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社会言語学研究室と「やさしい日本語」研究会の「やさしい日本語」資源は、
被災者支援の視点から運営・活用していますので、商用利用等はお断りしております。
被災者支援に携わる皆さんが利用できるようにとの配慮からの措置ですので、
企業等による営利目的での活用は控えてくださいますようお知らせします。
                      (社会言語学研究室・「やさしい日本語」研究会)


「やさしい日本語」カテゴリーⅡとは



「やさしい日本語」は、日本に住む外国人の皆さんを

災害から守るための簡単な日本語として考案されました。

考案当初は、災害時の情報伝達手段として使われていた「やさしい日本語」ですが、
2017年3月現在では、自治体や外国人支援団体で生活情報を伝える手段としても
使われています。
 
そこで、災害発生後72時間以内の「やさしい日本語」を「カテゴリーⅠ」とし、
発災後72時間以外に限らない生活情報を伝えることを目的とした「カテゴリーⅡ」を
新たに提案することにしました。

「やさしい日本語」カテゴリーⅡの対象者
 
 辞書などを使いながら、旧日本語能力試験2級(N2相当)程度の日本語が読めるくらいの日本語能力を持つ外国人
 旧日本語能力試験2級とN2がどれくらいの日本語レベルなのかについては、以下のリンクをご覧ください。(日本語能力試験のページへ飛びます)


カテゴリーⅡで伝える情報の内容
 
 カテゴリーⅡの内容について説明します。独自に設けたカテゴリーⅡの5つの選定基準に沿いながら、カテゴリーⅡで扱う生活情報の内容を設定しました。5つの選定基準と、扱う生活情報の内容は以下の通りです。この基準は、外国人が日本で暮らす上で特に知っておく必要のある情報を扱うことを目的に設定しました。 

  ①国や地域の制度で、日本での生活に直接かかわるもの
   ⇒税、確定申告、補助金、年金、市営住宅の案内、外国人登録に係る情報
  ②日本で生活していく上で特に必要なもの
   ⇒就業、教育、保育に係る情報
  ③命を守るために必要なもの
   ⇒防災、救急、保健・予防、交通ルールに係る情報
  ④生活情報誌全てにみられたもの
   ⇒ごみに係る情報
  ⑤その他外国人向けのもの
   ⇒日本語学習講座、(年金や労働などの)相談に係る情報

 なお、5種の選定基準に当てはまらなかったものとしては、地域のイベントや法律相談、ペットなどに係る情報です。これらの生活情報は、カテゴリーⅡよりもさらに幅広い情報を扱うカテゴリーⅢやカテゴリーⅣに含まれる可能性があるものとして、今後、研究室で検討していきます。

もっと詳しく知りたい方へ
 
 カテゴリーⅡの研究として、研究室では『生活情報誌作成のための「やさしい日本語」用字用語辞典』『生活情報誌作成のための「やさしい日本語」ガイドライン』を作成しました。これらを使えば、 「やさしい日本語」を用いた生活情報誌を簡単に作成することができます。以下に詳しい内容へのリンクがあるので、ぜひご覧になってください。
 また、「やさしい日本語」カテゴリーⅡの14の規則へのリンクもあります。これは『生活情報誌作成のための「やさしい日本語」ガイドライン』の規則を分かりやすくまとめたページです。こちらもぜひご覧ください。




1. 生活情報誌作成のための
「やさしい日本語」用字用語辞典
2. 生活情報誌作成のための
「やさしい日本語」ガイドライン
3. 「やさしい日本語」カテゴリーⅡの
14の規則



1. 生活情報誌作成のための「やさしい日本語」用字用語辞典

 本辞典は、カテゴリーⅡの語を使用して、自治体や外国人支援団体の皆さんが「やさしい日本語」の生活情報誌を作成できるようになることを目指して作られました。カテゴリーⅡにおける語の難易度や、語構成が書き添えられており、用字用語辞典として一覧できるようになっています。本辞典を使うことで、記事の中の語が、外国人の皆さんにわかりやすい表現かどうかをすぐに調べることができます

詳しい内容については、以下のページをご覧ください。
⇒生活情報誌作成のための「やさしい日本語」用字用語辞典

               

1用字用語辞典(以下、「辞典」と呼ぶ)とは、ある機関や専門的な場面における、
漢字やことばの使い方を示す辞典のことです。
 



2. 生活情報誌作成のための「やさしい日本語」ガイドライン

 このガイドラインは、自治体や外国人支援団体の皆さんが、日本で生活をする外国人を対象に「やさしい日本語」を用いた生活情報誌を作成、提供できるようになることを目的に作りました。カテゴリーⅡの「やさしい日本語」文を作成するときのルールがまとめられています。

詳しい内容については、以下のページをご覧ください。
⇒生活情報誌作成のための「やさしい日本語」ガイドライン




3. 「やさしい日本語」カテゴリーⅡの14の規則

  『生活情報誌作成のための「やさしい日本語」ガイドライン』の「やさしい日本語」文の作成規則をまとめました。カテゴリーⅡの「やさしい日本語」文を作る際にぜひご活用ください。

詳しい内容については、以下のページをご覧ください。
「やさしい日本語」カテゴリーⅡの14の規則





「やさしい日本語」目次
「やさしい日本語」とは




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