広島の元エースで通算213勝の北別府学氏(62=野球解説者)が20日、2年前に成人T細胞白血病と診断され、明日21日から広島県内の病院に入院すると、所属事務所を通じて公表した。
月に1度の定期検診で経過観察をしてきたが、昨年11月から数値が上昇してきたため、医師と相談の上で入院を決めた。今後の治療は、化学療法を行った後、骨髄移植を行う予定。
北別府氏は都城農から75年ドラフト1位で広島に入団。80年代の広島を代表するエースとして通算515試合に登板し、213勝141敗、5セーブを挙げている。抜群の制球力で知られ、歴代23位の通算3113回を投げていながら、与四球はわずか656。9回平均で平均1・90個と精密な投球ぶりだった。
◆北別府学(きたべっぷ・まなぶ)1957年(昭32)7月12日、鹿児島県生まれ。宮崎の都城農から75年ドラフト1位で広島入り。絶妙な制球力を武器に入団2年目から1軍に定着し、78~88年に11年連続2ケタ勝利をマーク。82、86年に最優秀投手、最多勝、ベストナイン、沢村賞。86年は最優秀防御率、ゴールデングラブ賞も獲得、最優秀選手に選ばれた。92年に広島初の通算200勝達成。94年引退。通算515試合、213勝141敗5セーブ、防御率3・67。引退後は01~04年に広島投手コーチを務めた。12年に野球殿堂入り。