我が家の猫。
最近は老齢のためか耳も目も悪くなっており呼びかけても気付かない様な状態だった。
失禁もあった。
脚が悪いので歩くのも大変で、それでも一生懸命トイレに行っていた。
一昨日は猫ベッドの中でお漏らしした。
昨日は摂食が不能となってしまったため慌てて病院に連れて行った。
すると。
「糖尿」
とのことだった。
糖尿…まさかの糖尿。
元々ストルバイト結晶持ちなので療法食を食べている。その為、飲水は多かった。
心臓も萎縮しており、それも心配だったが直ぐどうこうなるようなものではなかった。
急激に悪化したのか。
獣医には「このままだと今晩が山です」と言われた。
大泣きしながら入院を頼んだ。
私は毎日老人を見ているが、
「もう食欲も無くて食べたがらない老人の口に無理矢理ドロドロの食事をねじ込んだりエンシュアを飲ませたり…
自分が老いた時、そんなこと絶対されたくない。ましてや胃瘻だの経鼻瘻だの腸瘻だの冗談じゃあない」
と思っている。
そんな風に思うのに、こうして猫が死にかけると「自然な死」を選ばせてやれない。
今彼の脳は機能しておらず、痛くもなんともない。
このまま死ねば苦しむこともない。
それでも。
撫でればゴロゴロと頼りなく喉を鳴らす。
伸びない舌で水を飲む。
そんな状態でもまだ生きててくれてる。
そこに生きて在る。
生きて傍に居て欲しい。
そう思ってしまう。
本当に申し訳ない。
つらいな・・・ 俺も猫が家にいてていずれ別れが来るんだろうけどまだ想像もしたくない