近年、離婚率が上昇傾向にあり シングルマザー(ファザー)の ご家庭も増えてきました。
男女の交際が始まり、時が経ち 婚約…そして結婚と幸せ一杯で順風満帆な日々を送っていた当初は 私達夫婦が この先、まさか離婚してしまうなんて…きっと誰しも想像していなかった事だと思います。
もう二度と結婚なんて したくない。
精神的にも身体的にも…人生自体に疲れた。
何の柵もない、1人の方が気楽で良い。
離婚直後は、こう思われる方が大半だと思います。
しかし、人間の心とは本当に不思議なもので 時が経つと同時に 自然と新しいパートナーや環境を求めてしまうのです。
そこで今回は『ステップファミリー(再婚)願望はあるけど、前に進めない・決断できないと悩んでいる方へ』をテーマに、なぜ再婚に踏み切る事ができないのか。という点に着目して、過去の相談内容や実体験を基に 私なりの再婚への極意をまとめてみようと思います。
離婚率 上昇傾向
日本の離婚率は、約1分49秒に1組が離婚しているという計算がでています。特に若い世代の離婚が多く、19歳以下の女性では約60%が離婚をしているそうです。
上記のように若い世代の離婚率と同時に、40代~50代と長年連れ添っていた おしどり夫婦が離婚してしまう『熟年離婚』の確率も年々 上昇傾向にあります。
実はかつて年間10万件にも満たなかった離婚件数はいまでは25万件ほどにまで増えており、日本はすでに3組に1組が離婚する「離婚大国」になっている。
「しかも、これから再び急カーブを描いて離婚件数が増加する恐れがある」
出展元:この国はいったいどうなってしまうのか未婚率と離婚率が急上昇 2030年みーんな一人暮らし日本から家族が消えてなくなる(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(2/5)
今では 3人に1組が離婚してしまうと言われる時代となってしまいました。
その理由としましては、若い世代の授かり婚(金銭的・精神的負担)や核家族化による共働き夫婦の増加(夫婦のすれ違い)等が挙げられると思います。
離婚の原因
裁判所が公表している司法統計「平成29年度 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」によると、裁判に発展した離婚の理由で最も多かったのは「性格の不一致」でした。
やはり、最も多い原因は価値観の違いや性格が合わない。
そして弊社を利用してくださいました クライエント様の過去の相談内容で多かったのが、不倫(浮気)による離婚と家庭内暴力(DV・モラハラ)による離婚でした。
中には上記グラフにありますアルコール依存症やギャンブル依存症等の精神障害が原因での離婚も非常に多かったです。
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再婚への意識
二度と結婚なんてあり得ない。
もう あんな思いをするのは二度とゴメンだ。
そう考える方が大半だと冒頭でも綴りました通り、私自身も一度結婚に失敗している身ですので 離婚経験のある方の話を聞くと、そのお気持ちは痛いほど良く分かります。
世間では、『見る目がない。』だとか『辛抱が足りない。』等の批判的な意見やどこか冷めた目線で見られる事が多いのですが 当人達の心身共に受ける傷というものは本当に計り知れないのです。
夫婦間の溝が埋まらない中で離婚に向けての話し合い、双方の言い分、どちらが良い悪いの話をしても収拾がつかず…蟠りと とてつもなく押し寄せる空虚感と孤独感。
そこから立ち直るのは容易ではないということ。
しかし、時間が薬となり 徐々に元の自分へと回復し、やがて自分の今現在の環境を変えようと動き出そうとするのです。
人は1人では生きていけないと、私は思うのです。
孤独というものは、本当に恐ろしく 不安と焦りが募ると同時に、仕事や家事 育児 何をやっても楽しくない。満たされない。身体もだらしい。という様に、精神面と比例して体力面も次第に弱くなっていってしまいます。
この状況をどうにか脱却しようといった働きが、人間にはあると思うのです。
少子化や晩婚化と言われていますが、現に老若男女問わず、出会いを求める男女も近年 増加しています。
では、何故 出会いを求めるのか!?
