おすすめグラボ10選!使用目的を考えて理想の性能を手に入れよう
目次
オーバースペックは必要なし!使用目的にあったグラボ選びが大切
動画の視聴やインターネットが目的であれば、パソコン本体内臓のビデオチップで充分ですが、本格的な映像制作やゲームをはじめようとしたらグラボのパワーが必要となってきます。しかし必要以上の性能を手に入れても、グラボは全ての力を発揮しません。ここでは購入時に注目すべきポイントや、正しい商品選びについて紹介していきます。是非参考にしてください。
グラフィックボードを選ぶときにチェックしたいポイント
ヘビーユーザーともなるとチェックポイントは多岐にわたりますが、そこまでこだわっても、性能差はベンチマークテストでしかわかりません。ここでは一般の方を対象に、気をつけなければならない要素のみ紹介します。
GeForce搭載カードとRadeon搭載カードのどちらを選べばよいか
GPU(画像処理チップ)の選択肢は、現在のところ「GeForce」と「Radeon」の2つしかないと考えて良いでしょう。両者の間にほとんど性能の差はなく、体感できるパフォーマンスも一緒です。好みのブランドを使うような感覚で選んでも差し支えありません。
ただし、RadeonがAMDのチップであることからか、パソコンのCPUに合わせて選ばれる傾向があります。intelのCPU搭載パソコンにはGeForce、AMDのCPU搭載パソコンにはRadeonという組み合わせが多くなっているのです。
そのため、パソコン本体と同様にGeForceが圧倒的なシェアを市場で占めており、グラフィックボードもGeForce搭載品ばかりとなってしまっています。
マルチディスプレイや4Kモニタを使いたいなら画像出力(モニタ)端子の種類・数量は重要
一般的な用途でパソコンを使うなら、フルHDモニタが1つあれば充分だといえますが、映像制作などの業務用途や、ゲームを快適な環境で行うとなると、4Kモニタを接続したり、マルチディスプレイ環境を構築したりしたくなるでしょう。その際に重要なのが、がグラボに用意されている画像出力(モニタ)端子の種類・数量です。
画像出力端子は規格の違いでDVI・HDMI・DisplayPortと3つに分かれます。かつてはD-Sub15という端子がモニタ接続の主流でしたが、今ではほとんど見かけなくなりました。
4Kなどの高解像度モニタに接続するにはHDMI、DisplayPortが必要ですが、ほとんどのクラボには最低でも1つずつ付いているので問題ないでしょう。マルチディスプレイ環境を構築したい場合は、同系統の端子がモニタの台数分搭載されているかをチェックします。
パソコンをゲーム用途に使うならビデオメモリの容量をチェック
ゲーム用途としてパソコンを使うのなら、グラボに搭載されているビデオメモリの容量はできるかぎり多いものを選びましょう。
ゲームソフトの側でも画面解像度やテクスチャなど画質設定はできますが、最低設定でゲームをしても本来の魅力は伝わってきません。ビデオメモリの容量が大きいほど、美しい画像がなめらかに動くようになるので、快適に遊ぶことができます。
もちろん、搭載GPUのグレードも重要ですが、ワンランク程度の違いならビデオメモリ容量が多い下位製品の方が快適ということもあるのです。予算内で製品を比較したときに、GPUのグレードが大きく違わなければ、メモリ容量が多くて安い製品を選択するのも賢い購入方法だといえます。
グラフィックボードのオススメ10選!
