自民・公明の対共産、民主に対する幼稚なインボーについて

 

宮崎学である。

 わしは常々、「楽しさは、麻雀シンボー、人生ビンボー、政治はインボー」が正しいとおもっておる。

ゲンジツ世界ではむろん、インボーが渦巻いて今の選挙は戦われておることを組員、党員、党遊はしっておいてほしいので実例をあげる。べつに安小説を読む必要は全然ないぐらいおもろいで。



 これは、なんと日本共産党の「赤旗」の「特だね」である。

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わしの名前が堂々と出てくる。サンケイ新聞の「正論」にのったときも驚きだが、これはもっと驚きである。なんせあそこのふつーの共産党員はみな、上見て従う人たちが多いよって、『突破者』の著者であるわしはワルモノになっとる。昔の知り合いも「マジメな共産党員」ほどわしみると逃げよる。「党」が「宮崎学対処マニュアル」とかを決めてくれるまで、自分の判断では、なんもでけへんのや。(これは、共産党のワルクチではない。日本の「一流」の組織はみなそうや。つまり「一流組織」の証拠なんである,と褒めたっとるんじゃ(^^;))


 ところが、実にこの大きな記事は、ワシ、暖かい扱いを受け取るがな。なんで?そら読んだらわかる。

★赤旗の記事(6/17)


 総選挙で日本共産党攻撃を目的とした単行本が解散前後に、宣伝ビラとして配布することを条件に大量に買い付けられ、その宣伝ビラは自公保守勢力の謀略ビラとして全国的に大量配布されていることが16日、関係者の証言でわかりました。
この本は、雷韻出版(東京・目黒区)から出ている「誰も知らない日本共産党のホンネ」と題するもの。
 この宣伝の体裁をとってB4判の両面カラー刷りの謀略ビラが全国各地で自公保3党ビラといっしょに創価学会会員らによって配られています。
 同出版社から本を出している評論家の
宮崎学氏が関係者から聞いたところによると、この本はもともと今年2月に2000部の自費出版として同出版社に持ち込まれました。
 しかし、その後ひとりの人物が現れ、同出版社に対して本を買い上げたい、と申し入れてきました。その際、「本の宣伝チラシをまいて使ってもいいことを了承すれば5万部まで買い上げる」と条件を出してきました。
 買い取り方は、書店に注文を出す方法、注文伝票を同出版社に送り、それで買い取りを確認することで最終的に総選挙の前に話がつきました。5万部の買い取りはすでにおこなわれています。
 「なぜこんなことをするのか」と同出版社側が聞いたところ、その人物は「選挙のためにやるんだ」と回答。
「野中(広務自民党幹事長)さんか?」とたずねたところ「それに近いことは間違いない」と答えたといいます。

 同本は定価1400円。
5万部買い取りの費用は7000万円。本の宣伝の体裁の謀略ビラは全国で3000万枚近くまかれており、その費用は概算で1億1000万円。さらに「讀賣」「毎日」「東京」「産経」などの新聞で本の広告も出しており、その費用は通常料金で概算すると1746万円これらをあわせると2億円にのぼります
 この種の本は通常、大量に出版されるようなものではありません。日本共産党のイメージダウンを狙うために計画的に利用している謀略の組織的構図が浮かび上がってきます。


というわけや。雷韻にかぎらず、こんなええ話にのらん出版屋はおらへんがな。5万部ゆうたらそういう数字や。まして雷韻のボスは相当なタマで、赤旗でも大マスコミでも記者風情にこんなことしゃべるようなやつちゃう。わしにはほんとのこといいよるけどな。なに、別に脅迫したわけやない。雷韻はこないだ「オウム」の本だしたとこや。無名の出版社であったが、わしは出版社もマスコミも名前やおおきさなどで一切差別しない、印税のタカだけを問題にする、という礼をもってのぞんだから、あちらのボスもそれに応えただけのことである。任侠の世界の話や。

cyber22.gif (3097 バイト)河上イチロー君と「サイバースペースへの挑戦」でも「宮崎学氏絶賛」やったしな。ん?もうわすれた。あかんがな。しっかり宣伝しておくように。

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 へい、これでおま。クリックしとくれやす ↑



 というわけで、赤旗の記事は、わしがしやから聞いてやったのだ。

 すなわち、完全に本当である。

このインボービラはやな、「共産党」への嫌悪感がまだ強いイナカでまいて、実質的なねらいは競合する相手の民主党をおとしめる、という一石二鳥やねん。それだけ自民党がこのままではやばい、という危機感を持っているという証明でもある。まあ、銭だけはまだあるようだ。わしに相談したらもっと有効に使う方法をおしえてやったのに。どうせ買うなら、川上徹の本の50000部こうたほうがよっぽどイヤガラセとしては上等やんけ。アホが。おっとこら、失言である。取り消すわ。わしは、今回は、盗聴法反対の立場から「セイギのミカタ」日本共産党のそのまた味方をしとるんやった。

