分析法にプラスで色々な要素を付けてより詳しく分析するための条件を付与したためそのような名前にしてみました。
私の基本的な考え方として今一般的に使われているテクニカル分析は完全体ではないという考えがあります。
もっと良い分析方法があるだろうと常に考えており、それは世に出ていないとも考えています。
ならば、私が発掘して世に出したいとも考えています。
そして、何十年後になるかわかりませんが、その考えを引き継いだ人がまた新しいもっと良い分析方法を考え出してくれると思っています。
すべてのものは歴史を引き継いで進化させるべきだと思っています。
それは、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析においても同じ事だと考えています。
私はトレーダーや投資家という側面も勿論ありますが、一番興味があるのは新しい分析方法を発見をする研究者でありたいと思っています。
現状知られている分析方法はいくつかの派生に分かれています。
どのように派生して行ったのか
またどのような分析法が存在するのかというのは、話がズレすぎるので次回に書こうと思います。
詳細型MACD分析法の基本的な考え方
1.右肩上がりに上がっているか右肩下がりに下がっているかという点に注目する
詳細型MACD分析法の基本的な考え方として、右肩上がりに上がっているか右肩下がりに下がっているかという点に注目します。
右肩上がりに上がっていれば「強い相場」
右肩下がりに下がっていれば「弱い相場」
と分類します。ただし非常にざっくりとした分析方法のため基本的な考え方としました。
これだけでは、分析らしい分析にはなりませんが大雑把に相場を捉える事ができます。
図のようにトレンドラインを引いても上抜けしたり下抜けしたりするのでトレンドラインでトレードするのはやめましょう。
あくまでも大雑把に相場の状況を捉えるものです。
2.その銘柄の過去最高付近かそれ以上に上昇しているMACDは天井付近
MACDが過去最高付近や過去最高を超えている時は一旦様子見をするのが良いでしょう。
多くの場合そこは天井付近の可能性が出てきています。
詳細型MACD分析法
1.大きく下落した後のリバウンドは高値を超えない
MACDの特性として大きく下落した後の株価は前回の高値を超えることが少ないです。
リバウンドの売りポイントは0ラインを上回ってからのMACDのデットクロスが良いかと思います。
この方法は短期の売買に向いているので覚えておきましょう。
1.1.大きく下落した後のリバウンドは騙しもあるので注意
下の図を見てもらえばわかりますが、騙しに合う可能性もあるので注意が必要です。
騙しだと感じた時はすぐに撤退することが懸命でしょう。損小利大を意識することは大事になります。
2.大きい上昇後の0ライン割れは大きめなリバウンドをする(高値は超えない)
MACDが大きな上昇後の0ライン割れは大きめのリバウンドが狙えることが多々あります。
短期売買向けなので意識してみると戦略の幅が広がります。
3.右肩上がりで小さい0ライン割れは大きな上昇の前触れ
MACDが右肩上がりのチャートを描いている時はその後急騰があるのことが多いので注意して観察が必要です。
特徴は0ラインを小さく割った後に大きな上昇を描くことが多いです(0ラインより上の時もある)
割と取りやすいく注意深く観察していれば初動で入れることも多く勝率アップに貢献してくれます。
4.右肩下がりで小さい反発後の0ライン超えは大きな下落の前触れ
3.と逆のパターンになります。MACDが右肩下がりに下がっている時は注意が必要です。
小さな0ライン超え後に大きな下落にあんる可能性があり
暴落の前触れかもしれません。
5.1.MACD弱気のダイバージェンスとは
価格が上昇しているのにもかかわらず、MACDは下落している状態のことを弱気のダイバージェンスといいます。
杉田勝さんが弱気のダイバージェンスはエリオット波動の5波に相当すると定義したとおり弱気相場の前触れになります。
杉田勝さんを知らない方はDVDを見てみると良いかもしれません。とても知見に飛んだ素晴らしい投資法を考え出しています。
日本におけるエリオット波動の第一人者になります。オススメのDVDはエリオット波動応用実践編になります。
エリオット波動?何それ?って人は入門理論編からおすすめします。
5.2.MACD強気のダイバージェンス
弱気のダイバージェンスの逆になります。
強気相場の初動を捉える投資法になります。
まとめ
私が考えた詳細型MACD分析法はまだ不完全なところがあります。
完全に相場を捉えることは出来ていません。
ですが、通常のMACDよりはかなり良い精度で分析できるので是非慣れて活用してみてください。
これを読んだ誰かが詳細型MACD分析法の進化形を作り出して世に発表してくれることを楽しみにしています。
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