◆重要なお知らせ◆
いつもVALUをご利用頂きありがとうございます。この度、お客様の暗号資産をお預かりする業務を断念することとなりました。
それに伴い2020年3月2日 13:00 をもってVAの売買機能提供を終了し、2020年3月31日 13:00 を期限に、お預かりしている暗号資産の返却手続きを進めます。
正確には「暗号資産(仮想通貨)」を媒介としたサービスとしてはギブアップして、現金を媒介としたこじんまりとしたサービスになるようです。「仮想通貨」という魔法がとけることで「ただのサービス」になるでしょうが、「ただのサービス」としては面白いと思うので、むしろ期待しています。
というわけで、VALUというサービス(特にdankogaiさん参画前)の初期が、いかに馬鹿げたお祭り騒ぎであるかをリアルタイムで10個くらい書いた私としては非常に満足です。 「仮想通貨」という魔法をかければ、何の価値もない「無」が100万円で売れる、そんなバカげてて、ひたすらに狂った世界でした。
もちろん、たいていの人は、私がいちいち何か説明しなくてもVALUはダメだというのはわかってたと思います。
何がダメだったかというと一言でいうとこれですね。
発行者側にリスクを全く負わせない仕組みはダメよ。
これに対して、イケハヤさんは自分が儲けたいためになにかごちゃごちゃ言ってましたが
www.tyoshiki.com
結果はこの通りです。いくら煽り屋が煽ったところで、だめなもんはダメなんです。というかイケハヤさんが煽っているようなものは「構造的」にダメなものが多いです。だってイケハヤさんは儲かる案件ばかり煽るわけですが、「アフィリエイターが儲かりすぎる」ということは、そのしわ寄せがユーザーや運営元が負担させられるサービス、そうでなけれれば情弱向けのビジネスになることが多いからです。その中でもVALUというのは最悪の部類でした。
一時期1VA100万円で売買されていたイケハヤさんですが、なんだかんだいまだに1枚10000円近い値段をキープしてるのがすごい。(※今売り板に5000円で売りたがってる人がいますが買い手が誰一人いないから売れないだけだけどね!)ほとんどの人は自分がVALU発行して得た利益で持ち合いしてただけだかろうからほとんど問題はないんでしょうが、リアルマネーを突っ込んでVALUを買った人は少なからずいたそうですからご愁傷様です。今でも売れずに握ってる人いると思いますが、その人たちは一体どのくらい損したんでしょうね。。。
さて、その裏側で人を無責任に煽って儲けたお金を、自分だけ出金してイケハヤさんだけがウハウハなまま終わりましたね。あの頃の仮想通貨バブルでみんな頭のねじが緩んでいたとはいえ、よくこんなあほみたいな仕組みにみんなリアルマネーを突っ込んだもんだな……とほんとにバブルこえええええって思いますね。
それにしても、打ち上げ花火のように華々しく登場して一瞬で散っていたVALU祭りからもう2年半ですか。はてなの人は全然興味なかったと思いますが、仮想通貨(暗号通貨)バブルの末期の一つの彩としてぜひ記録しておきたいアホ騒ぎでした。日本人は投資慣れしてないから、こういうアホみたいな投機熱への耐性が全くない、ということがよくわかる事件でおもしろかったし、将来まともなブロックチェーンビジネスが仮に生まれた際には、初期にはこんなアホなことがあったんだよと語るおじいちゃんになりたいです。