【最新パーツ情報】カーメイキングレヴューが開発したNDロードスター用スーパーチャージャーキットの実力とは!?

 

キット使用のスーパーチャージャーはHKS製。加工いらずのボルトオン設計!

 

 

製品仕様
ボルトオンスーパーチャージャーキットfor ND

 

対応:ロードスター(ND5RC/NDERC)

価格:ND5RC 69万8000円/NDERC 79万8000円

備考:キット取付工賃 15万円/ECUセッティング代 12万5000円

 

 

スーパーチャージャー本体はHKSが展開している遠心式のGTS7040L。2.0Lクラスに最適なサイズのため、腰下の強度を懸念してリストリクターで47φまでコンプレッサー入口を絞ってパワーを制限している。

HKSスーパーチャージャーの内部構造図。プーリーの回転にともない、インプットシャフトに直結するアニュラスリングが回転(青の部分)。大小サイズの異なる3つのローラー(紫)をまわして、増幅された回転力がインペラーシャフト(ピンク)で伝達。なお、黄色の部分がトラクションオイルをローラーやリングに吹き付けるための流路で、緑がトラクションオイルを循環させるベーンポンプ部だ。

 

 

制御は1.5Lも2.0LもECUTEKが担う。セッティングの精度を高めるために圧力センサーは高性能タイプへ変更している。ECU導入コストはセッティング費&圧力センサー込みで12万5000円だ。

 

製作でもっとも苦労したのは動力源となるクランク軸からのベルトまわし。純正の位置ではどうやってもコンプレッサーにベルトを直線的にかけることができなかったため、純正クランクプーリーの手前にコンプレッサーベルト用のオリジナルプーリーを重ねて配置している。

 

NAはもちろんスーパーチャージャー仕様にも対応するオイルクーラーキットも開発(9万8000円)。19段のチューブコアとテフロンケブラー製の高性能ホースを使った自信作だ。

 

スーパーチャージャー化にともなって必要になるプラスαの要素は、バッテリーの小型化(19サイズ)とプラグの熱価をあげることくらい。燃料系はポンプもインジェクターもノーマルのままで対応できるようにセットアップされている。

 

 

POWER GRAPH

:1.5L+GTS7040L:最高出力 203ps/5600rpm:最大トルク 27.3kgm/5000rpm

:2.0L+GTS7040L:最高出力233ps/5400rpm:最大トルク 33.7kgm/4900rpm

 

スーパーチャージャーは駆動力をクランク回転に依存する。つまり、回転数の高まりとともにブースト圧も上がっていき、トップエンドで最大ブースト値(=ピークパワー)に達するパワーカーブを描く。そのため乗り味もターボのような唐突感やラグはなく、NAの延長線上で排気量アップに近いフィーリングとなるのだ。

 

 



 
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