中日の福谷浩司投手(29)が18日、入団時の監督だった高木守道さんに感謝の気持ちを示し、恩返しの活躍を誓った。
2012年のドラフト会議で1位指名され、ブレークしたのは2年目の14年。リーグ最多の72試合に登板し、2勝4敗11セーブ、32ホールドの成績を挙げた。この年は谷繁監督の1年目だったが、福谷は「2年目に1年間1軍にいられたのも、1年目に使っていただいたからで、(高木)監督のおかげと思います」と振り返る。
高木さんが指揮を執ったプロ1年目の13年に9試合に登板したことが、2年目の好成績につながったと思っている。
「良くても悪くても同じように接してくださり、打たれた時は『次だ』、抑えた時も『次だ』とおっしゃっていたのが印象的でした」
頭にあるのは恩返しの思い。「生きていらっしゃる間にできなかったのは悔しいが、お世話になった方に恩返しをしたい思いはあります」。昨季は先発転向。手応えをつかみながら故障し、登板1試合に終わった。必ず巻き返す。