他で言えないことを書き残しておきたかったので。
去年8月、はてなブックマークに「出会い支援サービス カオスマップ2019」という記事があがっていた。自分が知っているアプリは僅かで、世の中にはこんなに沢山のサービスがあるのかと思った。
その中に「パパ活」「ママ活」というジャンルがあった。自分は全然知らない言葉だったので、その言葉や表示されたロゴのサービスを検索したところ、何やら怪しいサービスだと感じた。しかしタップルやウィズでうまくいかず、かといって風俗に行く気にもならなかったので、興味本位で手を出してみることにした。
どのアプリも月額料金がかかり、結構いい値段がかかる。事前に様々なブログで男側・女側の両視点でアドバイス記事を読み込み、Twitterで「(アプリ名)地雷」などのタグを検索するなどして、とにかくたくさん予習をした。同時に、パパ活とはいえマッチングサービスのひとつなので、あらためて出会い系の攻略記事や婚活系の電子書籍なども読みあさり、当時はてブで大人気だった「結婚物語ブログ」も読み込んで、マッチングした後の行動についても最適化できるように研究した。
スタート前に準備したのは、入会直後にはボーナスタイムがあるらしいと知ったため。新規会員としてマッチングが優遇される期間のうちにどんどん動けるよう、定型メッセージの準備、誘い方のシミュレーション、使えそうな店の選定、パターン別のデートコース設定などは入会前に用意しておいた。
パパ活と一口に言っても、内容は様々である。単なる食事相手、プラトニックなデート、ワンナイトの相手、定期的なパートナーなど。それから相手も千差万別で、モデル級・芸能人クラスやトップクラスのキャバ嬢などもいる。
自分の目標設定は「コスパを重視しながら疑似恋愛の相手を作ること」とした。
一般的なマッチングアプリと違い、パパ活では顔合わせするにも何するにもとにかく金がかかる。年収5000万だとか1億だとかの世界の住民とは異なり、多少の余裕はあるにしても、自分の懐は湯水のごとく金を使えるわけではない。何より無駄金、死に金が嫌いなので、コスパは重要だった。
また自分自身が女性に何を求めているかも、スタート前に明確にした。
入会すると、あらかじめ予習していた通りのスタートダッシュ効果があるのか、どんどんマッチングした。ある程度話ながら選定した結果、同時に多数の相手と同時進行でやり取りすることになったので、何を話したか管理するためにエクセルに次の項目をまとめた。
などを徹底した。
実際のやり取りの中では、最初か2回目のメッセージで初回デートの条件として、30分5千円くらいのイメージで「お茶や軽いランチ0.5、食事1、飲み2」と提示し、それでオーケーの場合だけやり取りを重ねた。
スタートから2週間で無数の相手とやり取りし、条件オーケーでやり取りした相手は、手元に残ったエクセルのメモによれば35人。そこから、こちらの振った他愛も無い話に付き合ってくれるかどうか等、印象が良かった相手を7人選んでアポを取った。実際には10人アポを取ったが、ドタキャン1人、直前やり取りで業者臭を感じたので断ったのが2人いた。
7人目との初回デートが終わった時点でアポ終了し、2回目のデートをし、その後も会う人ができたのでアプリは辞めた。1ヶ月で退会できたので良かった。
それぞれ簡単に書いていく。
お茶、お手当0.5。メッセージで盛り上がった話題を振っても反応が鈍く、気に入らなかったのかと思ったら露骨にホテルを誘ってくるので、業者かその類いだった。パパ活にも業者がいるんだと関心した。
和牛割烹、お手当1。美人だしさすがに話し上手。パパ活の世界では27歳はババアですよと謙遜していたが、普通のマッチングアプリで会う人に比べれば極上の女性だと思った。すごい世界である。
初回は30分5千円でオーケーしたけど、次回からは倍にして欲しいとハッキリ言われた。謙遜どこいった。条件合わないので残念ですと断った後、それはそれとして楽しく食事しながらお互いのパパ活情報を交換し、最終的に店の名刺を貰ってLINE交換して別れた。ちなみに後日接待で1回行ったら15万行ったので2度と行かないことにした。
和食ランチ。お手当0.5。映画の話で盛り上がったが、途中で実はバツイチ子持ちであることが判明。それは別に構わないのだが、日中の限られた時間しか会えないというのがネック。向こうの希望は短時間で会ってサクッとやることやってお金もらうこと。希望とは違うので、とお断りした。
飲み。お手当2を提示したら1で良いとのこと。既婚者で、お金はそれほど主目的じゃなく、楽しくデートできる相手を探してるとのこと。普通のマッチングアプリでは既婚者はNGなのでパパ活アプリで探していると言っていた。
既婚者な点は引っかかったが、楽しかったのでまた飲もうと約束してバイバイ。だが翌日から連絡が取れなくなった。振られたのだろう。
お茶。お手当0.5。スレンダーで綺麗な顔立ちで、話していて印象も悪くないのだけど、内心では拒絶感を持ってる雰囲気がどことなく透けて見える。時間をかけて打ち解ければ態度が変わってくるのかとも思ったが、それとなくお断りしてしまった。
鉄板焼き。お手当1。就職活動中の4年生。黒髪だったこともあって物静かな子に見えたが、話を聞いてみるとなかなかだった。過去に1人定期的なパパがいたが、向こうが本気になって、お金抜きで付き合ってくれと頼まれて別れたそう。はじめは緊張していたが、だんだん打ち解けることができた。条件面でも折り合ったので、2度目のデートを約束した。
2度目のデートは夕方から水族館と食事。3度目は朝から日帰りでお出かけし、大人の関係になる。その後、月に3〜4回会うようになり、今でも続いている。春に大学を卒業した後にどうなるかは未知数で、向こうは続けたいと言ってくれていて、こちらもそうなれば良いなと思っているが、実際は難しいんじゃないかと半分諦めている。
ランチ。お手当0.5。写真は角度が微妙で期待してなかったが、ものすごい美女でスタイルも抜群。訛りが強いのも魅力的。あるスポーツをやっていて、その影響で引っ越したばかりでお金に困っていると言っていた。なかなか時間が取りにくそうなのがネックだったが、話していて楽しく、条件も良かったのでまた会う約束をした。
2度目は夕食。3度目に泊まり。その後も定期的に会うようになったが、時間が合わなくて月に1回会えるかどうか。なかなか連絡のレスポンスが良くないので、他にも定期的に会う相手がいるのだろうと思っている。
かかったお金など。
パパ活が良いことだと思っているわけではない。アプリに登録する際や相手と直接会う際には大きなリスクを感じていたし、今でも社会的なリスクを感じている。家族、部下、友人、取引先には絶対知られたくない。
それでも気の合う相手ができ、その相手が一時的にしろ、お手当というブースト効果があるにしろ、自分と打ち解けてくれて疑似恋愛気分を味わえて、少しずつ互いを理解して仲が深まってくるのは、あらがえない魅力である。もう風俗などは絶対行きたくないし、どんどんドツボにハマってしまっている感覚がある。
パパ活によって女性側が金銭感覚をマヒさせられるように、自分も普通の恋愛には戻れないようマヒしてしまっていると感じる。
すげー。ステマはてなっぽく段落ができてる。
マッチングアプリのステマはやめてください はてなに広告料を払ってください