アマチュア無線局JA0RUZ FHD-ATV(Full High Definition - Amateur TV)

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5.7GHz帯 ドローンのFPV 運用(映像伝送)について

2020年01月14日 | アマチュア無線 フルハイビジョンD-ATV

   皆様ご存知の様にマイクロ波の 比較的運用等でも楽しめる 5.7GHzバンドが、
今 ドローンの映像伝送用(FPV)にも盛んに使われています。

しかも我々が今までやって来たアマチュア無線とは違った「片方向」だけの通信
の無線局(単行通信)で、私たちのマイクロウエーブ局の何十倍もの局数が、
全国のお空で稼働していると思われます。

一応 公式には 法に従い?   地上だけで電波状況を確認した   つもりで
(電波のあまり飛ばない条件下)コールサインボード等を数秒程だけ映し?その後、
自由に上空に飛ばしてしている様です。

(私は、スーパーインポーズで常時コールを送信できる様にして飛ばしました)



電波が飛ばない様な条件下で電波利用状況を確認して、遠方まで飛ぶ上空等では、
その飛ぶ範囲についての影響は一切おかまい無しの状況で、更にコールサイン等の
送出も地上で僅かな時間だけボード等を映し、実際のフライト時には自局名表示等
は一切無い状態で運用されている現状の様です。
                     *しかも「それで問題なし」とされている様です。

そこまでやる方はまだマシな方で、局免まで有っても、何もしないでいきなり送信
する方が多いのではないでしょうか?
(ドローンを飛ばす事にだけに集中して、アマチュア無線局の運用!なんて意識は
     一つもない輩が多いかと・・・)

他に FMやSSB D-ATV の運用局が有ったとしても、その状況等は知る術のない設備
等々(FM-TV受像機)で、他の局が映っていない事の確認だけで、運用されている
場合が殆どの感じです。

つまり、混信等については自分が飛ばすCHに邪魔者がいない事の確認だけして送信
している と思われます。
(イベント等では時々グループ内CH統制の為、FPVチェッカー等で確認してもいる
 様ですが!)

また「FPVアマチュア無線クラブ(1400人近く登録済み)」のFBではCH数を7CHまで
増やし、更に無免許者でもFPVは使える様にする等々の意見を総務省に要請している様で、
先日 私も総務省本省の担当者と電話で話した時には、官もその方向に向いている感じ
でした。
総務省の狙いの一つに、若者の理科離れの打開策の一つに「無免許者の FPV運用を、
当該無線従事者が付き添い運用できる様にする制度?」は効果が期待できる、と考え
てもいる様です。(ISSとの交信で、生徒が無資格運用可能、、、等をヒントに)

発想の転換から、FPV 無線経験者がアマチュア無線に入る方もゼロでは無いでしょうが、
ドローンの為の 5G FPV のみの開局者が、従来のアマチュア無線等に興味を持って
くれる方が、どれ程いると見ているのでしょうか?

 マイクロ波なんてアマチュア局では殆ど使ってないから、需要があるFPV局に使わ
せるのが社会通念だろう!!」 とかの意見や 「マイクロ波の無線機なんてもう
FPV機以外にほぼ販売されていないから、使っている人はいないでしょう」とか、
運用状況等を知らないアマチュア無線家たちが「私もアマチュア無線やっていますが、
FPVは何も問題無いでしょう!!」 の様な事まで書いています。
そりゃ「自分が使わないバンドではアマチュア無線には影響無い」と、多くの方が
発言されている様で、寂しい限りです!

もし自分が運用しているバンドが、違う目的の運用者だらけになって影響が有ったり
したら、どう思うのでしょうか?

そこで、SNS等をやっている方は、是非このクラブ等のFBグループにも参加して頂き、
情報を見守って、必要に応じてはマイクロ波の運用者として意見して我々のマイクロ波
バンドの防衛にも協力して頂けないでしょうか?
               https://www.facebook.com/groups/fpvarc/?ref=bookmarks

    この 5.7GHzを経験せずして、24GHzや135GHz等々までやっている方はまずいない
と思います。
そこまでには 必ず 5Gバンド のステップが有った筈で、「もうそんな低い周波数は
卒業した」なんて言わずに、後に続く方の為にも大切にすべきバンドだと思っています。

「今までのアマチュア無線はもう古く、必要とされているドローンに200M帯域の電波
を使わせて貰いたい」的な方が増えており、このままでは私たちの守り続けてきた
マイクロ波アマチュア通信の運用までも侵される事を危惧しています。

実際、私がポータブルスペアナで混信の有無を確認してから送信していたら、何一つ
確認せず同一の場所で「激安FPV送信機」から5745MHzのFM-ATV波を発射され、
FHD-ATV 交信が潰され続けたが事がありました。
(該当者はドローン運用ではありませんでしたが)

発信局を探し当てて、CH変更や電力低減をお願いしても、そこには「この周波数で
正式に免許があるんだ、何か問題でもあるって言いたいのか!」と、やりたい放題
の 若い 1アマ局がいました。

そして更に彼らのグループ方の SNS には
 「 昭和時代の古いアマチュア無線家は 老害者だ! 」とまで書かれています・・・!

そんな  5.7GHzバンド になろうとしている現状をどう想いますか?

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