暴落後の底打ちシグナルを見抜くマーケットアナリスト荒野 浩さんの手法
STOCKVOICEというチャンネルでテクニカルアナリスト荒野 浩さんが面白いことを言っていたのでまとめてみました。
荒野 浩さんは何者なのか
マーケット・アナリスト 1971年日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社後、調査部でアナリスト業務に従事。
米国勤務を挟み一貫して、日本株の情報・市場分析を行う。
1996年に朝日投信委託(現みずほ投信投資顧問)に転籍、調査部長・運用部長を経て、常務取締役投信運用本部長を歴任。
2012年に退職。
その後はTVやラジオ出演などで活動。
日本株を中心とした市場分析の経験は約45年に及ぶ。
投資Salon「荒野浩のテクニカル・ルームから」は、独立系アナリストのメルマガとして国内最大規模を誇る。
セミナーなどをしているそうです。
そこの一文を抜粋して引用しました。
安値銘柄数が500を超えると底打ち
新安値銘柄数が500を超えると大体底値になる
実は、私も同じようなことを言っていました。
私は、新安値銘柄数が急増したら短期的なリバウンドになりやすいという事を書いていたのですが、荒野 浩さんの場合はもう少し細くテクニカル分析として機能させるべく新安値銘柄数が500を超えると底値という定義をしていたそうです。
基本的には同じことを言っていますが、荒野 浩さんの方が明確で分かりやすいですね。
ちなみに、これがどれほど正確かと言うと、かなり正確に機能します。
画像を見てもらえばわかりますが、新安値銘柄数が500を超えると「ほぼ底値」になります。
ポイントは「ほぼ」です。ぴったりにはなりにくいです。
新安値銘柄数が500超えから2番底を付けるときには下値を割り込むことも割とあります。
動画で荒野 浩さんは新安値銘柄数が800を超えた日にリバウンドしなかったのを不思議がっていましたが、特段珍しいことではないんですよね。
ただ、底値圏であることは間違いないと思います。
確率的には年2回
これもここ数年のデータしか見つからなかったのが残念です。
リーマンショックとかの時はどうだったんでしょうね。知りたかったのですがデータが見つかりませんでした。
ここ3~4年(2015年~2018年)は年2回程新安値銘柄数が500超えをする傾向は続いているみたいです。
なので、この前提で考えておくと良いかもしれません。
なお、新安値銘柄はここのサイトでチェックできます。
騰落レシオの底とRSIの底は株価の安値水準になりやすい
この部分をまとめるとこんな感じになります。
騰落レシオの底とRSIの底は1~2日ズレることはあるが底になりやすい
20日のRSIと騰落レシオの底はほぼ一致していると言っています。
20日平均の(騰落レシオ+RSI)が100を割り込む
騰落レシオ70% + RSI30% なら合計で100%ですよね。
この合計で100%を割ったら底値だよと言っているみたいです。
騰落レシオが70%を割ってRSIが30%を割ったら大底
これも上に同じですが、騰落レシオ70%でRSI30%を割るならば大底と言っています。
組み合わせは株価の下落スピードが早いときしか起こらない
上記3つは陰の極が出るときの組み合わせと説明しています。
なので、株価の下落スピードが早いときしか起こらないと言ってます。
短期急落で大底付けたときの現象が陰の極ということです。
ちなみに、陰の極とはこちらのサイト説明があります。
まとめ
・RSIと騰落レシオの合計が100%を割ると底値圏の可能性がある
・新安値銘柄数が500を超えると底打ち局面に入る
・新安値銘柄数が500を超えるのは年2回
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