競艇での不正の見返りに選手が報酬を得たとされる贈収賄事件で、モーターボート競走法違反の疑いで逮捕された元競艇選手の西川昌希容疑者(29)が、自身が有利なコースで出走した際、わざと順位を下げて高配当をつくって会社員の増川遵容疑者(53)=同容疑で逮捕=に的中させたことが関係者の話で分かった。2人は昨年だけで国内であった約20のレースで不正をしていたとみられ、名古屋地検特捜部が調べている。
逮捕容疑となったのは、昨年7月2日に琵琶湖モーターボート競走場(大津市)であった二つのレース。西川容疑者は第7レースで内側から2番目の2コースで出場。2番人気だったが、スタート直後に1艇が転覆(失格)して5艇中4着になった。第10レースでは最も内側の1コースで出場し、1番人気だったが2着だった。
各レースのオッズ(賭けの倍率)は50倍と57倍。第7レースについては、西川容疑者が不自然に減速し、故意に4着になったとインターネット上で「八百長」と批判され、話題になっていた。
ボートレースは6艇が1周60…
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