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【大相撲】

炎鵬、大学時代に勝てなかった朝乃山押し出し「毎日が経験。一日一日、成長できてる」ゴルフも1年で120に

2020年1月22日 20時9分

朝乃山の腕をつかみ攻める炎鵬(右)

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◇大相撲初場所11日目(22日・両国国技館)炎鵬○押し出し●朝乃山

 炎鵬は観客の期待を裏切らない。立ち合いで朝乃山の右足を狙う足取りの奇襲で沸かす。それは成功しなかったが、朝乃山の右を完全に封じ込めて押し出し。学年は炎鵬が1つ下。大学時代は一度も勝てず、「遠い存在だと思っていた」朝乃山に成長を存分に見せつけた。

 「(足は)狙っていきました。きのうの夜、急にひらめきました。迷いはなかったです。自分はチャレンジャーなので何でもしてやろうと」。白星先行の6勝目に胸を張った。

 炎鵬がよく口にするのが「毎日が経験。一日一日、成長できてる」。高校は同じ北陸で、一緒に稽古をすることもあったが「大学に入ってから力の差もついて。あのときからみたら、勝てるなんて思ってなかった」という。

 ゴルフを始めてから1年。最初は150だったスコアも130、120と成長の一途をたどっている。昨年の九州場所前は「バンカーにつかまって171。18ホール中12ホールでバンカーにつかまって。15打まで数えられるカウンターを持ってるんですけど、17打のホールがあって1回リセットしました」と成長の過程として自分から笑い話にした。

 ゴルフボールは支度部屋に持ち込んでいる。もちろんゴルフがうまくなるためではなく、踏んで足の裏をほぐすため。実は「扁平(へんぺい)足ですぐ張っちゃう。足の裏の感覚というか、しっかり地面につけられるように」と。相撲は派手だが地に足をつけ地道な成長を続ける。優勝争いは圏外かもしれないが、そんな炎鵬だからこそ目が離せない。

 

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