グラボ(グラフィックボード)をいざ買おうとして調べてみると、価格帯や性能が異なるなどさまざまな商品が、各社から販売されていることが分かるでしょう。
「チェックしたいポイント」で紹介したGPUの種類、画像出力端子の種類と数量、ビデオメモリの容量などもニーズに合わせて確認しながら、これから紹介する各商品の魅力をチェックしてみてください。
コスパ抜群で気軽にゲームを始めたい人に最適!ZOTAC「ZOTACGeForce®GTX1070AMPEdition」
ZOTAC「ZOTACGeForce®GTX1070AMPEdition」は、メモリを8GB搭載したGeForce®GTX1070製品の中ではリーズナブルに入手でき、コストパフォーマンスの高さから多くのPCゲームファンから支持されています。
発熱量も少なく、ゲーム中に負荷が大きくかかる時以外は、冷却ファンが動作することは滅多にありません。動作したときも回転音はさほど大きくないので、静粛性を気にするユーザーも満足度が高いグラフィックボードです。
重量が約2kgと重く、長さも30cm近くある大きな製品。使用しているPCケースによっては取り付けが難しいことがあるので、購入するときは注意しましょう。
はじめてのゲーミングPC用途にオススメ!ASUS「CERBERUS-GTX1070TI-A8G」
ASUS「CERBERUS-GTX1070TI-A8G」は、PCゲーム初心者でグラフィックボードに迷っている場合、これを選んでおけば間違いなしといえる製品です。パソコンでゲームを遊ぶときに、気になるのがグラボとの相性問題。この製品は多くの人気ゲームの動作確認をメーカー自ら行っているそうで、安心して使うことができます。
ウイングブレードと呼ばれる特許取得済みの冷却ファンを搭載し、動作音が全く気にならないレベルに抑えられている点も見逃せません。
ただし製品の幅が厚く、拡張スロットを2つ半も占有してしまうので、他の拡張ボードが付いていると装着できない場合があります。
仮想通貨マイニングも余裕でこなすスペックの高さ!msi「GeForce®GTX 1080 Ti GAMING X 11G」
msi「GeForce®GTX 1080 Ti GAMING X 11G」は、搭載チップに動作速度を上げたオーバークロック仕様のGeForce®GTX1080Tiを採用し、メモリも大容量11GBを搭載するハイスペックグラボです。
モニタへの出力はDisplayPort端子とHDMI端子がそれぞれ2つずつあるほか、DVI端子もあり、最大でモニタ4画面を使った画像出力が可能。
銅製ベースに8mm径のヒートパイプからなる独自クーラーで熱対策も万全です。高負荷時でも70度ほどに発熱を抑えています。
ゲーミングPC用途から仮想通貨のマイニング用途まで、高負荷の処理をストレスなく行えることから、PCヘビーユーザーにはとくにおすすめです。
安価にエントリーマシンをパワーアップさせるならこれ!GIGABYTE「GeForce®GTX1050WindforceOC2G」
GIGABYTE「GeForce®GTX1050WindforceOC2G」は、GeForce®GTX1050に2GBのメモリを搭載するローエンドモデルのビデオカードです。HDMI2.0端子が3つ付いているなど、安いからといって侮れない点が人気を集めています。
高い処理を要求される用途には向いていませんが、インターネットやオフィス文書作成などの日常的な用途では必要充分なパワフルさ。
エントリークラスの既成PCは、グラフィック機能がオンボードであることが多く、使用しているうちに力不足を感じてしまうことがあるでしょう。本製品は後付け搭載グラフィックボードして、そんなPCをパワーアップさせるのに最適なチョイスといえます。
ゲームをさらに快適にできる!安いけれどハイスペック!ASUS「STRIX-GTX1060-DC2O6G」
ASUS「STRIX-GTX1060-DC2O6G」は、少しでもよい環境でゲームをしたいけれど、パーツにあまりお金はかけられないという人におすすめの製品。GeForce®GTX1060に6GBのメモリを組み合わせたスペックながら、リーズナブルな価格で入手できます。
ゲーマー向けモデルとして作られており、オーバークロック仕様となっているため快適な動作が可能です。ハイパフォーマンス製品ながら、静粛性の高さは飛び抜けており、冷却ファンが回転をはじめてもほとんど気がつきません。
さらにGPUが高温となっていなければ冷却ファンが自動停止する準ファンレス使用になっています。
