淡々と腕を振りながら頭の中では計画表ができ上がっていた。中日屋内練習場にミット音は響く。ドラフト2位の橋本が19日に続く2度目のブルペン入り。立ち投げから最後は捕手を中腰にして計40球を投げると今後の見通しを口にした。
「スタッフさんに相談して次クールの初日(23日)に捕手の方に座ってもらうところまでいこうかと思っています」。キャンプインまで10日。少しずつ実戦モードへと着手する考えだ。
イメージできるのも調整が順調だからこそ。自身だけでなくスタッフも仕上がりにうなずく。球を受けた前田ブルペン捕手は「手元で伸びるいい球がきてました。それからスライダーもキレがありました」と印象を口にした。
この日は球団が春季キャンプの練習試合の日程を発表。北谷スタートの橋本が最短デビューするとすれば2月8日の阪神戦(北谷)となる。「もちろんその日(8日)に投げられる状態にはしていきたい」と本人も意欲を隠さない。計画を実行に移していく。 (長森謙介)