高木守道さんがアマチュア時代を過ごした県岐阜商のOBにも悲しみが広がった。現在チームを率いる鍛治舎巧監督(68)は17日の夕方に訃報を聞き「元気にしていらっしゃるとばかり思っていたので、信じられない思いでした」と悲痛な面持ちで語った。
「あれだけの偉業を成し遂げた大先輩でありながら全く構えることなく親しく接していただきました」。自身が野球を始めたきっかけの一つが高木さんの代名詞・バックトスだったという。
2018年春から母校の監督に就任。昨秋の東海大会で準優勝を果たし5年ぶりのセンバツ出場をほぼ確実にしている。「ご存命のときによい知らせを届けたかった。ですが今後もいい報告ができるよう全身全霊を懸けて戦っていきます」と誓った。