福井県池田町立池田中学校の校舎=2017年11月

 福井県池田町立池田中学校で2017年3月、当時2年生の男子生徒が自殺した問題で、厳しい叱責などにより生徒を自殺させたとして業務上過失致死容疑で告発された当時の担任を不起訴とした福井地検の処分について、福井検察審査会が「不起訴不当」と議決したことが1月20日、分かった。

 当時の副担任と責任者の校長については「不起訴相当」とした。

 男子生徒は17年3月14日、校舎から飛び降りて死亡した。池田町教育委員会が設置した調査委員会の報告書では、担任、副担任の厳しい叱責にさらされ続けた生徒は孤立感、絶望感を深め、自死するに至ったと結論付けられた。県内の市民団体が告発状を提出、地検が19年2月に3人を不起訴としていた。

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