YouTubeLiveで実際にネトスマの生放送をするための方法を、
注意点などを交えながら紹介したいと思います。便利なツールなども紹介していきたいと思います。
なお、当ページは
「とりあえずYouTubeLiveでネトスマ放送ができるようになる」
ところをゴールとしています。
ところをゴールとしています。
YouTubeLiveの生放送に必要なもの
- ネトスマしながら配信できるだけのパソコンのスペックとネット回線
- 確認済みのYouTubeアカウント(電話番号が必要)
- 配信用のソフトウェア(当記事ではOBS studioを解説)
1.パソコンのスペックとネット回線について
できるかどうかは、配信しながらやってみないと分かりません。
当記事ではなるべく軽く配信できるように設定しています。
当記事で紹介するOBSは非常に軽量な配信ソフトですので、
問題なくネトスマさえできていれば、大抵は問題なく配信できると思います。
問題なくネトスマさえできていれば、大抵は問題なく配信できると思います。
2.確認済みのYouTubeアカウントについて
https://www.youtube.com/verifyにアクセスしてみてください。
確認済みと表示されていない場合、YouTube Liveで生放送することができません。
そちらのURLから、電話番号に音声かSMSでコードを取得して入力してください。
そちらのURLから、電話番号に音声かSMSでコードを取得して入力してください。
(アカウント確認の詳細はこちら)
なお、同一の電話番号によるアカウントの確認は、1年に2回が上限だそうです。
配信の際は配信中のアカウント名が表示されるので、
名前が表示されるのは都合が悪いという方は、
専用のGoogleアカウントを作成するを参考にしてください。
既存アカウントのブランドアカウントを作成するか、
64スマブラ専用のアカウントを作成すると都合が良いかと思います。
名前が表示されるのは都合が悪いという方は、
専用のGoogleアカウントを作成するを参考にしてください。
既存アカウントのブランドアカウントを作成するか、
64スマブラ専用のアカウントを作成すると都合が良いかと思います。
3.配信用のソフトウェアについて
配信の際には、何らかの配信ソフトを使用するのが一般的です。
配信ソフトにはいくつか種類がありますが、
当記事では筆者オススメの配信ソフトということで、
Open Broadcaster Software(以下OBS)を使った配信方法を紹介したいと思います。
Open Broadcaster Software(以下OBS)を使った配信方法を紹介したいと思います。
現行版のOBS Studioと、旧版のOBS classicがあり、
どちらでも配信が可能です。
筆者は旧版のOBS classicを使用していますが、
当記事では現行版のOBS studioを解説していきます。
当記事では現行版のOBS studioを解説していきます。
ちなみに筆者が旧版のclassicを使い続けている理由は、
インターフェイスが異なるため乗り換えるのが面倒だからです。
インターフェイスが異なるため乗り換えるのが面倒だからです。
配信ソフトの設定(OBS Studioの設定)
まず、Open Broadcaster SoftwareかGithubからダウンロードしてインストールしてください。
公式のサイトからはexe版しかインストールできませんが、
Githubからはzip版(ポータブル版)がダウンロード可能です。
exe版のインストーラーと、zip版のポータブル版の違いですが、
Githubからはzip版(ポータブル版)がダウンロード可能です。
exe版のインストーラーと、zip版のポータブル版の違いですが、
zip版はUSBメモリなどの外付けデバイスにOBS Studioを入れて
配信環境をそのまま持ち運ぶことが可能です。
これだけ聞くとzip版が安定に思われるかもしれませんが、
インストール版の方が取り扱いは簡単です。
当記事ではzip版の解説は行いませんので、
zip版は自分で調べて解決できる方のみお願いします。
exe版をダウンロードしてインストールします。
インストールの途中でプラグインの追加インストールの選択画面がありますが、
デフォルトのまま(Browser Sourceのみインストール)で問題ありません。
デフォルトのまま(Browser Sourceのみインストール)で問題ありません。
64bit版と32bit版がありますが、両方インストールしてください。
- DirectX
もし必要な場合、インストールしますかと聞かれます。