中古PCでもFF14やPUBGがプレイできるハイパフォーマンス!ZOTAC「ZOTACGeForce®GTX1060AMP!Edition」
ZOTAC「ZOTACGeForce®GTX1060AMP!Edition」は、古いデスクトップパソコンで最新のゲームを動作させることを可能にしてくれるビデオカードです。
もちろん古いPCとはいえ元々の性能の高さはある程度必要ですが、CPUにCorei7を搭載した7年前のマシンくらいならこのビデオカードを使うことで、FF14やPUBGをストレスなく遊べるようになります。しかしVR系のゲームとなるとやや動作が厳しくなるようです。
同程度のスペックを持つ製品と比較してコンパクトにできており、取り付け可能なPCケースが多いことも見逃せないポイントといえます。
4k動画編集やゲームが捗るお買い得ビデオカード!msi「GeForce®GTX1070GAMINGX8G」
msi「GeForce®GTX1070GAMINGX8G」は、動作の安定性や静粛性でゲーマーの支持を集めるビデオカードです。2016年発売の製品ですが、GeForce®GTX1070がGPUに使われ、メモリも8GBを搭載しています。最新のビデオカードと比較しても遜色ないスペックで、価格が安くなっていることを考えればお買い得といえるでしょう。
DisplayPort端子が3つあるので、出力される画像品質がどのモニタでも同じとなるマルチディスプレイ環境が手軽に構築できます。HDMI出力を混在させて色味の違いなどが気になっている人にはおすすめです。4K動画を編集するときの反応もよく、映像制作するときにも活躍してくれるでしょう。
マニア御用達のメーカーだから安価でも充分な実力を発揮!玄人志向「GF-GTX1050-2GB/OC/SF」
玄人志向「GF-GTX1050-2GB/OC/SF」は、自作派なら必ず製品をチェックするメーカー「玄人志向」のエントリー製品。GeForce®GTX1050に2GBのメモリを組み合わせています。
モニタ出力はDisplayPort・HDMI・DVI-Dの各端子が1つずつとなっているのです。最近のビデオカードに見慣れてしまうと少なく感じてしまうかもしれませんが、一般の方にはまったく問題にはならないでしょう。
パフォーマンス的には力不足の感がありますが、最新のゲームも画質設定を上手に行えば、なめらかに動作させることが可能です。
1万円台で販売されているということもあり、コストパフォーマンスは抜群の製品だといえるでしょう。
省サイズでパワフルな性能だからどんな人にもオススメ!msi「GeForce®GTX1060AEROITX6GOC」
msi「GeForce®GTX1060AEROITX6GOC」は、GeForce®GTX 1060+メモリ6GBとパワフルなスペックながらも、ショート基盤採用のコンパクトサイズ。ボードの長さが175mmなので、小型PCをパワーアップしたいときに最適です。
ブラケットを通じて熱を外に排出する「セミ外排気機構」や、高温の時以外は冷却ファンを動作させない「Zero Frozr」に対応することで、準ファンレス動作を実現しています。
モニタ出力もHDMI端子を2つ搭載しているので、マルチディスプレイ環境を簡単に構築できます。フルHD画質ならゲームもスムーズに動作するので、どのような人が使っても満足できる製品だといえそうです。
画質の高さと静音性でマニアが支持するハイスペックグラボの決定版!ASUS「ROG STRIX-GTX1080-8G-GAMING」
ASUS「ROG STRIX-GTX1080-8G-GAMING」は、GeForce®GTX1080にメモリ8GBを搭載したハイスペックビデオカードです。描画性能は文句なしの高さを誇り、ほとんどのゲームが最高画質でストレスなく動作可能。
もちろん動画編集、3Dモデル編集なども楽にこなせるパワーを持っています。一般の人にはオーバースペックで持て余してしまう性能かもしれませんが、ゲームのヘビーユーザーや映像クリエイターの厳しい要望にはしっかり応えてくれるでしょう。
静音性についても、PCケースを閉じてしまうと動作音が感じられなくなるほど静かで、まるでファンレスではないかと思ってしまうレベルとなっています。
必要な機能は何かを吟味して自分に合った一台を賢く選ぼう
おすすめのクラフィックボードから10製品を紹介しました。パソコンでより複雑な作業をしたくなったときに、手軽なパワーアップ手段となるのがグラボの搭載(交換)です。とはいえオーバースペックな製品を選んでも機能が使われず無駄になってしまうだけ。この記事を参考にして自分の目的にあったグラボを手に入れてください。