【先導相場】話題になるような暴落があると日経平均株価も暴落する法則
【先導相場】話題になるような暴落があると日経平均株価も暴落する法則
掲示板やツイッターで話題になるような暴落相場が起きた時には相場を注意深く観察しなければいけない時期に入ります。
上昇が目立っていた株や為替や仮想通貨などの相場が突如大暴落するような相場の時は、直後かその3ヶ月以内に日経平均株価も暴落する可能性が高いので注意が必要です。
このような相場を牽引するような銘柄の事を「先導相場」や「先導銘柄」といいます。
先導銘柄の特徴として、相場全体の調整前に価格がピークを付け一足先に下落相場入りするという特徴があります。
これは、マークミネルビィニが提唱している概念であり、歴史的に実証されている相場反転シグナルとして機能してきた過去があります。
興味がある方は一度マークミネルビィニの本を読んでみると良いでしょう。
今回は、「先導相場」「先導銘柄」を過去の事例を用いて紹介したいと思います。
2018年10月1日から始まった暴落相場の事例
↑の画像は、日経平均株価とZOZOのチャートの時期をピッタリ合わせたチャートになります。
ZOZOは社長の知名度や、その収益性の良さから天井知らずに上昇していましたが、7月19日に天井を付けその後ロクな反発をすることなく下落しています。
日経平均株価は10月1日に下落を開始します。ZOZOの先導相場性は2ヶ月半早かったことになります。
2018年5月21日から始まった長いもみ合い相場の事例
↑の画像は、日経平均株価とオウケイウェイヴのチャートの時期をピッタリ合わせたチャートになります。
オウケイウェイヴは仮想通貨発行などの話題性により、仕手化され7倍以上に株価が高騰していましたが、5月8日に力尽き大幅嘆く相場に突入しています。
日経平均株価は5月21日に下落を開始します。オウケイウェイヴの先導相場性は2週間程早かったことになります。
2018年1月23日から始まったVIXショック
↑の画像は、日経平均株価とビットコイン/円のチャートの時期をピッタリ合わせたチャートになります。
知っての通りビットコインは大暴騰をして200万円という大台に乗りましたが、12月19日に明確な高値を付け大きく大暴落しました。
日経平均株価は1月23日に下落を開始します。ビットコインの先導相場性は一ヶ月程早かったことになります。
↑の画像は、日経平均株価とライザップのチャートの時期をピッタリ合わせたチャートになります。
ライザップは半年で7倍になるという暴騰を演じましたが、12月1日から明確な下降相場入りをしています。
日経平均株価は1月23日に下落を開始します。ライザップの先導相場性は2ヶ月程早かったことになります。
2008年8月から始まったリーマンショック
↑の画像は、日経平均株価と酉島製作所のチャートの時期をピッタリ合わせたチャートになります。
酉島製作所は世界的なシェア率を誇る水道パイプ事業により期待買いという名の仕手化していましたが、7月10日に最初の急落、その後7月31日からは下降相場入りしています。
日経平均株価は7月5日に天井になり本格的な急落は8月7日からになります。酉島製作所と日経平均株価はほぼ同時に天井を付けたことになります。
2013年5月23日から始まった長い調整相場
↑の画像は、日経平均株価とガンホーのチャートの時期をピッタリ合わせたチャートになります。
ガンホーはパズル&ドラゴンというスマホゲームを当てて100倍以上の株価になりましたが5月15日に天井を付けて下降相場入りしています。
日経平均株価は5月23日に天井になります。ガンホーの先導相場性は一週間ほどだった事がわかります。
2015年8月3日から始まったチャイナショック
↑の画像は、日経平均株価とラオックスのチャートの時期をピッタリ合わせたチャートになります。
ラオックスは中国の爆買い需要で劇的に業績を伸ばした会社で株価もそれに比例して伸びていきましたが、7月24日に天井を付けてその後は暴落相場になっています。
日経平均株価は8月5日に天井になります。ラオックスの暴落と日経平均株価の暴落はほぼ同時だったことがわかります。
まとめ
ざっと、見ていただきましたが、その時代を代表する銘柄が下落しだすと日経平均株価も大きな下落に繋がりやすくなります。
今回は、サンバイオという銘柄が4日連続のストップ安を演じており、日経平均株価もいつ落ちてもおかしくないという事がわかります。
ピタリと当てるのは厳しい指標ですが、色々な銘柄や相場を見て、そろそろやばいのではないだろうか?という心構えができるので覚えておくと良いと思います。
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