それは寂しいから。孤独が嫌だから。将来が不安だから。
その寂しさを埋めるのは、両親でも子供でもありません。
人は常に家族愛ではなく、恋愛を求めてしまう生き物なのです。
なので、再婚に対する意識が強まるのは ごく自然なことであり必然だと思います。
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再婚の極意
ここからは、再婚への極意とアドバイスを男女別にお伝えしていこうと思います。
男性の場合
男性の場合 再婚を希望する上で多いのが、子供は作らないけど老後のパートナーが欲しいという理由です。こういった理由から40代~50代で熟年離婚を経験された男性が多く、若い世代で離婚を経験された方で すぐさま再婚へといった流れは少ないように感じます。
若い世代(20代~30代)
20代~30代の方で再婚を視野に入れている方は、自分が考える これからの家族の形を明確に相手に示しておくべきです。
何故なら、若い方が再婚となると必ずと言ってよいほど 相手の女性に幼い子供(連れ子)さんがいる可能性が高いからです。
再婚して、新たに子供を授かりたいのか。そして 連れ子さんを自分の子供と同等に接する覚悟があるかどうか。自分のパーソナルスペースと相手の考えがきちんと一致しているかどうが。そこは、はっきりと見極めて話し合い合意のもと 再婚へと踏み切って欲しいと思います。
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中年世代(40代~50代)
中年世代の方の再婚の場合は、双方の子供さんが ある程度 大きくなられて無事に巣立たれている所も多いので 若い世代に比べたら再婚への道のりは上手く進むのではと感じます。
双方の性格や趣味が合えばとんとん拍子に話が進むと思います。
しかし、相手が初婚であったり、若い女性との年の差婚を望む方であれば上記で綴りました通り、自分が考える家族の形を明確に伝え 合意を求める必要があります。
そして、中年世代で再婚を躊躇する最も多い悩みの一つが 親の介護問題です。
こればかりは 相手の理解と協力が求められるので、中々 再婚へと踏み込めない方も多いと思います。
しかし、自分達もいずれは年を取って 子供の世話にならなければいけませんので お互いにお互いの両親を大事に思い、共に協力していけば 夫婦仲向上の秘訣にもなり、その姿を見た子供達が 今度は自分達の世話を積極的にしてくれるようになります。
女性の場合
女性の再婚に関して ぜひ伝えたいことは、女である前に母であるという事を念頭に置いていて欲しいと思います。
特にお子さんがまだ幼い(0歳~12歳)場合は要注意です。
”恋は盲目”という言葉がございますが、いつまでも綺麗でいたい。女性として もっと輝いていたい。ときめいていた気持ちを忘れたくない。といった気持ちが蘇り 周りが見えなくなり、後先考えずに暴走してしまう恐れがあるのです。
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まだ、大人との付き合い方が理解できていない年齢の頃に再婚をしてしまうと 男の子の場合 母を取られたという嫉妬心、女の子の場合は知らない男の人という不信感から 子供ならではの反抗意識が生まれてしまうのです。
そして、相手の方からすれば そういった感情を抱かれている子供を素直に可愛がることが出来ない。どうやって接して良いのか分からない。
きっと こういった感情の縺れから ニュース等で耳にする、幼児虐待事件へと発展していくのではないかと感じております。
上記の事を踏まえた上で簡潔にお伝えします。
・最低5年以上の交際期間を有すること。
・離婚経験、子供と接した事のある方を選ぶこと。
・子供との交流(遊びや食事)をしっかりと観察すること。
・再婚する上での約束事を話し合い、明確にしておくこと。
・究極は事実婚や通い婚を選択すること。
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クライエント様の再婚例
・男性30代(離婚歴×1・子供1人)、女性30代(初婚)
女性の方は初婚でしたが、再婚を決めた時に『私は子供を産まない。』と堅く決意しゴールイン。理由としまして、自分の子供と連れ子を比べてしまい 我が子の方をひいきしてしまうのが分かっているから。今現在は3人家族で仲睦まじく生活していらっしゃいます。
・男性50代(離婚歴×1・子供2人)、女性40代(初婚)
長年シングルファザーで頑張ってきた甲斐があり 子供さんが無事に巣立ち、老後が心配となった男性は再婚を決意。お相手の方は初婚でしたが、『子供は作らない。』という考えのもと、老後のパートナーとして意気投合。新しいお母さんという事で、少し子供達と確執があったのですが 時間が経つと同時に親子関係も良好となってきました。
・女性30代(離婚歴×1・子供1人)、男性20代(初婚)
再婚当初は子供が一人っ子な為、兄弟を作ってあげたい。子供が欲しい。と願っていましたが、中々 授からず 今でも妊活を頑張っているのです。
再婚当初は新しいお父さんと子供の間で、やはり重苦しい空気が漂い ギクシャクした関係が続いていましたが、今現在はお互いに一定の距離を保ちつつ お互いがストレスの感じないように上手く生活しています。
おわりに
再婚への道のりは容易ではありません。
色々な感情と思いが入り乱れ、中々 前に進めない方も大勢いらっしゃると思います。
しかし、自分自身がぶれずに周りに流されることなく進んでいきさえすれば、自分の思い描く家族の形を理解し 受け入れてくれる方が きっと現れるはずです。
どうか焦らず、その機会を待ちましょう。
きっと転機が訪れて また新たな幸せを掴むチャンスが巡ってくるはずです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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