画像のウールボックスは、１８０ｃｍメイン水槽の物理濾過ですが、前回のメンテナンスから２０日経過し、ウールマットに腐敗物が付着し、浸透性が悪くなっています。
この状態を放置し続けるとウールマットが目詰まりしてしまい、腐敗物を含んだ排水がウールマットで濾し取られずに生物濾過槽へ流れ落ち、腐敗物が生物濾過槽内に堆積して水質が悪化することによって、発症の起り易い環境となってしまいます。
ウールマットをメンテナンスした直後の画像はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/uchidasantinoumi/26373847.html
この状況を防ぐ為にも、ウールマットは２週間毎にメンテナンスをおこなう必要があります。（ヤッコ系では１か月毎でも簡単には発症しませんが、チョウチョウウオ系の中でも、特にナミチョウは敏感に反応してしまいます。）
ウールマットのメンテナンス時期は、上記の様に２週間毎におこなうのが理想形ですが、ポンプの送水量とウールボックスの浸透面積のバランスが不適当であったり、浸透性能が左右されるスノコの浸透穴の径が不適切であれば、直ぐにウールマットが浸透しきれなくなり、場合によっては物理濾過槽からオーバーフローしてしまうこともあります。
２週間毎にメンテナンスをおこなっていてもオーバーフローしてしまう物理濾過は、送水ポンプサイズの選択、若しくは物理濾過の形状に問題があるので、早めの対策が求められます。