ダウンロード先がマイクロソフトのため、
Bingを付属でインストールさせようとさせてきますが、
Bingが不要ならチェックを外してください。
ダウンロード先がマイクロソフトのため、
Bingを付属でインストールさせようとさせてきますが、
Bingが不要ならチェックを外してください。
OBS Studioの設定
OBS Studioを起動します。
ちなみに、OBSの左上を見ると、64bit版かそうでないかを確認できます。
こちらのメインウィンドウで、
ウィンドウを取り込んだり音声の調整を行って配信をするのですが、
ウィンドウを取り込んだり音声の調整を行って配信をするのですが、
それより先に設定するべきことが色々とあるので、
まずは右側にある[設定]を押してください。
(ウィンドウ上部の[ファイル]>[設定]を開いても同じです)
(ウィンドウ上部の[ファイル]>[設定]を開いても同じです)
設定項目はいろいろありますが、
配信に関わる重要な部分のみ解説していきます。
配信に関わる重要な部分のみ解説していきます。
出力
- 映像ビットレートについて
画質を設定します。特にこだわりが無ければ、400から500を設定してください。
この数字が大きいほど画像は奇麗になりますが、
数字を大きくすればするほど、
配信する側も、配信を見る側も、回線の負担が大きくなります。
この数字が大きいほど画像は奇麗になりますが、
数字を大きくすればするほど、
配信する側も、配信を見る側も、回線の負担が大きくなります。
映像ビットレートを変更した際の画質の変化をテストした動画がこちらです。
映像ビットレートが300あれば、画質は悪いながらも試合は見られます。
映像ビットレートが400あれば、普通の画質になります。映像ビットレートが500あれば、奇麗に映ります。
600以上を設定しても特に画質に変化はありません。
また、10万という数字を設定した際には、
映像が重すぎて配信映像が止まってしまいました。
また、10万という数字を設定した際には、
映像が重すぎて配信映像が止まってしまいました。
ビットレートが大きすぎると、
配信映像が飛び飛びになってしまうため、
画像の奇麗さと映像の滑らかさのバランスが大事です。
画像の奇麗さと映像の滑らかさのバランスが大事です。
なるべく軽くしたいなら400、
映像を奇麗に見せたいなら500、
間を取りたいなら450を設定すると良いでしょう。
映像を奇麗に見せたいなら500、
間を取りたいなら450を設定すると良いでしょう。
ちなみに筆者は450で配信しています。
- 音声ビットレートについて
ここも数字が上がれば上がるほど、音質が上がります。
デフォルトでは64になっていますが、オススメは128です。
デフォルトでは64になっていますが、オススメは128です。
64だと少し音質が悪いと感じさせられると思います。
音声
基本的には何かをいじる必要はありませんが、
もし配信が音ズレするようでしたら、サンプリングレートを48khzに変更してみてください。
もし配信が音ズレするようでしたら、サンプリングレートを48khzに変更してみてください。
- デスクトップ音声デバイスとマイク音声デバイスについて
デスクトップ音声デバイスに、現在使っているスピーカーやヘッドホンを指定すると、
パソコン上で流れている音がそのまま配信に乗ります。
ゲーム音を配信に乗せるたい時に便利です。
パソコン上で流れている音がそのまま配信に乗ります。
ゲーム音を配信に乗せるたい時に便利です。
規定に設定しておけば、現在設定されているスピーカーがそのまま使われます。
マイク音声デバイスに、現在使っているマイクデバイスを指定すると、
声が配信に乗るようになります。
声が配信に乗るようになります。
規定に設定しておけば、現在設定されているマイクがそのまま使われます。
昔は配信にゲーム音とマイク音を両方乗せたい場合、
ステレオミキサーを使った面倒な設定が必要だったのですが、
今では非常に簡単に両方を合わせた配信ができるようになりました。
ステレオミキサーを使った面倒な設定が必要だったのですが、
今では非常に簡単に両方を合わせた配信ができるようになりました。
- プッシュ-ミュートとプッシュ-トークについて
プッシュ-ミュートを有効にすると、
ホットキーで設定したプッシュ-ミュートキーを押している間は
音が配信に乗らなくなります。
ホットキーで設定したプッシュ-ミュートキーを押している間は
音が配信に乗らなくなります。
プッシュ-トークを有効にすると、
ホットキーで設定したプッシュ-ミュートキーを押している間だけ
音が配信に乗るようになります。
ホットキーで設定したプッシュ-ミュートキーを押している間だけ
