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【大相撲】

炎鵬「待ちわびたというか、こんな日が来るとは思ってなかった」 夢のような遠藤戦で抜群の集中力

2020年1月19日 20時52分

遠藤(右)を攻める炎鵬

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◇大相撲初場所8日目(19日・両国国技館)

 憧れの人が目の前にいた。「待ちわびたというか、こんな日が来るとは思ってなかった」。炎鵬が小3のとき中1の遠藤が金沢へ相撲留学。そのとき初めて遠藤の存在を知り、炎鵬も後を追うように西南部中、金沢学院東高へ進学した。「雲の上のような存在」とずっと炎鵬のヒーローだ。

 角界を代表する人気力士に「エンドー!」「エンホー!」と観客は国技館が揺れんばかりの大声援が浴びせる。そんな極限状態の中で、炎鵬はここ一番の集中力を見せつけた。

 「(声援は)聞こえなかった。集中し切れてたんだと思います」。まわしを取りにくる遠藤の動きを、肩透かしや腕を手繰って封じた。「次の動きというか、攻めがポンポンと出た。動きが見えてました」。番付上位の戦いは、小さな体に大きな負担を強いた。2日目に痛めた首は、アイシングしながら顔をしかめる日々が続くが、遠藤が不思議な力を与えてくれたのだろうか。

 「とにかく何も考えず無心で。無我夢中というか…、あんまり覚えてないです。信じられなかった。夢みたいです」

 遠藤には巡業で一度だけ胸を借りたことがあった。「(感触を)感じる間もなく…。稽古でも緊張して。うまくて柔らかい」。高3のときも大学4年の遠藤と一緒に国際大会に参加した。「遠藤関の突っ張り台(体をてっぽう柱に見立てる)というか、そのときの威力は今まで感じたことがない感覚でした。ねじ込まれるというか、普通の人と違う感覚」。対戦を終えてそのときと印象は変わったか? 「いや、すごかったです」。まだ夢の続きをみているようだった。

 

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