【独自】神社の屋根 盗難相次ぐ 台風被災地...狙いは銅板
今なお、台風の被害が残る千葉・佐倉市。
その被災地で狙われたのは、神社だった。
麻賀多神社・宮本勇人宮司「前の門と周りの銅板がすべてはがされてしまっている。強引に引きはがされたような感じ」
無残にめくれ上がっているのは、屋根に使われている銅の板。
1月5日、佐倉市飯田地区にある麻賀多神社で、参拝客が屋根の銅板がはがされているのを見つけた。
麻賀多神社・宮本勇人宮司「1番最初に見た時は絶句。言葉が出なかった。そのあとに目頭が熱くなって、本当に神様に申し訳ない」
盗まれた銅板。
罰当たりな窃盗犯に、付近の住民は怒りをあらわにした。
近隣住民「こんなの普通持っていかないでしょうよ。誰が考えたって。普通は(神社から)盗めないよね」
年明け以降、付近では同様の被害が相次いでおり、1月5日に発覚した被害に続き、13日には、飯田地区から車で9分ほどの神社で、さらにその翌日には、別の神社でも被害があった。
盗まれた銅板は、あわせておよそ700枚。
修理には数百万円かかるという。
なぜ、屋根の銅版ばかりが狙われたのか。
麻賀多神社・宮本勇人宮司「転売目的で行っているようでありますので、本当に許せない」
いずれの神社も、銅板は力ずくで強引に引きはがされているように見える。
この大胆な犯行は、周到に企てられた可能性が...。
周辺は畑で、民家も少なく、神社自体は木で囲まれていて見えづらくなっている。
さらに、いずれの神社も、定期的な清掃の時以外は無人。
窃盗犯は、そうした状況を下調べしたうえで犯行に及んだのだろうか。
近隣住民「それはもう罰当たりなことですよね」
千葉県の神社庁によると、県内では2019年12月から2020年1月にかけて同様の被害が7件。
さらに、茨城県でも2019年5月から11月にかけ、8件の被害が確認されているという。
警察は、銅を狙った同一グループによる犯行の可能性もあるとみて調べている。