音が配信に乗るようになります。
もし必要であれば設定してみてください。
映像
基本(キャンバス)解像度は、OBS studioのメインウィンドウでの解像度、
出力(スケーリング)解像度は、実際にYouTubeLiveで表示される動画のサイズになります。
出力(スケーリング)解像度は、実際にYouTubeLiveで表示される動画のサイズになります。
特にこだわりがなければ、
基本解像度と出力解像度は同じ数字にすると良いと思います。
解像度ですが、解像度は小さければ小さいほど軽量な配信が可能です。
また、アスペクト比(縦横の比)は、16:9か4:3が一般的です。
また、アスペクト比(縦横の比)は、16:9か4:3が一般的です。
ネトスマ放送の場合、Project64kのアスペクト比が4:3のため、
4:3で設定するとゲーム画面を画面いっぱいに表示できます。
16:9の場合は、12キャラツールなど余白に何かを表示しやすいレイアウトになります。
4:3で設定するとゲーム画面を画面いっぱいに表示できます。
16:9の場合は、12キャラツールなど余白に何かを表示しやすいレイアウトになります。
実際の数値ですが、
16:9なら、640×360
4:3なら、640×480 が一般的です。
16:9なら、640×360
4:3なら、640×480 が一般的です。
どちらでも良いですが、16:9の方が主流かと思います。
- FPSについて
FPSは数値が小さいほど軽量な配信ができます。
デフォルトでは30になっています。
64スマブラは60FPSのゲームなので、
個人的には60FPSを推奨したいところですが、
30FPSでも配信としては問題なく視聴できます。
個人的には60FPSを推奨したいところですが、
30FPSでも配信としては問題なく視聴できます。
配信
YouTube Liveには、
設定したらすぐに配信できる「今すぐ配信」と
事前に配信の枠を設定して配信する「イベント」という
設定したらすぐに配信できる「今すぐ配信」と
事前に配信の枠を設定して配信する「イベント」という
2つの配信方法があります。
実は今すぐ配信とイベントでは、設定方法が異なるのですが、
当記事では「今すぐ配信」による配信方法の設定方法を紹介します。
当記事では「今すぐ配信」による配信方法の設定方法を紹介します。
まで開いてください。
ブランドアカウントを使う場合はブランドアカウントに切り替えてください。
すると、エンコーダの設定という欄に、
サーバーURLとストリーム名/キーという項目があります。
サーバーURLとストリーム名/キーという項目があります。
この2つの項目をコピーペーストして貼り付けるわけですが、
ストリーム名/キーは絶対に他人に知られないようにしてください。
ストリーム名/キーは絶対に他人に知られないようにしてください。
知られると誰でも配信できるようになります。
もし知られてしまった場合は、
表示を押した後に、リセットを押してください。
もし知られてしまった場合は、
表示を押した後に、リセットを押してください。
カスタムストリーミングサーバーを選択し、
URLにはサーバーURLを、
ストリームキーにはストリーム名/キーをコピー&ペーストしてください。
なお、ストリームキーを貼り付ける際には、URLにはサーバーURLを、
ストリームキーにはストリーム名/キーをコピー&ペーストしてください。
一度表示ボタンを押して文字のマスクを解除した状態でなければ
正しくコピーペーストすることができないので注意してください。
以上でOBS studio側の設定は終了です。
YouTube側の(かんたん配信)設定
クリエイターツールの今すぐ配信のページから、
YouTubeのかんたん配信の際の設定をすることが可能です。
基本情報
配信のタイトル、配信の説明文などを設定できます。
また、YouTubeLiveの配信は、配信終了後に自動的にアーカイブされ、
YouTubeの動画として残ります。
後から変更も可能ですが、
その際のタイトルや説明文はここで設定したものになります。
YouTubeの動画として残ります。
後から変更も可能ですが、
その際のタイトルや説明文はここで設定したものになります。
- カテゴリについて
カテゴリにゲームを設定すると、
ゲームタイトルを入力する欄が出てきます。
そこに「SSB」や「smash」などを入れると、
「ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ」
が予測変換で出てきます。
ゲームタイトルを入力する欄が出てきます。
そこに「SSB」や「smash」などを入れると、
「ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ」
が予測変換で出てきます。
ここでゲームタイトルを設定しておくと、
該当ゲームで検索された際に検索で引っかかるようになります。
該当ゲームで検索された際に検索で引っかかるようになります。
(配信者向け)自分のYouTube Liveの生放送を見つけてもらうためにも参考にしてください。
- プライバシーについて
生放送の公開設定を、公開、限定公開、非公開の中から選ぶことができます。
みんなに見て欲しい場合は、公開にしておきましょう。
公開にした場合、生放送はYouTube検索に引っ掛かります。
限定公開にした場合、検索に引っ掛からず、
URLを直接知っている人しか放送を見ることができません。
限定公開にした場合、検索に引っ掛からず、
URLを直接知っている人しか放送を見ることができません。
チャンネル登録している方がアラートで見られるかどうかは、調べていないので不明です。
非公開にした場合は、誰も見ることができません。
ストリームオプション
配信の設定を行うことが可能です。
- DVRを有効にする
生放送中に、視聴者がリアルタイムで生放送を巻き戻しできる機能です。
ストリームの最適のところで「超低遅延」を設定している場合、
DVRの巻き戻し機能を使うことはできません。
DVRの巻き戻し機能を使うことはできません。
- 完了時にアーカイブを限定公開にする
生放送は終了後に動画として残りますが、
ここにチェックを入れると、URLを知っている人しか見られない限定公開動画になります。
- ストリームの最適化
遅延の短さを設定できます。
好みで良いと思います。
超低遅延配信で、遅延は3秒ほどです。
以上でYouTube側のかんたん配信の設定は終了です。
実際にOBS studioでネトスマ放送をしてみよう
OBS Studioを開いた時に出てくるこのメインウィンドウが、実際に配信で使うウィンドウとなります。
画面中央に出ている画面が、実際に配信で映っている画面になります。
既にサーバーURLとストリームキーを入力してしまっているので、
右にある配信開始ボタンを押すと即座に配信が始まってしまいます。
右にある配信開始ボタンを押すと即座に配信が始まってしまいます。
配信を始める前に、
まずは配信ウィンドウの操作方法を確認しておきましょう。
シーンとソースについて
シーンは、ソースを管理するフォルダのようなものだと思ってください。
実際に配信に表示されるのは、ソースに追加されたものとなります。
ソースやシーンは、
下の+ボタンで追加、-ボタンで削除、
または右クリックメニューから追加や削除を選択することが可能です。
実際にソースやシーンをいじると、こんな感じで映像が出たり消えたりします。
「シーン」にはゲーム画面や12キャラツールといった映像ソースを追加していますが、
「シーン2」には何も設定していないため、シーン2に切り替えた瞬間に映像が真っ暗になってしまいました。
また、ソースは左側の目のアイコンをクリックすることで、
映像の表示と非表示を切り替えることができます。
映像の表示と非表示を切り替えることができます。
また、ゲームを起動したのに画面が自動的に表示されない場合などは、
目のアイコンをオンオフすることで表示されることがあります。
目のアイコンをオンオフすることで表示されることがあります。
ソースの追加方法
さて、実際に映像のソースを追加してみましょう。
その前に、追加したシーンやソースは、右クリックから名前を変更できるため、
今回は「シーン2」を「配信設定」に変更し、実際の配信画面を作ってみます。
今回は「シーン2」を「配信設定」に変更し、実際の配信画面を作ってみます。
Project64kを取り込むためには、
ソースを右クリックし、「ウィンドウキャプチャ」を使用します。
これは指定したウィンドウだけを取り込んでくれる優れモノで、
他のウィンドウが前面に被って隠れてしまっても、関係なく映してくれます。
他のウィンドウが前面に被って隠れてしまっても、関係なく映してくれます。
現在開かれているウィンドウしか指定できませんが、
一度設定したソースは保存されるため、
また次同じウィンドウが表示されたときは自動で表示されます。
シーンの新規作成時には名前を設定できるので、分かりやすい名前をつけましょう。
「ソースを表示」は、映像ソースの表示と非表示を設定する目のアイコンの設定と同じです。
ソースを表示にチェックを入れると、映像ソースが追加された瞬間に配信画面にも映ります。
映したいウィンドウを選ぶわけですが、
