また昨日見たブログの中ではこのような記事を書かかれる方もいた。その方というのは自身のうつ病経験を元に「うつ病になるとこうなる。」「病院にはどこどこに行った。」「会社にはこう話した。」とうつ病に関する情報発信をメインとした「うつ病ブログ」を書く男性と思われる方であった。
この事自体については別に構わなく、むしろうつ病を患っている方々に対して勇気や希望を与えられる素晴らしい事であると思うのだが、やはりその方の書かれた記事をよく読んでみるとどこか違和感を覚えるようなおかしな文章であったのである。
例えば
「自分はうつ病になった時まさか自分がうつ病になるなんて思ってもいなかった。笑ってしまうね。
それから会社も行けなくなって、行こうとしても足がマジで震えちゃって。行きたくても『うわっ、これヤバいな。』と。一緒に働く会社の人たちの顔なんてとても見れなかったし、何なら受付の女の子にだって『おはようございます...』って声が出ない笑笑
それから病院に行ったけど見てもらったら『うつ病』って診断されて『あーっ、やっばりか...』って落ち込んだ。スゲーショックだったし、しかも治療費に50万近い金額の契約されて『えっ?これ詐欺じゃないの?』って疑ったね笑
でもこれ、本当だったんだよ。何でもいつまで経っても治らなかったりすると最大で50万円くらいの金額がかかるけど、もしうつ病が速く治ればその治療した分だけのお金だけで済む。なんなら途中解約しても全額払わずに、治療した分だけでいいよって言ったからさ仕方なくサインしたよね笑
それからうんたらかんたらアレコレホニャララ...」
と書いていたとする。この文面から感じられたのは、確かにこの方が経験されたことは本当でその時自身はどう動くことになったのか、何をしなければならなくなったなどの良い情報が書かれている。しかし、これも愚痴記事を書かれている方と似たようなもので信憑性に欠けるような「それはそれは、大変でしたね。」「それ、どこの飲み会の話?」と疑いたくなるような記事内容だったのである。
本当にうつ病だったのだろうか?
もしうつ病を本当に患ったことのある方であればこのように感じる事だろう。それは不信感にも繋がってくるだろうし、そのブログ、その記事が二度と同じ人の目に読まれない原因にもなる。ブログ記事の書き方には色々な方法や在り方というものがあるのかもしれないが、少なくとも「うつ病」というテーマを記事にして書く場合、おちゃらけた様子で、まるでうつ病患者をバカにするような態度で記事を書いてはいけないと思うのだ。
私がこのような固い文章で人の悩みについて語るのと同じである。もし以前書いていたふざけたような、料理記事を書いていた時のような「何々しました。」「これは良いですね〜!」などと明るい気持ちで書こうならば悩んでいる人たちから「冗談も休み休み言え!」と非難殺到することとなるだろう。
どんな記事を書こうにも、どんな態度で書いたって良い訳では無いのだ。
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