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 生命保険会社の医療保険の「先進医療保障」で4月以降、白内障手術が対象外となる見通しだ。厚生労働省が昨年末、これまで先進医療として認めた手術法を外す方針を決めたためだ。白内障は高齢者がかかりやすくて手術も増えており、保険会社の先進医療特約の支払件数の大半を占める。白内障治療を考えている保険加入者は、注意が必要だ。

 厚労省は高度な技術を使う先進医療を選び、原則2年ごとに保険診療へ移行するかなどを見直している。先進医療は公的保険でカバーできず、高額な技術料などが自己負担分となる。保険会社は主に医療保険の特約として、この負担分を保障している。

 特約支払いの多くを占めるのが白内障手術。「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」と呼ばれ、濁った水晶体の代わりにレンズの一種を入れる。公的保険の使える単焦点レンズの手術と違って遠近ともにピントが合いやすく、めがねを使わないで済む。1件あたり60万~70万円ほどと高額だが、手術する人が多い。

 先進医療特約は月数百円のわず…

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