ここはProject64kで64スマブラを起動した後に、
その64スマブラを起動しているProject64kを指定し、
ここはProject64kで64スマブラを起動した後に、
その64スマブラを起動しているProject64kを指定し、
「ウィンドウのタイトルに一致する必要があります」を選択することを推奨します。
そうすると、実際にゲームが起動されてから配信画面に映像が映るため、見栄えが良いです。
また、ウィンドウの上をマウスが通過したときに、
マウスカーソルを表示するかしないかも設定可能です。
マウスカーソルを被らせたくないなら、チェックを外しておきましょう。
マルチアダプターの互換性には特にチェックを入れる必要はありません。
使い方が分かる方のみの上級者設定です。
使い方が分かる方のみの上級者設定です。
さて、めでたくゲーム画面を取り込むことができたわけですが、
余白があったりとゲーム画面以外の不要な部分も取り込まれてしまっていますよね。
余白があったりとゲーム画面以外の不要な部分も取り込まれてしまっていますよね。
そんな不要な部分を削除し、取り込みたい部分だけ取り込んでみます。
ちなみにこの作業は、クロップやクロッピング、またはトリミングなどと呼ばれます。
エフェクトフィルタで右クリックし、「クロップ/パッド」を追加します。
相対的にチェックを入れてください。
入力した数値分だけ、端っこが削られます。
実際に画面がちょうど良く映る数字は配信環境によりけりなので、
数字は各自で微調整してください。
数字は各自で微調整してください。
キーボードのカーソルキーの上下で数字が変更可能で、
視覚的に分かりやすくクロップ作業が可能なので、そう難しくないと思います。
設定が終わったら閉じるボタンを押してください。
綺麗にゲーム画面が表示されました。
ソースやウィンドウをクリックすると赤い枠が表示され、
ウィンドウをドラッグすることで表示位置の移動、
端っこの赤丸をクリックしてドラッグすることで拡大縮小が可能です。
ウィンドウをドラッグすることで表示位置の移動、
端っこの赤丸をクリックしてドラッグすることで拡大縮小が可能です。
また、クリックした状態でキーボードのカーソルキーを押すと
1ピクセル単位でウィンドウの表示位置を微調整できます。
クリックしても赤い枠が表示されない場合は、
配信画面が表示されているウィンドウを右クリックして、
「ロックプレビュー」のチェックを外してください。
配信画面が表示されているウィンドウを右クリックして、
「ロックプレビュー」のチェックを外してください。
なお、この配信画面は16:9のため、
4:3のゲーム画面をいっぱいに引き延ばしても画面いっぱいにはなりません。
その分、余白に何かしらのソースを表示することが可能です。
- 12キャラツールを表示してみる(ソースの階層を変更する方法の解説)
例えば、12キャラ対決などでよく使われている、
HIJIKI SOFTの「SSB All Chara Match」、通称12キャラツールを表示してみます。
HIJIKI SOFTの「SSB All Chara Match」、通称12キャラツールを表示してみます。
先ほどと同様に、12キャラツールを起動した状態で、
ソースを右クリックして、ウィンドウキャプチャを追加します。
ソースを右クリックして、ウィンドウキャプチャを追加します。
ウィンドウの一致優先順位ですが、基本的には
「タイトルに一致、そうでなければ同じ種類のウィンドウを見つけます」で問題ありません。
実はソースには表示の優先度があり、
上側に表示されているものが前面に表示されます。
というわけで、ゲーム画面のソース(Smash)を前面に表示してみましょう。
下部の矢印アイコンをクリックします。
上を押すと前面に、下を押すと後ろ側に移動します。
- ウィンドウキャプチャ以外の映像ソースについて
ゲームの取り込みにはウィンドウキャプチャしか使いませんが、
配信で他のことをしたい時には、色々便利な映像ソースがあります。
例えば、「テキスト」を選択すると、配信画面に直接文字を表示できます。
「画像」はローカルファイルの画像を配信画面に表示できます。
YouTubeの動画などを見たいときは、
「BrowserSource」を利用すると、指定したURLで取り込むことが可能です。
「BrowserSource」を利用すると、指定したURLで取り込むことが可能です。
ブラウザのお気に入りなんかが映ったりしないので非常に便利です。
配信に音楽を流したり、動画を流したりしたいときは、
「メディアソース」を選択すると、簡単に動画や音楽を流せます。
(メディアソースで音楽や動画を選択すると、後ほど紹介するミキサーに音の調節項目が出ます)