 

さて、この陰謀が、ぐーぜんとかそういうもんでなく、自民党の奥の院が本気で指揮をとってやってる、という証拠がもうひとつでてきてしまった。

  「週刊文春」六月二十二日号sbnsn.jpg (2086 バイト)に「田中真紀子ジジコー批判猛毒人物評」というのにでておる。これはおもろい。まだ売ってるから立ち読みしなさい。

 で、その「語録」のなかに、こういうくだりがある。


sbun2.gif (9303 バイト)〈解散の目に、百校もチラシが来ましたね「ポスターが全部の議員に。で、何かというと、「私たちは節操のない政党です。民主党」「私たちは消費税を上げます民主党」「私たちは、人の揚げ足を取るのが得意です民主党」。このチラシが、自民党の幹事長室から来たというんです。これ、間違いじゃないの、民主党から来たんでしょ、と聞いたんですが、いや、違うんだ、と。自民党本部から全自由民主党の国会議員の選挙区にパラマケと言ったと。要するに、これは相手を引っ掻き落とすために、自民党が作ったポスターなんです>



ここだけでも大ニュースなんだが、あとがこわいから、田中真紀子のスカートの下にかくれて報道しておるな。まあ、官邸クラブなどとくらべれば、しないより1000倍ぐらいマシやけどな。

  しかし、このようなハズカシサのカケラもないド田舎的手法を、大政権政党バレないとおもてやる、というところに「新しい意義」がある。つまり、この国際競争時代に「正規軍」が地下鉄でサリンまく、みたいなことやっとるわけ。これは怖いもんがある。

  自民党で前回の選挙を仕切っていた白川勝彦あたりなら、同じ田舎モンでも、一喝してこんな連中を跳梁跋扈させなかったやろうとおもう。その白川が自民党追い出されるか、落選させられるか、そういう相手と、いまの野中一派は結んでおるわけや。サイゴン政権末期みたいなもんちゃうか。

  とはいえ、むろん、この「事件」は、大マスコミがこの問題を報道しないまま闇にほうむられるだろう。また、赤旗に書いてある記事の下にでているような、千葉で落ちそうな臼井日出男法務大臣の「検事長合同」での発言、「厳正公平、不偏不党の立場で」「特に組織的で大規模な事犯」「悪質な違反者の徹底捜査の検察権行使」は決して、自民党のこのビラには適用されないことは1対1000で賭けてもよろしい。違うかね?毎日当ホームページをみにきてくれる検察庁のわしのファン君?

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これも上の赤旗と同じ紙面)

 田中真紀子は、アホやないで。栗本慎一郎とたった2人だけ自民党で「盗聴法」に反対し、採決にも欠席するという抗議姿勢をみせた今の自民党には珍しい硬骨女史である。上記発言は、政治家として意識して「保守の人よ、これでいいの?あんたたち」と問うておるのだ。

 そういえば、彼女はとなりの6区で苦境にある白川勝彦の応援にもいっておる。かって、ダンナが落ちそうだったとき、応援に白川が来てくれたから、ということらしいが、ようは義理と人情のスジをとおしておる。ウヨク、サヨクかんけいない。スジを通すやつがおらんこんな時代には、「絶滅の危機にある動物」やから保護せなあかんのじゃ。

 そもそもインボーというのは実に面白いが、あれはゲリラやからおもろいのであって、自民・公明というのは今の日本の国家を牛耳っている大政党連合がやるのはスジ違いや。正規軍がサリンをばらまくようなことしだしたら、これは終わりやがな。17歳がバタフライナイフをふりまわすのも当たり前だ。

  白川や田中真紀子は、そのことの本質を憂慮しておる保守であり、本来ならわしらの挑戦を正々堂々と受ける側の中心におらんとアカンねんけどな。しやから自民党は栗本慎一郎の予言どおり滅びるであろう。

 自民党が滅びるとき、日本の大マスコミも一連託生で滅びるだろう。まあタノシミにしとこや。

さて、ほならつぎは、新潟に白川勝彦と、田中真紀子を応援にいってくるでえ。

      2000 6 18  宮崎 学

 

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上記、謀略ビラをみかけたかたはどんどんお送りください。みんなで楽しみましょう。

    電脳キツネ目組選挙好き一同

 

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