東海道新幹線で2018年6月、乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた無職、小島一朗被告(24)を無期懲役とした横浜地裁小田原支部の判決が確定したことが7日、分かった。判決は検察の求刑通りで、期限の7日午前0時までに検察側、被告側双方が控訴しなかった。
判決によると、18年6月9日午後9時45分ごろ、新横浜―小田原間を走行中の東京発新大阪行きのぞみ265号(16両編成)の12号車で、20代の女性2人をなたで襲って重傷を負わせ、止めに入った兵庫県尼崎市の会社員、梅田耕太郎さん(当時38)の首や太ももをなたとナイフで切り付け殺害した。
公判で検察側は「一生刑務所に入りたいという身勝手な動機による凶悪な無差別殺人だ」として無期懲役を求刑。被告も、無期懲役を望むような発言を繰り返していた。〔共同〕
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