ただYouTubeは音楽の著作権削除が結構厳しいので、
動画のアーカイブを残したいなら音源には注意が必要です。
動画のアーカイブを残したいなら音源には注意が必要です。
フリー素材のBGMで削除されたとかいう話もあるくらいです。(本当かは知りませんが)
また、メディアソースで追加した動画や音声ファイルについては、
自分にはそのメディアソースの音が聞こえてきませんので、
自分は何も聴いていないつもりでも
自分は何も聴いていないつもりでも
配信では超爆音が流れていたりすることがあるので注意してください。
音の大きさは、ミキサーで調節することが可能です。
ミキサー(音の管理)
配信時に流れる音は、ソースの右側にある「ミキサー」という項目で一括で管理されています。
初期状態では、「マイク」と「デスクトップ音声」の2つが表示されています。
喋った声の大きさはマイク、
ゲーム音などPC上で流れている音の大きさはデスクトップ音声となります。
また、その他音声が流れるソースが追加されていると、
その他の音声ソースの情報もここに表示されます。
その他の音声ソースの情報もここに表示されます。
スピーカーをクリックすると、そのソースからの音声入力のオンオフが切り替わります。
赤く×印のついている状態はミュート状態となっています。
また、緑のバーの長さが音の大きさを表しています。
右端に表示されるdB(デシベル)は、ここでは音の大きさではなく、
元の音声入力からどれくらい音を小さくしているかを表していると考えてください。
0.0 dBは、元々の音の大きさそのままで配信に流している状態です。
マイナスの数字が大きくなればなるほど、音を小さくして配信に流していることになります。
音の大きさを比較する場合は、緑のバーの長さで見てください。
マイクの音量を調節するためには、
実際にゲームを起動した状態で実際にマイクに向かって喋ってみて、
緑のバーがどこまで移動するかを見る必要があります。
マイクの声はゲームの音にかき消されやすいので、
喋ったときのマイクの音を、デスクトップ音声より大きめに設定するのがコツです。
ベストな設定は自分で試していく必要がありますが、
マイク音声が聞き取れるであろう範囲での、
マイク音声小さめ設定とマイク音声大きめ設定のサンプル画像です。
マイク音声が聞き取れるであろう範囲での、
マイク音声小さめ設定とマイク音声大きめ設定のサンプル画像です。
左側の方だと、マイク音は普通に聞こえますが、たまに声が聞き取りにくいかもしれません。
右側の方だとマイク音が聞こえないということは無いと思いますが、声が大きすぎてゲーム音が聞こえにくくて煩わしいかもしれません。
どちらにせよ、マイク音声はそれくらいデスクトップ音声より大きめに設定しても問題ありません。
実際に配信を開始しなくても、
録画開始ボタンを押せばローカルで放送を録画できるので、
録画状態でテストしてみて、自分で音声のバランスをテストしてみると良いかと思います。
録画開始ボタンを押せばローカルで放送を録画できるので、
録画状態でテストしてみて、自分で音声のバランスをテストしてみると良いかと思います。
スタジオモードとシーントランジションについて
シーントランジションは、シーンを切り替えるときの切り替え方の設定です。
カットにすると即座にシーンが切り替わり、
フェードにするとゆっくり切り替わります。
フェードにするとゆっくり切り替わります。
スワイプとかスライドとか色々設定できます。
スタジオモードをクリックすると、配信画面が2つ出てきます。
スタジオモードは、実際に配信に映っているシーンを直接編集することができません。
切り替え先のシーンやソースを先に用意し、トランジションボタンをクリックすることで、
初めて放送画面に設定が反映されるという仕様になっています。
初めて放送画面に設定が反映されるという仕様になっています。
右側が現在の配信画面で、左側が切り替え先のシーンとなります。
スタジオモードの利点は何かと言いますと、
普通の状態では、実際に配信画面に映像ソースを映しながら
普通の状態では、実際に配信画面に映像ソースを映しながら
ちょこちょことサイズを合わせたりすることになるので見栄えが悪いのですが、
スタジオモードならすべての調整を終えてから
トランジションを押すことで、最初から綺麗な配信画面を表示できます。
(ミキサーの音声調節は、トランジションボタンを押さなくても即座に反映されます)
また、新規映像ソースを追加するときに
映したくないところがあるという場合にも便利です。
スタジオモードでソースやシーンを変更しても、
右側の実際の放送画面に変化は起こりません。
