ロサンゼルスで自主トレを行っている中日の平田良介(31)は主目的だった柔軟性の向上も進んでいる。平田は「徐々に可動域が広がっているので、いい傾向が出ていると思う」と自己分析。「日常生活でも靴下を履くのが楽になっている」と実感を口にする。
昨オフに続いて指導する新垣陽平フィジカルコーチは「がっちりしているので、どちらかというとしなやかな動きが苦手」と特徴を指摘。トレーニングでは重い物を持ち上げるよりも、スピードを意識したメニューを増やしている。
ダッシュでは脚の動きを撮影し、すぐにその場でスロー再生。「右肩の可動域が広がれば、もっと速く走れる」とアドバイスを受けたのが一例だ。天才的な感覚の持ち主は科学的なアプローチで、さらなる飛躍を目指す。