今から四半世紀近く前の1997年元旦から、本紙朝刊で連載企画「2020年からの警鐘」が始まった。
1回目の見出しは「日本が消える」だった。1年にわたる連載で、急速に進む少子高齢化、皆が同じように働き豊かになる「同族国家」の揺らぎなどの問題を指摘し、大きな反響を呼んだ。
少子化で無縁仏が増えるお墓の写真を掲載した記事には、当時の与党幹部などから「正月から暗すぎる」などと反発の声もあがった。
企画取…
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