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Amazon創業者の携帯をサウジ皇太子がハッキング?[2020/01/22 14:47]

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https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000174316.html

 アマゾンの創業者、ジェフ・ベゾス氏の携帯電話をハッキングしたとする超大物の名前が報じられ、話題となっています。

 「アマゾンのボス、ジェフ・ベゾスの携帯がサウジの皇太子によって“ハック”された」と衝撃的なニュースを伝えたのはイギリスの大手新聞「ガーディアン」です。ハッキングに関与していたとされるのは、何とサウジアラビアの将来の国王とも呼ばれるムハンマド皇太子。なぜ、サウジアラビアの皇太子にハッキング疑惑が浮上しているのでしょうか。
 ベゾス氏は去年1月、25年連れ添った妻との離婚を発表。その後、ベゾス氏に浮上したのが不倫疑惑でした。この不倫が離婚の原因だと報じられたのですが、一連の報道のなかで出てきたのが不倫相手とやり取りしたとされるプライベートなメッセージでした。なぜ情報が漏れてしまったのか、ベゾス氏は調査を開始。この調査で結論付けたのがサウジアラビアによるハッキングでした。
 これに対し、サウジアラビア政府は「全く無関係である」と関与を否定。しかし、今回、ベゾス氏に対するハッキングにサウジアラビアのムハンマド皇太子が関わっていた疑いが報じられたのです。ガーディアン紙が伝えた匿名の人物の証言によりますと、2人は通話アプリ「WhatsApp」でやり取りをする仲だったといいます。しかし、2018年5月、ムハンマド皇太子はベゾス氏に対して悪意のある動画ファイルを送信し、大量のデータが数時間以内に抜き取られたというのです。
 ベゾス氏はアマゾンの創業者であると同時に「ワシントン・ポスト」のオーナーでもあります。ワシントン・ポストといえば、殺害されたサウジアラビア人記者、ジャマル・カショギ氏がコラムニストとして所属していました。
 一連の流れをまとめると、2018年5月にベゾス氏に対する悪意のあるファイルを送信。その年の10月にカショギ氏の殺害。そして、2019年1月にベゾス氏のプライベートメッセージがスクープされたのです。本当にベゾス氏に対する悪意のあるファイルの送信はあったのか。そして、ハッキングがあったとすれば、それはカショギ氏の殺害にも関係してくるのか。今回の報道は様々な臆測を呼びそうです。