金融庁は、企業の会計不祥事を防ぐ監査改革の検討課題としてきた監査法人の「ローテーション制度(交代制)」の導入を見送る方針を固めた。一定期間ごとに監査法人の交代を義務付けることで企業とのなれ合いを防ぐ効果を期待されたが、負担増となる企業側の反対が強く、実施は時期尚早と判断した。会計監査の透明性や質の確保に向けた改革はなお途上だ。
カネボウや東芝など大手企業による会計不祥事が相次いだことを受け、金融…
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