なんとなく感じていたことがあって、それは、なんか90年代以降に生まれた若い世代でVALUに「?」な顔してる人、多くない?ってこと。というわけで周りの90年以降生まれの友人にヒアリングしてみた。
そしたらなんとなく感じていた空気通り、
「仮想通貨のことをよく知らないので静観してる」
「未知の範囲なので追いきれていない」
みたいな言葉はもちろん、
「ツイッターのタイムラインがお金の話ばかりになっちゃって退屈」
「人間の価値をお金に換算するなんて…」
みたいなコメントもいただいた。
「若者の◯◯離れ」は、若者がお金をもっていないからだろう、というのはよく言われるけど、VALUへの食いつき方もまさにそれなんだろうなと。
・お金がないからお金に関するリテラシーが極端に低く、経済のこともよくわかっていない
・そもそも、お金はある一定のコマの取り合いではなく「つくるもの」だとわかっていない
とか。
でもこのふたつは前提として、いつの時代も一緒というのもある。若者はいつだって「カネのことなんか知らねえ」と思ってきた。だって妻や子どもを養う必要がないし、数十年後の未来のことなんかリアルに考えられるわけないから。という前提がありつつも、給与が低いからさらに「お金への関心離れ」とか「お金のリテラシー低下」みたいなことも起きている……。
で、ここで言いたいのは、もうひとつ感じたこと!
お金が実際にあるないとか、貯金額云々の話というのももちろんあるんだろうけど、そうじゃなくて「webサービスを始めるのに最初からお金を払わなきゃいけない」というのがすごく高いハードルなんじゃないかなと思った。
なんというか、「ポケモンGOみたいにあとから課金なら多少課金してもいいけど、スーパーマリオランは最初から課金しなきゃいけないから跳ねなかった」に近い話じゃないかなと。
VALUって試し使い、がほとんどできないじゃないですか。ビットコインを買わないと話が進まない。ここの「サービスを最初に触れる範囲の違い」が若い人のVALUへの態度に現れてるんじゃないかなって。別に「だから最近の若者はーガー!」って言いたいわけじゃない。
サービスを設計する上で、そういう世代ごとの許容範囲って違うよねと気づいたというお話でした。