赤い屋根の家は平成13年6月1日に大井の地に誕生しました。
2001年4月18日付中国新聞に載せていただきました。
「2主婦が情熱福祉施設実現」
今では考えられませんが新聞に載るほど珍しい事でした。
私は老健に預けていたおばあちゃんを、どうしても自分の手で看たかったという気持ちがこのグループホーム設立の大きな原動力となりました。
ですから私達の強みは利用者さんとそのご家族さんおひとりおひとりの気持ちが誰よりもわかるということです。
そしてその思いをしっかり聞いて、どうすればいいのかを皆で考えて15年きました。
このことはどこの事業所にも負けません!
今一番難しいとされている看取りの事も設立すぐの時、スタッフが「代表、○○さんのご家族さんは何と言われていますか?もし出来るなら私達看たいです。」と言ってくれ、そのことをご家族に話すと、喜ばれて皆で初めて心ある看取りをしました。
そしてこのことが後に赤い屋根の家和の誕生へと繋がります。
本当に喜ばれたご家族から、父の残したこの家を何か皆さんのお役に立てて下さいと言っていただいて、和がスタートしました。
そんな思いをもった赤い屋根の家ですが、15年前は許可をいただいていたことが現行の消防法・建築基準法に適していないと指摘をいただきました。
スプリンクラーをつけるかつけないかと迷っていた私に(市の方にもご迷惑をお掛けしました)利用者さんが、「人生過ぎてしまえばあっという間じゃなー。色々あったけど最後にあんたらに会えて本当によかったなぁ」と言って下さっていたことを思い出し、その言葉に背中を押されました。
私達を信頼して下さっている利用者・ご家族さんを守る為にも、新しく現行の基準に沿った建物の建設を決めました。
今度吉浜に3階建ての赤い屋根の家を建築し、1階をデイサービスセンターと地域コミュニティを作って地域の方に貢献をしていきたいと思っています。
2階、3階は眺めの良いところで自然を感じながら、のんびりと過ごしていただきたいと考えています。
私達は「困った時はお互い様」の気持ちを大切に。
心の触れ合いをしっかりもって地域で暮らせる場を作りたいと思っています。 |