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社会

長野で筒粥神事、今年の世相は「3分5厘」 諏訪大社の春宮

 下諏訪町の諏訪大社下社春宮で14日夜から15日早朝にかけ、今年の世相や農作物の豊凶を占う「筒粥神事」があり、世相は昨年と同じく、5分満点で「3分5厘」だった。

 束にしたヨシの茎44本を米や小豆と一緒に釜で炊き、茎の中に入った粥の量や状態で占った。

 境内の筒粥殿は中央に炉が切られ、車座になった神職8人が囲んだ。火おこし棒で炉に火をつけ、大はらいの詞を唱えながら夜を徹して粥を炊きあげた。

 農作物の出来は、漬菜や夏蚕などが「上の上」、蕎麦や晩稲などは「上の中」と出た。大社の神職は「今年も台風や大水など災害には注意が必要だが、実りの秋を迎えられる」と見通した。

(中日新聞)

粥を炊く釜を囲み大はらいの詞を唱える神職ら=長野県下諏訪町の諏訪大社下社春宮

粥を炊く釜を囲み大はらいの詞を唱える神職ら=長野県下諏訪町の諏訪大社下社春宮

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