中日の吉見一起投手(35)が14日(日本時間15日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスで自主トレを公開した。「あこがれの先輩」と語る日本ハム・金子弌大投手(36)と初の合同トレは収穫たっぷり。“カネコイズム”を吸収し、昨季1勝からの復活を目指す。
吉見にとって、金子はトヨタ自動車時代の1年先輩。ただ、当時は「あまり練習しない人だった」という。ここまで濃密な時間を過ごすのはプロ入り後初めて。「準備から、翌日のためのケア、口に入れるものまですべてが徹底している。天才が練習したらすごくなる」と実感した。
この日はトレーニング施設で体を動かし、キャッチボールでは約70メートルの遠投。金子とは互いの投球動作を確認しながら、話し込んだ。「こういうお手本になる人はなかなかいない」。若手に聞かれる立場だった昨オフまでとは違い、貪欲に学ぶ姿勢を貫いている。