「桜を見る会」公文書管理法違反を認め野党が追及[2020/01/14 19:30]
「桜を見る会」の招待者名簿を巡り、菅官房長官が公文書管理法違反を認めたことを受け、野党が追及を強めています。
22回目となった桜を見る会を巡る野党ヒアリング。誰が招待されていたのか。公文書である招待者名簿の管理を軽んじる姿勢が浮き彫りになっています。
安倍総理大臣:「招待者名簿については、内閣府があらかじめ定められた手続きにのっとって適正に廃棄をしているところであります」
ところが、2013年度からの5年間の招待者名簿について行政文書ファイル管理簿に記載していなかったことや廃棄記録を廃棄簿に記載していなかったことなどが判明。菅官房長官は公文書管理法違反などにあたると認めました。なぜ記載しなかったのかについては14日朝、こう釈明しています。
菅官房長官:「平成23年(2011年)と24年(2012年)に記載すべきことを記載していなかったわけです。民主党政権ですけど。ですから、それを引き継いでいたということだと思います」
民主党政権の時に招待者名簿は管理簿や廃棄簿に記載されていなかったので、それを引き継いでいたとしています。
野党追及本部、無所属・山井和則衆院議員:「2011年と2012年は『桜を見る会』は行われなかったんですよ(東日本大震災で中止)。だから招待者名簿は最終的にはなかったんですよ」
内閣府・酒田元洋大臣官房総務課長:「招待者名簿が完成していないのはその通りでございます。(未完成の名簿でも)公文書管理法にのっとって対応すべきであったと」
野党追及本部、無所属・山井和則衆院議員:「2010年(民主党政権)は管理簿に載せているんですか?」
内閣府・酒田元洋大臣官房総務課長:「2010年は管理簿に載せていて、適正な廃棄協議を経て廃棄簿に掲載をし、廃棄されている」
桜を見る会を開催したにもかかわらず、公文書として適正に管理されなかったのは2013年度の安倍政権の時が初めてだということです。