トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

炎鵬と同級生の輝 人気譲っても実力はオレ!9勝目で1差追走「踏み込みが良い、自分の取りたい相撲を取れている」

2020年1月22日 19時52分

輝(右)が押し出しで栃煌山を破る

写真

◇大相撲初場所11日目(22日・両国国技館)輝○押し出し●栃煌山

 輝に炎鵬、遠藤。石川県出身の3幕内を並べれば、人気の差は歴然かもしれない。一方で輝が3人の中でただ一人、優勝争いという表舞台で先頭集団に食らい付いて存在感を増している。関脇経験者の栃煌山に対しても、強気に攻め立てた。しっかり前傾姿勢を保って圧力を掛け、押し出して4連勝で9勝目。2場所連続の2桁勝利が見えてきた。

 「下から下から、前に出られたのが良かった。踏み込みが良い、自分の取りたい相撲を取れている」。辛口の師匠・高田川親方(元関脇安芸乃島)からも「しっかり踏み込めば大丈夫」とお褒めの言葉をもらっていることが、何よりも嬉しい。

 同県七尾市出身の25歳は、金沢市西南部中で炎鵬と同級生で全国制覇も経験した。遠藤も同中の先輩だ。意識するかと思いきや「他人を気にしてる余裕はないんで」とさらり。地味で結構。まずは番付で追いつき実力面でアピールしたい。

 優勝争いへの意識は「全然気にならない。相撲を最後まで崩さないようにしたい」と一番に集中の心構えを強調した。1差で追う立場。終盤戦の連勝街道を走り、キラリと輝く準備はできている。

 

この記事を印刷する

PR情報

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