< サッカーの授業 >

 

(注:  今回のブログの内容と、上記の写真は、一切、関係がありません)。

            ブログ内容をなごませる為、女性の写真を紹介してます)

 

  【 サッカー評論家、結城康平を批判する。 

   日本人の為に、「ポジショナルプレー」 を解説 】

                     

  【 グアルディオラ監督のポゼッション・サッカーを解説 】

 

 

私は、このブログを書きたくない。

私は、元々、不特定多数の誰だか分からない人間に対して、

「自分の知識が流出して行く」 というのが好きではないのである。

不特定多数の人間が、私から知識を得て頭が良くなったり、知識が増えるのが腹が立つのである。

私の好きな人間が頭が良くなるなら、「俺を超えて行け」 と教える気が湧くが、

どこの誰だか分からん奴に知識を提供する形になるのが嫌なのだ。

故に、私はこのサイトで「フル・パワー」 で知識を披露していない。

毎回、調節して制限して書いている。

そんな私が、このブログを運営している理由は、「サッカー・ファン」 として、あまりにも日本人のやる事が酷いので、それを正す為に書いているだけである。

その日本人のやっている酷い事を、多くの日本人に知らせる為に書いているのだ。

例えば、日本サッカー協会が、釜本邦茂、原博美などの日本サッカー協会幹部の

日本代表得点記録を良くする為に、FIFA基準を否定して、「JFA基準」 というのを勝手に作り、

彼らの得点数を大幅に増やして、三浦知良らの得点より多くしている事とかだ。

また日本人ウィキペディア執筆者達が、ウィキペディアの外国版で、釜本邦茂の得点数を

全て80得点と増量して書き変えて、現在、それがきっかけで世界で「釜本は80得点」 という

デマが流れている事とかだ。

それで釜本と同時代にプレイした「サッカーの王様、ペレ」 よりも、

釜本の得点を多くしたのだ。 釜本を80得点にして、ペレの77得点より多くした。

現在、日本人ウィキペディア執筆者Athleta(別名 Ath02のアカウントでも活動中)の妨害により、これが訂正されず、日本人に対してもデマが流れ続けている。

Athletaは、釜本のウィキペディア日本語版サイトで、

「FIFAが、2014年の時点で、『80得点』 と認めている」 という大嘘を書いている。

それで現在、多くの日本人がだまされている。

詳しい説明は、以下のサイトを見て頂きたい。

https://ameblo.jp/rulli-coco/entry-12564346353.html

 

また日本人は、日本人でありながら、自国から奥寺康彦氏という世界の一流選手が出たにも

関わらず、彼の歴史について多くの人間が知らな過ぎなので、私はそれも酷いと思い、

このサイトで奥寺氏の歴史を紹介している。

 

 

それで、私は、これら酷い事に加え、日本のマスコミが、

『新戦術』 が出た」 と言って、日本人読者をだまして雑誌・本を売る事を批判している。

これは詐欺だと思うからだ。

私は、日本マスコミの伝統、この骨の髄まで染み込んでいるような酷い商売の仕方に怒っている。

具体的に言うと、雑誌「フットボリスタ」、「ワールド・サッカー・ダイジェスト」 などがそうだ。

それで先月、私は既にこのブログの読者に、

ジョゼップ・グアルディオラ監督のやっている事は、

スペイン・サッカー・メディア界の大御所・評論家からは、

クライフのやった事をやっているだけだ」 と批評されているのを紹介した。

それが以下のリンク先のブログである。

https://ameblo.jp/rulli-coco/entry-12551724971.html

 

皆さんには上のブログを是非、読んで頂きたい。

 

更に私は、ここ最近、主に雑誌「フットボリスタ」 の記者達が最新だと使用する戦術がウソであり、彼らが使用している用語も、世界でほとんど使用されていない事を暴いた。

ゲーゲンプレス」、「ショート・カウンター」、「ハーフスペース」 などの言葉が、

世界のサッカー・ファンはろくに使っていないという事を調べて、読者に説明した。

それが以下のリンク先のブログである。

https://ameblo.jp/rulli-coco/entry-12564675676.html

 

皆さんには上のブログも是非、読んで頂きたい。

 

【 今回の本編開始 】

 

私は、日本のマスコミが「新戦術」 と嘘をついている言葉、

「ゲーゲンプレス」、「ショートカウンター」、「ハーフスペース」 という単語の

世界における「言葉の普及度度合い」 について既に調べた。 

それらを以前、皆さんにこのブログで紹介した。

それで次に、ここ数年、日本でよく聞くようになった「ポジショナルプレー」 という言葉に

ついて調べてみる事にした。

私は、この言葉の場合は、世界における普及度合いではなく、

まず、この言葉そのものについて調べることにした。

なぜなら、私はこの言葉について詳しく知らなかったからである。

まず、「この言葉は、一体、どういう意味なのか?」

という所から、勉強することにした。

それで、私は調べている上で、この言葉は、

現在、日本で、「1人の日本人の男」 が発端となって広めたモノだという事を知った。

それでこの男が、「欧州の最新の戦術、最新の思想」 と言って、

日本人に宣伝した結果、現在、日本で広まっている事を知った。

それはサッカー評論家の結城康平という29才の男である。

この男は、29才しか生きていなくて、これが「最新の戦術」 かどうか分かるらしい。

そこが、私には本当に不思議である。 

「最新」 と言うからには、過去の戦術を全て知っており、その知識量があるから、

比較が可能で、「新しい」 と断言ができる訳だ。 その知識量が前提にないと無理だ。 

それで、スペイン・マスコミ界の大御所・評論家、ホルヘ・バルダーノ (64才)は、

50年以上、サッカーを見て来て、彼はワールドカップにも優勝した経験のある名選手だが、

グアルディオラは、クライフのマネごとをしている」 と批評している。

しかし、この結城康平という日本人の男は、

「グアルディオラの戦術は、最新の戦術で、最新の思想だ」 と日本人に宣伝を続けているのだ。

私は、まずそこに驚いている。 

 

それで、恐ろしい事に、この「ポジショナルプレー」 というのが、

日本人サッカー・ファンの間で割と普及しているそうだが、

日本人が「概念をよく分かっていない」 ようなのだ。

これについて書いている人間が、

「私の解釈では、ポジショナル・プレーというのはこう思う」

とか、そんなあやふな述べ方のモノが多いのだ。

それで、雑誌「Number」 というクソ雑誌があるが、そこでポジショナルプレーについて書いているサッカー記者の田邊雅之という男が、

自分なりに定義すれば、~~~だ

とか、書いているのである。

私は、これを読んで、本当に日本人というのはバカなんじゃないかと思った。

コンピューターを使って調べれば、英語圏でこの「Positional Play」 というのを定義して、

説明している人間が居るだろう。

なぜ彼らは、それをしないで、「自分はこう解釈する」 と自分で決めてしまうのだろうか?

しかも、サッカー記者がそんなスタンスで活動している事に本当に驚いた。

そういう訳で、私は、この「Positional Play (ポジショナル・プレー)」 というモノを英語で検索して、どういう内容か調べて見た。

それで、私は既に、昨年、2019年11月17日のブログで、

結城康平と雑誌「フットボリスタ」 を批判していた。 そのブログで、初めて批判した。

その中で、私は、以下のような文章を書いた。

「こいつらが主張する『ポジショナルプレー』 というのは、

1990年代に、アヤックスの監督だったルイス・ファン・ハールが言っていたのと
同じ内容なのである。
(ファン・ハールは、当時、「ポジショナルプレー」 という単語は用いていなかったが、
戦術の内容は全く同じである)
こいつら、アヤックスの戦術を知らないんだろうか?」
と書いた。
それで本日、「ポジショナルプレー」 というのを検索して調べている最中に、
あるサイトで、現役時代、バルセロナに居た当時のMF、ジョゼップ・グアルディオラが、
ルイス・ファン・ハール (1990年代前半、アヤックス監督を務めた)から物凄い影響を受けていた事が説明されていた。
以下が、グアルディオラの言葉である。
My jaw dropped when I saw Van Gaal’s Ajax play. They did everything a football team
should do perfectly in my eyes.” – Pep Guardiola

 

これを日本語訳すると、

「私は、ファン・ハールが率いるアヤックス (オランダ)を見た時、
顎が落ち、口をあんぐり開けていた。
彼らは、サッカー・チームがすべき事を完璧に全てやっていた」 (グアルディオラ)
とでも訳せるだろうか。
それぐらい現役時代のグアルディオラは、アヤックスのサッカーに感動したのだ。
それで、この後、ファン・ハール監督はアヤックスを退団し、
1997年からバルセロナの監督に就任した。
ファン・ハールは、MF、グアルディオラの上司になったのである。
それでファン・ハール監督は、グアルディオラを直接、指導したのである。
そして、2年連続で「スペイン・リーグ優勝」 を果たした。
私は、1990年代、その「バルセロナのサッカー」 を見ていた。
それで私は、昨年、2019年11月17日のブログで、上記のような文章を書いたのだ。
「現在、グアルディオラが言っている内容は、1990年代にファン・ハールが言っていたのと
同じようなモノだ」 と書いた訳である。
私にとって、グアルディオラのアイディアなど、ファン・ハールと似たようなモノで、
全然、新しさを感じない。
それは、前述のバルダーノにとっても同じという事だろう。
(注: ファン・ハールは、自国の先輩であり名将であるヨハン・クライフのサッカーから影響を
受けていたのは明らかである。 この2人は、仲が悪かったことで有名であるが、
サッカー評論家からは、皮肉にも両者のスタイルは似ていると言われている)。
1995年、ファン・ハールはアヤックスで「世界王者」 になった。
それで当時、アヤックスのサッカーは、世界で一番、注目されていたのだ。
私は、当時、日本の雑誌で「アヤックスの戦術特集」 というのを読んでいたし、
ファン・ハールがその後、1997年からバルセロナの監督に就任してからは、
更にテレビを通して、ファン・ハールのサッカー哲学を聞かされていた。
だから私は、グアルディオラはファン・ハールの弟子のような者であったと知っている。
弟子が現在、監督になって師匠のマネをしている訳だ。
それで本日、「ポジショナルプレー」 について調べていたら、
ファン・ハールの「サッカー哲学」 に関する言葉を見つけた。
それが以下である。
The system should be based on positional play, lines and triangulations that will allow
the correct cover of the field in the different moments of the game.” – Van Gaal

 

これを日本語訳すると、

サッカーのシステムは、『ポジショナルプレー』、『ライン』、『三角形を作ること』 をベースと

するべきだ。 

これらは試合の様々な瞬間でも、適切にピッチをカバーできるだろう」  (ファン・ハール)

とでも訳せるだろうか。

つまり、ポジショナルプレーなんて、ファン・ハールが昔から言っていたという事である。

また結城康平は、他に「5レーン理論」 などと言って、これを新しいモノだと説明している。

しかし、

「三角形を作る為に、ウィング、サイドハーフ、サイドバックが縦一列に並ばないように

ポジションを取る」

なんて事は、1990年代前半、つまり25年前にファン・ハールがやっていて、

日本の雑誌で、「アヤックスの戦術」 として紹介済みの事である。

しかし、結城康平という29才の男は、グアルディオラのやる事を「最新の戦術、最新の思想」

と言って、日本人に宣伝し続けるのだ。
「こいつは、一体、何なんだ?」 と俺は思う。
「ウソを日本に広めるなよ」 と思う。
 

それで、「ポジショナルプレー」 という言葉の概念についてであるが、

これは定義すると、

「『ポゼッション・サッカー』 を成立させる為に

必要なスペースに動いて、

ボールを持っている選手が常に選択肢が多い状態にする。

それで敵チームより、常に「優位」 な状態を作り、試合を進める。

それでワン・タッチなどで素早くパスを回す」

という事である。

簡単に言うと、

「敵チームより、少しでも優位な状況を作る」 という事である。

 

別に、これは新しくも何ともない。 ただこれは、当たり前の事を言っているだけである。

しかし、結城康平、フットボリスタという会社らは、「新しいモノが出ました」 と言って、

日本人をだまして本を売りたいので、従来からある普通の事を、

さも新しいモノとしてだましているだけである。

 

そして、この「ポジショナルプレー」 というのは、元々、ボード・ゲームの「チェス」 で使用される言葉だったのだ。

それで私は、「チェス」 はルールすら分からないという人間であるが、

「チェス」 界において、この「ポジショナルプレー」 という用語が、

どういう概念・ニュアンスで使われている言葉かを調べてみた。

元々、チェス界の言葉が、サッカー界に流れて来たのだから、

その大元の概念を知れば、より一層、この言葉の意味が分かると思ったからである。

それで、チェス界で、「ポジショナルプレー」 という言葉は、以下のように説明されている。

「チェスで『ポジショナルプレー』 というのは、毎回、自分の駒を動かす度に、

自分の立場が少しずつでも改善されて行くのを目的にする事。 

そして、敵の立場が良くなる機会を与えない事」

 

「チェスで『ポジショナルプレー』 とは、自分が少しでも有利になる為に活動すること。

自分の立場を徐々に改善して行く状態を作る。

敵の領土に侵入したら、スペースの優位性を獲得すると同時に、

何か決定的な結果を得られる作戦が実行できるタイミングが来るまで、

敵にスペースと機会を与えない事」、

と説明されている。

 

これが、「ポジショナルプレー」 の大元の意味である。

つまり、「敵より毎回、先手先手で思考して、自分が少しでも優位になるように努める。

そして相手よりうまくスペースを使う事で、自分達のぺースで試合を進めて、

相手にスペースを使わせないように努める」

という意味だろう。

私はチェスが分からないが、チェス愛好者ならば、この「ポジショナルプレー」 という概念が、

容易に理解でき、サッカーで使われている際のニュアンスも容易に把握できるのかも知れない。

 

私は、今回、サッカーの「ポジショナルプレー」 というモノについて調べていたら、

英語のサイトで、

「『ポジショナルプレー』 というのを、もし一語で定義するならば、

『Proactive (プロアクティブ)』 という言葉だ

と説明していた。

辞書で、「Proactive」 という単語の意味は、

「率先してやる」、

「それに対応することを待っていっているより、むしろ何かを引き起こすことによって、

事態を掌握する様子」

と説明されている。

つまり、これは、上述のチェスの「ポジショナルプレー」 の概念説明と近い。

チェスの場合と同じように、自分から先手先手で考えて仕掛けて行き、少しでも優位の状況を作ろうとして行く訳だ。

サッカーで言うならば、『ポジショナルプレー』 とは、

「自分のチームが有利になるように、相手チームより先手先手で思考して仕掛ける。

良いポジションに移動し、スペースをうまく使い、ポゼッション・サッカーが成り立つように

プレイして行く事だ」

と言えるだろう。

 

【 ジョゼップ・グアルディオラ監督のポゼッション・サッカー 】

 

それで、今回、この「ポジショナルプレー」 という言葉に関して、

そのサッカーを実践していて、現在、一番、注目されているという

ジョゼップ・グアルディオラ監督のポゼッション・サッカーについて解説をします。

彼は、ファン・マヌエル・リージョ監督という人物からも影響を受けたそうだ。

(ちなみにリージョは、2018年、日本のヴィッセル神戸の監督を務めた。

神戸のオーナー企業である、「楽天」 の三木谷浩社長は、

「ヴィッセル神戸をバルセロナのようなスタイルのチームにする」 と公言しており、

その為、グアルディオラに影響を与えた人物、リージョ監督を招聘した。

しかし、リージョ監督は成績不振により、7カ月間、務めただけで解任された)。

それでグアルディオラは、監督業を始めた2000年代から、

このリージョ監督の戦術を真似してやっているそうだ。

それでリージョ監督が、自身の「ポジショナルプレー」 についての考えを表明している。

それが以下である。

 

The principle idea of Positional Play is that players pass the ball to each other in close

spaces to be able to pass to a wide open man.
– Juan Manuel Lillo

 

 

この上の英文を日本語訳すると、

ポジショナルプレーの主要概念は、広いオープン・スペースに居る味方にパスをする為に、

選手達が、狭いスペースでお互いにボールを回す事だ」 (フアン・マヌエル・リージョ)

とでも訳せるだろう。

 

つまり、グアルディオラのチームで、バルセロナ時代、FWのリオネル・メッシが、

ゼロ・トップ」 と言って、FWの位置に居るのを止めて、中盤に降りて来て、

チャビやイニエスタ、ブスケッツと狭いスペースを作り、パスを回したり、

また、「偽サイドバック」 と言って(日本のバカ・マスコミが好きでよく使うアホな単語)、

サイドバックの選手が中に入って来てミッドフィルダーのような位置に来て、

わざと狭いスペースを作って味方とパスを回すのも、全てこの基本哲学のせいである。

このようにして、

自分達が、敢えて狭いスペースにしてボールを回して、

敵チームの選手を多く引き付けた後、

オープン・スペースに居る味方にロング・パスを送り、速攻を仕掛ける

 という戦術である。

これが、グアルディオラのポゼッション・サッカーの戦術である。

 

グアルディオラ監督の戦術は、「ゾーンの使用」 という事に焦点を当てている。

この「ゾーン」 というのは、ピッチ上のどこでも「ゾーン」 に成り得る。

「ゾーン」 はどこにでも現れる。

この意味は、「ゾーンを使用する」 となると、

ポジションに関係なく周囲の選手が臨機応変にその場 (ゾーン)に集まって来て

(前述のようにフォワードのメッシが中盤に降りて来たり、

サイドバックの選手が中央に来たりという動き)

それで狭いスペースを作り、ボールを回し始めるという戦法を採るという事だ。

その行為を「ゾーンを使用する」 と説明されている。

それでこの戦術を成り立たせる2つのポイントは、選手が技術を持っている事と、

望まれる選手達がそのゾーンにすぐ駆け寄ってパス回しをするのに十分な人数を作れるかという事で、この2つが成功するかどうかの鍵である。

それで、相手選手を多く引き付けた所で、オープン・スペースに居る味方へ素早くパスを出し、

ゴール・チャンスを作るのだ。

しかし、昔から、「パスを回して、手薄になった逆サイドに大きくサイドチェンジ」 したり、

「パスを回していて、手薄になった方(スペース) へパスを出す」 なんて、どこでもやっている事だろう。

それこそ、少年サッカーから草サッカーまで、どの試合でも毎試合、見られる光景である。

グアルディオラは、意図的にそれを作戦としてやっているという事だろう。

また、敢えて特徴的な部分を指摘するならば、

この戦術は、「自分のポジションに囚 (とら)われず、パスを回す為にその場に選手が自由に集まって来る」 という点が、少し特徴的と言えるかも知れない。

 

以上の事が、攻撃面における、「グアルディオラ・サッカーの基本戦術」 である。

日本のマスコミというのは、本当にバカなので、こんな「簡単な話」 をわざわざ格好つけたり、

小難しい言葉を駆使して、回りくどく説明しているのだ。

今回、紹介した人物、結城康平の文章などをネットで探して読んでみれば分かるが、

こんな本当に単純な話を、敢えて「難しい事でも話しているか如く」、難解にするのである。

本当に結城はアホだと思う。

こういう奴の文章を読んで、「サッカーって難しそう。 面具臭そう。 つまらない」

と思われて、サッカー・ファンが減る事を、俺は危惧するが、

日本人の場合、結城タイプのアホが山ほど居る国なので、そう思わないようだ。

本当に困る。

 

それで、このグアルディオラ監督のポゼッション・サッカーであるが、

わざと狭いスペース・密集地帯を作ってワン・タッチでボールを回すのだから、

ボール回しが難しい。

だから、これは技術のあるチームでないと無理だろう。

バルセロナはビッグ・クラブで、ボール扱いのうまい選手がたくさん居たので、

成立していた戦術とも言える。

グアルディオラは、これを2010年代、

ドイツのビッグ・クラブ、バイエルン・ミュンヘン監督時代にもやっていた。

バイエルンも一流選手の集まりなので、この戦術ができた。

バイエルン時代も、バルセロナとほとんど同じサッカーをやっていた。

私は、現在のマンチェスター・シティーの試合はろくに見ていないので知らぬが、

恐らく、今も同じことをしているだろう。

 

グアルディオラ監督は、「ポジショナルプレー」 について、こう述べている。

The first thing I look for when watching a team play positional play, is does the ball

holder have at least three options (including dribbling). If they do not, its a team error

and not an individual error.

 

上の英文を日本語訳すると、

私がチーム・プレーにおける『ポジショナルプレー』 ができているかを見る場合、

最初に見る事は、

『ボールを持っている選手が少なくとも3つ以上の選択肢 (ドリブルも含む)を持っているか?』  という事だ。 もし持てていないならば、それはチーム・エラーであり、

個人の過 (あやま)ちではない」

とでも訳せるだろうか。

つまり、グアルディオラ監督は、ボールを持っていない周りの選手が、

ボールを持っている選手に対して、「三角形を作る」 などの有効な動きができているかどうか? というのを見るという訳だ。

それで、ボールを持っている選手が選択肢が少ない状態になっている場合は、

それは、周りの選手がポジショナルプレーを出来ていないという事だと言っているのである。

「ポゼッション・サッカーを成り立たせる動き、『ポジショナルプレー』 を出来ていない」

という事である。

私は、このブログの中で既に、「ポジショナルプレー」 というのは、

一言で定義するならば、「Proactive プロアクティブ : 率先してやる)」 であると定義できるという説明をご紹介したが、これなどまさにプロアクティブが必要な事例だろう。

ボールを持ってない周囲の選手達が、気を利かして、ボールを持っている選手の選択肢が

増える位置に移動して、チームが敵より優位になる状況を作ってないと、こういう状態になってしまう。

 

という訳で私は、最近、日本で、

1人の若い男 (結城康平、29才) と雑誌「フットボリスタ」 が、

「覚えなくてはいけない新語」、「新戦術」、「新思想」  として宣伝しているのが原因で、

よく聞かれるようになった「ポジショナルプレー」 という言葉の解説をした。

それで、以上で解説を終わりにする。

それで私は、「ゲーゲンプレス」 、「ショート・カウンター」 と同様に、

「この英語、『Positional Play (ポジショナルプレー)』 が、イギリスの国営放送、「BBC」 のサイトでサッカー・ニュース記事で使われているのか?」

という事で、検索した所、5件しかヒットしなかった。

故に、こんな言葉は、一般のサッカー・ファンの間では、さして大した言葉ではないようだ。

知らなくても、サッカーを楽しめるという訳だ。

別に知らなくても、

「味方の選択肢が増えるように、周りの選手が良いポジションに動く」、

「ポゼッション・サッカーができるように、選手が良いポジションに動く」

というのは、昔から100年以上、サッカー選手はやって来た事だろう。

これは、当たり前のことである。

だから、こんな当たり前の事をわざわざ言語化して、

さも「新しいです」 と言って、宣伝する必要などないだろう。

日本のサッカー評論家が、「新戦術」 と言って紹介するのは、大ウソで的外れだろう。

1990年代に、ヨハン・クライフやルイス・ファン・ハールが言って、

実践して優勝までしていた戦術を、今更、「新戦術」 と言って叫んでいる歴史を知らない

日本人・サッカー評論家が多いという事だろう。

 

私は、ポジショナルプレーは、「Proactive (プロアクティブ: 率先してやる)」 と書いた訳だが、こんな「率先してやる」 という当たり前のことを英語で書いて恥ずかしい気持ちだ。

ポジショナルプレーも、プロアクティブも、サッカーでは当たり前の事で、

別に英語まで持ち出して、「新語」 として日本サッカー界で使用する必要などないだろう。

昔から日本人は、「味方をフォローする」 とか、「(有利になるように) スペースに走る」 とか、普通に使い続けていた訳で、別に「ポジショナルプレー」 なんて言葉は要らないだろう。

 

ユーチューバーで、レオというニセモノ臭が凄い男が、

「ポジショナルプレー」 について説明しているのを見たが、

あの男もアホで、歴史を勉強するという姿勢がゼロなので、

従来からある戦術とどう違うのか?」 という思考は、一切、持っていない人間のようだ。

大して差がないモノを、大げさに「新しい」 と宣伝して商売に励むのが、

日本人の国民性のようだが、イギリス人みたいにまともになってくれないか?

日本の評論家や「ユーチューバー評論家」 は、本当に酷い。

 

日本人が最近、よく使っている、「ストーミング(Storming : 嵐)」 という言葉も

一応、「BBC」 で検索したら、検索ヒット数は、ゼロだったぞ。

別に「ハイプレス」 で良いモノを、なんで日本人は新語として言い変えるんだ?

日本のマスコミは、いい加減、「新語詐欺」 を止めてくれ。

従来の「ハイプレス」 の方が分かり易いだろ。

「ハイプレス」 と同じだろ。

 

以上で、今回のブログを終わりとする。 さようなら。

 

 

 (注:  今回のブログの内容と、上記の写真は、一切、関係がありません)。

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