左側の画面を変更し、これで良いとなったらトランジションボタンを押すか、
カットやフェードなどのボタンを押しましょう。その方法で画面が切り替わります。
このとき、シーン自体を変更した場合は、左右が入れ替わる形になります。
同じシーンでソースだけを変更した場合は、左と右が同じ映像になります。
設定完了!お疲れ様でした。
ここまでの設定を終え、OBS Studioの操作を把握すれば、
あとは「配信開始」ボタンを押すだけで配信を始められます。
チャット(コメント)の確認などが可能です。
右下の方には、自分の配信URLが表示されている場所もあるので、
Twitterなどで拡散したい方はそちらからURLを拾ってくると便利でしょう。
Twitterなどで拡散したい方はそちらからURLを拾ってくると便利でしょう。
リンク先はYouTubeでもYouTube Gamingでもどちらでも良いと思います。好みです。
配信中は、
チャットの設定ボタンから、チャットだけをポップアウト(小窓化)できるので、
チャットの設定ボタンから、チャットだけをポップアウト(小窓化)できるので、
大きな配信画面を開いているのが煩わしいという方はそちらが便利です。
配信を終了したい場合は、
「配信開始」が「配信終了」ボタンへと変わっているので、
配信終了ボタンをクリックしてください。
「配信開始」が「配信終了」ボタンへと変わっているので、
配信終了ボタンをクリックしてください。
配信終了を押しても、すぐに再び配信開始を押すと、同じ枠で配信を再開できます。
今すぐ配信の場合は、
しばらく配信開始が押されなければ、自動的に配信が終わったものとみなし、
動画としてアーカイブするためのエンコード作業が始まるようです。
しばらく配信開始が押されなければ、自動的に配信が終わったものとみなし、
動画としてアーカイブするためのエンコード作業が始まるようです。
(エンコード中は、アーカイブを見ても途中で切れている動画になります)
チャット(コメント)を動画に残す(=配信に表示する)
YouTubeLiveの配信で流れたチャットやコメントはその場限りで、
配信が終わったらもう見ることができません。
配信が終わったらもう見ることができません。
それじゃ寂しいなという方のために、コメントを残すための方法を考えてみます。
今回は外部ツールを使わずにOBS Studioの仕様だけで
コメントを動画に残してみようと思います。
コメントを動画に残してみようと思います。
今回紹介する方法の場合、
放送画面のサイズ変更などで設定が狂う場合があります。
放送画面のサイズ変更などで設定が狂う場合があります。
方法ですが、今すぐ配信の仕様で、
毎回配信している時のURLが同じなので、それを利用します。
まず、BrowserSourceを追加します。
ライブダッシュボードを開き、
右下の方にある共有用のURLを、BrowserSourceに入力して表示します。
(ここまではコメントという名前にします)
この際、YouTubeの方のURLを準備してください。
YouTubeGamingはコメント欄が縦に長すぎて収まりません。
(ここまではコメントという名前にします)
この際、YouTubeの方のURLを準備してください。
YouTubeGamingはコメント欄が縦に長すぎて収まりません。
先ほど追加した自分の放送URLのBrowserSource(コメント)を右クリックし、フィルタを開きます。
エフェクトフィルタにクロップ/パッドを追加し、
コメント欄だけ映るようにいらないところを削り取ります。
コメント欄だけ映るようにいらないところを削り取ります。
ちなみに、この作業をするとBrowserSourceが配信外までぶっ飛んでしまって
救出できなくなることがあるので、その場合は、
右クリック、変換、画面中央に置くをクリックして救出してあげましょう。
救出できなくなることがあるので、その場合は、
右クリック、変換、画面中央に置くをクリックして救出してあげましょう。
あとは配信画面内で、コメントを表示しつつ画面も映るようにレイアウトを調節してください。
OBS Studioの力だけでYouTubeLiveのコメントを配信に乗せて動画に残す方法でした。
ちなみに、Youtube Live CommentViewerをウィンドウキャプチャで取り込んで
いろいろぐねぐねサイズをいじったりすると、
16:9でゲーム画面をめいっぱい引き延ばしたときの余白に
16:9でゲーム画面をめいっぱい引き延ばしたときの余白に
綺麗に収めたりすることが可能だったりします。可読性も○です。
ノートパソコンなどの狭いウィンドウでも快適に配信を行う
