池田中の生徒自殺で「不起訴不当」の議決
3年前に池田中学校の男子生徒が自殺した問題で、福井検察審査会は担任を不起訴とした福井地検の処分が不当であると議決していたことが分かりました。
この問題は2017年の3月、池田中学校の当時2年生の男子生徒が校舎から飛び降りて自殺したもので、町の調査委員会は、担任や副担任が大声で怒鳴るなど、厳しい指導や叱責が原因とする報告書をまとめています。
担任と校長それに副担任は、市民団体から業務上過失致死の疑いで告発され、去年2月に不起訴となっていましたが、このうち担任について福井検察審査会は「死亡という結果を予見し得たかについて他の教員や生徒の家族から更に事情を聴取した上で、結論を導き出す必要がある」として、今月15日付けで不起訴処分は不当と議決しました。一方、校長と副担任については、不起訴は相当としています。