乳酸菌と乳酸菌生産物質の違い
ほとんどの人が間違えている。
乳酸菌飲料・食品CMで、勝手に高い効果があるとイメージを持つ。
大事なのは乳酸菌ではなく、乳酸菌を発酵熟成した時の分泌物(排出・生産)
経口された乳酸菌は、死菌でも生菌でも、ほとんどが常在菌に排除される。
腸内に生き残れません。一時的に餌にはなるが効果が低い。
大きさが菌と同等のために、菌の食いつきが悪い。
粒子が小さく(ペプチド)でないと、常在菌が活性化しにくい。
乳酸菌生産物質原料製造メーカー 光英科学研究所社長ブログ更新
第89回 “乳酸菌の落とし穴“
乳酸菌生産物質は、数単位で数えません。
乳酸菌3000億個〜1兆個在中などと、数えません。
個数で表現するものではない。
肥満の原因である腸内細菌のバクテロイデス菌が出す短鎖脂肪酸は、
乳酸菌生産物質の一つ。
短鎖脂肪酸=腸内細菌が出す物質。
余分な脂肪を抑え、筋肉に作用し脂肪を燃やす働きを持っている。
脂肪の蓄積を減らし、脂肪の消費を増やす役割を担っている。
菌も生物だから、食べたら分泌物を出して排出する。
それが人間と深い関わりをもっている。
人間が誕生してから、ずっと菌との共存関係は続いている。
<少し余談>
免疫抑制剤の長期使用は、この腸内細菌との深い関係を崩壊させる。
だから、免疫抑制剤は最初の頃に効くが、長期間使用すると体調が悪化する。
激しい痛みを抑える一時凌ぎとしては使える薬だが、長期使用は禁物。