具体的な方法論というよりは豆知識的な感じなのですが、
OBS Studioのウィンドウ取り込みは、Windows10の仮想デスクトップ間でも有効です。
「仮想デスクトップってなんぞや?」という方は、
左下のタスクビューというボタンをクリックしてみてください。
新しいデスクトップを作成すると、異なるデスクトップ間で
ウィンドウをやりとりしたり移動したりできるようになります。
ウィンドウをやりとりしたり移動したりできるようになります。
OBS Studioは優秀な子なので、異なる仮想デスクトップのウィンドウも
きちんと放送に乗せてくれます。
きちんと放送に乗せてくれます。
というわけで、
仮想デスクトップ間の移動ショートカットキーである
「Ctrl」+「Windowsキー」+「左右カーソルキー」
「Ctrl」+「Windowsキー」+「左右カーソルキー」
というコマンドさえ覚えれば、
狭いウィンドウでも割と快適に配信を行うことが可能です。
狭いウィンドウでも割と快適に配信を行うことが可能です。
Windows7の方は、残念ながらデフォルトでは仮想デスクトップが使えませんが、
仮想デスクトップソフトはフリーソフトであります。
ただし、Windowsの機能とは異なる方法で追加した仮想デスクトップでも、
OBS Studioが画面取り込みができるかは、ちょっと分かりません。
仮想デスクトップソフトはフリーソフトであります。
ただし、Windowsの機能とは異なる方法で追加した仮想デスクトップでも、
OBS Studioが画面取り込みができるかは、ちょっと分かりません。
というわけで、仮想デスクトップを使って配信したら、
多分こんな感じになるんじゃないかっていうのをサンプルで用意しました。
多分こんな感じになるんじゃないかっていうのをサンプルで用意しました。
モニターの解像度は1280×1024です。
画像がでっかいので、クリックして見てください。
仮想デスクトップ1(これを見ながら配信を行うメインデスクトップ)
仮想デスクトップ2(配信項目の設定、twitterでのつぶやき等をブラウザで行う)
仮想デスクトップ3(OBS Studioの操作を行う)
配信時のレイアウトを工夫すれば、
ノートパソコンなどでもそれなりに快適に配信ができると思います。
ノートパソコンなどでもそれなりに快適に配信ができると思います。
仮想デスクトップ1に表示されている小さな配信画面は、
OBS Studioで配信画面を右クリックした時に出てくる
「ウィンドウプロジェクター(プレビュー)」という機能です。
実際の配信画面を確認しながらじゃないと配信が不安だという場合は、
ウィンドウプロジェクターだけメインウィンドウに移動させて、
ウィンドウプロジェクターだけメインウィンドウに移動させて、
プレビューを確認するようにすれば配信の邪魔になりません。
また、チャット(コメント)も、ポップアウトしてメインデスクトップに持ってきています。
毎回チャットをポップアウトして持ってくるのが面倒という方は、
YouTube Live CommentViewerを導入しましょう。
YouTube Live CommentViewerを導入しましょう。
kailleraのウィンドウはそのままでは大きすぎるので、可能な限り縮小しています。
当画像のProject64kの解像度は640×480です。
(画面を大きくする場合は解像度が大きい分だけスペックが要求されることに注意してください)
OBS Studioが大きすぎるので、OBSとゲーム画面を同じ画面に表示するのは超でかいモニターを持っている方かマルチデスクトップの方じゃないと厳しいと思いますので、こういった方法で快適に配信をする方法もあるよというお話でした。
余談ですが、Windows10の仮想デスクトップはいくらか機能不足な感があり、
ウィンドウをショートカットキーで移動させられないなど、
ウィンドウをショートカットキーで移動させられないなど、
他の仮想デスクトップソフトに備わっているような基本的なショートカットキーがありません。
SylphyHorn(レビューサイトへ)というソフトを使うと、
アクティブウィンドウを隣の仮想デスクトップに移動させるなど、
アクティブウィンドウを隣の仮想デスクトップに移動させるなど、
足りないショートカットキーを追加できます。
それでも仮想デスクトップとしては機能不足感はないこともないですが、
配信するぐらいなら十分かと思います。
ソフトを使わずにウィンドウを別の仮想デスクトップに移動させたい場合は、
面倒ですが毎回画面左下のタスクビューボタンを押して
ウィンドウをドラッグして移動させてやりましょう。