日経レバレッジ上場投信(1570)は上昇相場の時のみ信用倍率が「1倍以下」が出現する法則
日経レバレッジ上場投信(1570)は上昇相場の時のみ信用倍率が1倍以下が出現する法則
日経平均レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍を超える時は暴落後の一時的な大底と戻り高値付近に固まる傾向があるという記事を書きましたが、この逆の場合はどうなのか検証していきたいと思います。
信用倍率が1倍以下(信用倍率が低い)の場合はどのような状態だったのかを検証していきたいと思います。
日経レバレッジ上場投信の信用倍率の調べ方
Yahooの時系列→信用残時系列で調べることが出来ます。
日経レバレッジ上場投信の信用倍率が1倍以下とはどういう事か
日経レバレッジの上場投信の信用倍率が1倍以下というのは、買っている人よりも売っている人のほうが多いという事になります。
要するに、空売り比率が高いということになります。
日経レバレッジ上場投信が信用倍率1倍以下の時期まとめ
日付 | 売残 | 買残 | 売残増減 | 買残増減 | 信用倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2017年11月3日 | 2,849,764 | 2,431,365 | -168,349 | -313,151 | 0.85 |
2017年10月27日 | 3,018,113 | 2,744,516 | -149,001 | 328,711 | 0.91 |
2017年10月20日 | 3,167,114 | 2,415,805 | 130,165 | -79,621 | 0.76 |
2017年10月13日 | 3,036,949 | 2,495,426 | -59,531 | -246,018 | 0.82 |
2017年10月6日 | 3,096,480 | 2,741,444 | 213,434 | -99,321 | 0.89 |
2017年9月29日 | 2,883,046 | 2,840,765 | -23,988 | 8,489 | 0.99 |
2017年9月22日 | 2,907,034 | 2,832,276 | 96,249 | -1,339,990 | 0.97 |
2017年6月2日 | 2,749,433 | 2,633,636 | 445,908 | -1,826,378 | 0.96 |
2016年12月16日 | 3,476,865 | 3,126,888 | 87,841 | 247,963 | 0.90 |
2016年11月4日 | 3,006,617 | 5,122,095 | -991,724 | 1,783,781 | 1.70 |
2016年10月28日 | 3,998,341 | 3,338,314 | -523,079 | -46,390 | 0.83 |
2016年10月21日 | 4,521,420 | 3,384,704 | 921,526 | -2,052,536 | 0.75 |
2015年5月29日 | 3,834,688 | 3,488,765 | 72,721 | -230,455 | 0.91 |
2015年5月22日 | 3,761,967 | 3,719,220 | 504,272 | -3,200,320 | 0.99 |
2015年3月13日 | 4,002,476 | 3,787,842 | 415,262 | 214,901 | 0.95 |
2015年3月6日 | 3,587,214 | 3,572,941 | -38,639 | 84,091 | 1.00 |
2015年2月27日 | 3,625,853 | 3,488,850 | 508,451 | 310,719 | 0.96 |
2014年9月26日 | 3,059,598 | 2,766,778 | -1,005,702 | 378,587 | 0.90 |
2014年9月19日 | 4,065,300 | 2,388,191 | 745,031 | -963,672 | 0.59 |
2013年5月31日 | 3,200,226 | 3,124,605 | 2,912,982 | -3,693,310 | 0.98 |
2013年2月22日 | 1,730,452 | 1,091,032 | 1,248,763 | -2,257,300 | 0.63 |
2013年2月8日 | 1,452,844 | 1,207,391 | 843,838 | -1,618,905 | 0.83 |
2012年9月28日 | 1,888,013 | 1,152,177 | 1,710,205 | -1,285,200 | 0.61 |
2012年7月20日 | 1,572,000 | 1,067,265 | 1,453,242 | 24,941 | 0.68 |
2012年6月15日 | 1,599,947 | 1,202,780 | -1,431,959 | 32,075 | 0.75 |
2012年6月8日 | 3,031,906 | 1,170,705 | 1,029,219 | 117,192 | 0.39 |
2012年6月1日 | 2,002,687 | 1,053,513 | 1,987,093 | -1,892,825 | 0.53 |
日経レバレッジ上場投信が信用倍率1倍以下の時のチャートをまとめるとこうなる
2012年、2013年
2014年、2015年
2016年、2017年
全体
上昇相場の時に信用倍率が1倍以下になる
全体画像を見てもらえば分かりますが、上昇相場の時のみに発生する現象に見えます。
逆に下降相場の時は全く発生しておらず、上昇相場全体に適度な間隔で出現しているように見えます。
日経平均レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍の時と逆の関係にある
日経平均レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍の時とは逆の関係にあるように見えます。
下の画像は信用倍率15倍の時の日付をチャート上に書いたものになります。
見てもらえば分かりますが、信用倍率15倍を超えるような相場の時は基本的に下降相場になります。
詳しくデータを見たい方は下のリンクから飛んでください。
日経平均レバレッジ上場投信の信用倍率が15倍を超える時は暴落後の一時的な大底と戻り高値付近に固まる傾向がある
まとめと感想
・日経レバレッジの上場投信の信用倍率1倍以下の時は上昇相場である
・日経レバレッジの上場投信の信用倍率15倍以上の時と逆の関係にある
・天井や底など特定できる法則性は特に無い
上昇相場の時は基本的にずっと踏み上げ状態になっているというのがわかりますね。
上昇したら下降するというのは人間心理的に考えてしまいますし、個人投資家は比較的逆張り的であるというのをそのまま表しているような気がしています。
要検証ですが、個人の先物売買状況と照らし合わせるというのもやっていこうと思います。
日経レバレッジ上場投信と逆の動きをするインバースという商品があるのですが、これはまた違った信用倍率の推移をしているので、次の検証でご紹介します。
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