日経平均レバレッジ上場投信(1570)の信用倍率が15倍を超える時は暴落後の一時的な大底と戻り高値付近に固まる傾向がある
日経平均レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍を超える時は暴落後の一時的な大底と戻り高値付近に固まる傾向がある
暴騰暴落前の日経レバレッジ上場投信と日経インバース上場投信の信用残高の推移のデータを検証する
上のリンクは暴騰暴落前の日経レバレッジ上場投信と日経インバース上場投信の暴騰暴落前の信用倍率のデータを出しておいたページになります。
そのデータをまとめている時に、日経平均レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍を超える時は市場が不安定な時という傾向を見つけたので書いていきたいと思います。
日経レバレッジ上場投信の信用データはどこで調べるのか
Yahooの時系列→信用残時系列で調べることが出来ます。
日経レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍とはどういう事か
日経レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍という時期は通常の時期と比べてかなり高い数字になります。
日経平均株価連動型なので、上がるという思惑で買っている人が売っている人よりも極端に高いということになります。
日経レバレッジ上場投信が信用倍率15倍を超える時期まとめ
2019年3月2日までのすべてのデータを出しています。
日付 | 売残 | 買残 | 売残増減 | 買残増減 | 信用倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2018年12月14日 | 733,810 | 12,298,206 | -223,309 | 393,078 | 16.76 |
2018年10月26日 | 698,714 | 11,866,507 | -183,120 | 2,712,819 | 16.98 |
2018年3月23日 | 734,260 | 12,445,391 | -276,943 | 2,305,563 | 16.95 |
2016年6月24日 | 1,102,696 | 16,881,927 | -683,577 | 4,735 | 15.31 |
2016年2月12日 | 1,064,976 | 22,123,236 | -234,948 | 937,265 | 20.77 |
2016年2月5日 | 1,299,924 | 21,185,971 | 250,878 | 467,400 | 16.30 |
2016年1月29日 | 1,049,046 | 20,718,571 | 236,218 | -368,672 | 19.75 |
2016年1月22日 | 812,828 | 21,087,243 | -160,017 | -1,211,706 | 25.94 |
2016年1月15日 | 972,845 | 22,298,949 | 40,785 | 1,019,134 | 22.92 |
2016年1月8日 | 932,060 | 21,279,815 | -346,412 | 5,275,308 | 22.83 |
2015年10月2日 | 938,113 | 18,934,545 | 178,530 | 1,077,476 | 20.18 |
2015年9月18日 | 759,583 | 17,857,069 | 70,230 | 448,888 | 23.51 |
2015年9月11日 | 689,353 | 17,408,181 | -273,051 | -776,161 | 25.25 |
2015年9月4日 | 962,404 | 18,184,342 | 234,971 | 2,730,175 | 18.89 |
2015年8月28日 | 727,433 | 15,454,167 | 182,230 | 1,289,369 | 21.24 |
2015年8月21日 | 545,203 | 14,164,798 | -296,539 | 6,257,477 | 25.98 |
2014年2月7日 | 705,934 | 11,565,437 | -615,587 | 851,654 | 16.38 |
2013年9月13日 | 412,604 | 6,878,759 | -65,865 | 416,301 | 16.67 |
2013年7月5日 | 530,444 | 7,580,180 | 55,168 | 1,332,292 | 14.29 |
2013年6月28日 | 475,276 | 6,247,888 | 234,580 | -2,352,981 | 13.15 |
2013年6月21日 | 240,696 | 8,600,869 | 150,911 | 2,670,516 | 35.73 |
2013年6月14日 | 89,785 | 5,930,353 | -166,693 | -2,330,260 | 66.05 |
2013年6月7日 | 256,478 | 8,260,613 | -2,943,748 | 5,136,008 | 32.21 |
2013年5月24日 | 287,244 | 6,817,915 | -120,916 | 2,711,452 | 23.74 |
2012年6月29日 | 105,326 | 2,206,012 | 28,764 | 1,140,819 | 20.94 |
2012年5月25日 | 15,594 | 2,946,338 | 7,657 | 2,013,693 | 188.94 |
2012年5月18日 | 7,937 | 932,645 | 2,038 | 323,794 | 117.51 |
2012年5月11日 | 5,899 | 608,851 | -9,062 | 273,512 | 103.21 |
2012年4月27日 | 14,961 | 335,339 | 8,220 | 114,428 | 22.41 |
2012年4月20日 | 6,741 | 220,911 | 4,361 | 155,509 | 32.77 |
2012年4月13日 | 2,380 | 65,402 | 0 | 0 | 27.48 |
日経レバレッジ上場投信が信用倍率15倍の時のチャートをまとめるとこうなる
2012年
2013年、2014年
2015年、2016年
2018年
全体
市場が不安定な時ほど信用倍率が15倍を超える
こうして並べてみると分かりますが、2017年は信用倍率が15倍を超えている時が一回もありません。
また、2013年も5月までは一度も超えていません。2014年後半から2015年前半も一度もありません。
市場が不安定な時に信用倍率が極端に高くなるという傾向があるようです。
逆に行ってしまえば、大きな上昇が出ているときにはそのような傾向は出ないとも言えるようです。
一時的な大底と戻り高値付近に固まる傾向がある
画像を見てもらえば分かりますが、2013年の5月24日以外は大底付近と戻り高値付近に固まる傾向にあります。
押し目と思って突っ込み買いを入れている投資家と、戻り高値の上昇で焦って買う投資家に分かれているというのが伝わりますね。
まとめ
・市場が不安定な時だけ信用倍率が極端に高くなる
・信用倍率が高くなる時は大底と戻り高値付近に固まる
・市場が上昇相場の時は信用倍率が一貫して低い
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません