こちらの続きです
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義実家に行ってきた。




相当どきどきしていて、
昼頃になっても、お腹
空いてるんだか空いてないんだか


よくわからなくて。




緊張してる自分に気づいて、
リラックスしようと思っても
全然力の抜き方が思い出せなかった。




その後の予定との兼ね合いもあって、
義実家の前に、お墓参りをした。




「1年振りかあ…。」

去年は、義母にいろいろと
言われた後だったので、


お墓参りは夫と息子と3人で
義実家を経由せずに行ったのだった。




お墓の前に立つと、
嫌な感じは全然しなかった。




よく来たね、と
迎えられた感じもしなかったけど、
ただただ見守られている気がした。


おかげで、


「また、いつでも来よう。来たい時に来よう。」
と思えた。









さあ、いよいよ義実家に到着だ。




出迎える義母の姿が見えた瞬間、
金縛りにあったかのように
体が動かなくなった。




抜歯後で、腫れている私の頬に

「えりちゃん、歯抜いたのかい。
腫れてるね!」

と変わらない調子で声をかけられた。




ちょっと安心した気もしたし、
でも、目を合わせることはできず
当たり障りなく返事をした。




家に入って、神棚に手を合わせ(神道)、
リビングで正座して佇んだ。




息子が、室内の滑り台や
ブランコや足蹴りに乗って遊んでる。


久しぶりの孫に、
じじもばばもそれは嬉しそうで。




私は、夫の横に正座して
離れなかった。
いや、離れられなかった。




リビングの窓から外を眺めて、
今の自分がガチガチになっているのを感じる。




せめて口もとだけは、笑っていよう。
気を抜くとボーーーッとした顔になる。
いけない、いけない。。。




ここでは、楽しくなさそうなんて、
そんな様子はタブー。




付けっ放しのテレビに目をやる。


時計を見て、過ぎていく時間に
「もったいない…」とふと思う。




私はこんなに体を強張らせて、
一生懸命ここに訪ねて来てたのか。


体の反応に鞭を打って、
定期的に不感症に変身して。


親や親戚からの支配的な空気。
人の噂や世間の常識。




これじゃあ、
自分の本音なんて
濁ってて曇ってて




わかるわけないじゃん!!!

ムキー真顔ゲッソリゲローチーン




もう、自分がおもしろいと
感じる方へ生き方を変えて、
それに慣れて来たころだったので、


その状態との落差?格差?
とにかく天と地ほどの違いが
はっきりとわかった。




私はやっぱり、変わったのだ。






1年前、

義実家と距離を置こうと決めた時、

私が自分の中で決めたことがあった。




それは、

次に会うときは、今の自分から
成長した私になって会いに行くと。




こうして自分を見つめて、
私自身で生きていくことを選んで、
少しずつだけど前に進み始めた。




不安になって言い訳することは、
気付くと本当に無くなっていた。




だから、
1年前の自分との約束を
果たしに来たんだなって思った。




それが、今回の訪問の
一番大きな収穫だったかも。






もしかしたら、
親は踏み台なのかもね。




越えられない、
越えたくない、
越えさせてもらえない、


もうどうしようもなくなるくらい
面倒くさく立ちはだかる壁でさイラッ




真正面から抗ってるだけじゃダメで、
一度後ろに下がって自分が成長したら
距離の取り方を学んだ。




親を傷つけないように、とか


すごく無駄だったなーと気付く。




親は、弱くない。


親が弱いなんて、失礼だ。




親だって、より良い人生を
送りたいと思っているのは
きっと同じだから、


いつか、


心から自分自身を楽しんで
生きてくれたらいいかな。




今はそんな風に思う。