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こんにちは、R.M.です。
先日は音MAD作者が選ぶ今年の音MAD2019の生放送に参加させていただきました。
放送開始早々にグダグダになってしまったことの反省も含めて、この記事を書きます。
今回は生放送や通話のときに便利な仮想オーディオミキサー、
VoiceMeeter Banana の紹介をします。Windows向けです。
(20201/4 一部修正しました。大意に変更はありません。)
1. 生放送での悩み
以前のニコニコ生放送の仕様では、動画引用での生放送をしたときに、生主のトークの音量と引用中の動画の音量バランスを、視聴者が自由に決めることができました。
現在はその仕様がなくなり、動画を紹介する生放送の場合は、生主が自分で音量をコントロールする必要があります。
経験者の方はおわかりの通り、自分の声がどれくらいの音量なのかを客観的に判断するのは結構難しいですよね。
また、Discordなどを活用して複数人でトークしながら生放送しつつ動画を見たい場合、色々と面倒なことが起こります。
・自分の声は、通話先と生放送の両方に送りたい。
・動画の音声と映像は、通話先と生放送と自分のヘッドホンに送りたい。
・通話先からくるトークは、生放送と自分のヘッドホンに送りたい。
しかし、これをハードウェアに頼って行おうとすると、数チャンネルの入出力を備えたオーディオインターフェースに、まあまあの規模のミキサーと配線が必要になるでしょう。
これをソフトウェアでなんとかしちゃおう、というのがVoiceMeeter Bananaです。
2. 導入方法とデメリット
ここからダウンロードできます。

VoiceMeeter はBananaの他にもいくつかシリーズがあるので、好みのものを選んでください。
基本的には入出力の数が異なるだけです。大抵の環境ではBananaで十分だと思います。
ドネーションウェアなので、もし気に入ったら寄付しましょう。
インストールは難しくありません。exeファイルを実行して指示に従ってください。インストール完了後に再起動を求められます。
さて、導入時のデメリットを確認しておきます。
このソフトは、ハードウェアで行うべき処理をソフトウェアで代行するというものです。
この手のソフトの宿命として、処理の遅延(レイテンシー)が発生します。
また、設定によっては、オーディオ品質の劣化を生じることもあります。
さらに、常駐させるソフトなので、マシンパワーを若干消費します。
私自身はマジのレコーディングとかでもない限りあんまり気にしてません。
若干の遅延も感じるものの、電子ピアノくらいなら問題なく演奏できます。
マシンパワーについても、CPUもメモリもそんなに食わないので、よほど貧弱なPCでなければ大丈夫だと思います。
ほか、設定を間違えるとハウリングしてしまうということもありますが、これはちゃんと管理してやれば回避できますので心配いりません。
3. 画面の解説と実際の設定
それでは、通話と動画再生と生放送を両立することを目標に解説を進めていきます。
最終的に完成させたい経路(ルーティングといいます)は次のようなものです。
今からどんな作業をしていくかザックリ俯瞰してみます。
3. 1. WindowsのデフォルトのオーディオをVoiceMeeter Bananaに設定する
インストールして再起動したら、まずはWindowsのオーディオ設定を決めます。
設定の中のサウンドから、出力デバイスの設定を変えましょう。


3. 2. オーディオインターフェースとVoiceMeeter Bananaを接続する
VoiceMeeter Bananaの画面を出し、右上にあるA1と書いてある部分をクリックします。

これはVoiceMeeter BananaのA1と名付けたアウトプットの次の行き先をどのデバイスにするか、という設定です。
オーディオインターフェースを使っている方はそのデバイスを、あるいはBluetoothのオーディオ機器を使っている方はそのデバイスを選んでください。
なんにもつないでない方は多分Realtekでしょう。WDMかWASAPIかMMEを選びましょう。
※ WDMとかWASAPIとかMMEって何? って方はググってください。
WASAPIがあるならそれでいいと思います。
さてここで、VoiceMeeter Bananaの画面の見方を少し説明しておきます。
ちょっと混乱しがちな部分ですが、頑張って説明します!

画面は左側のインプット部分と右側のアウトプット部分に別れており、
さらに、インプットとアウトプットはそれぞれハードウェアとバーチャルに区分されています。
この画面では、どこからの入力をどの出力に送ってやるか決める、つまりオーディオ信号の経路を設定することになります。
3.1.で、Windowsの出力、すなわちデスクトップの音声すべては、バーチャルインプットのVoiceMeeter VAIOに入るよう設定しました。
さきほどA1という出口にデバイスを設定したので、VoiceMeeter VAIOの欄にあるA1と書かれたボタンを点灯させると(デフォルトで点灯してますが)、Windowsから出た音声がそのままA1出口の先にあるデバイスへ流れていきます!
さて、デフォルトではバーチャルインプットのVoiceMeeter VAIOのB1ボタンも点灯しています。B1出口は、ほかのソフトにVoiceMeeter Outputという名前で認識されています。これはさっき、Windowsの入力デバイスとして設定したのでした。つまり今、Windowsくんは自分のデスクトップ上の音声をそのままマイク入力として受け取っています! このまま生放送を始めれば、デスクトップ上の音声がマイク入力の代わりに出ていってぜーんぶ放送されちゃうんですね。
さて、「ハードウェア」と「バーチャル」についてもう少し整理しておきましょう。
「ハードウェア」はオーディオインターフェースやマイク・ヘッドホン等の入出力、「バーチャル」はソフトウェアからの入出力に対応しています。これはつまりこういうことです……

全体像が見えてきましたよね。では、サクサクと設定していきましょう!
3. 3. Discord等通話用アプリケーションのオーディオを設定する
通話用のアプリケーションでは、通話先からの声をVoiceMeeterのどこへ受け取るか、VoiceMeeterの出力のどれを相手へ送るかを設定することになります。
ここではDiscordを例にとって説明しますが、基本的な部分はSkype等ほかのアプリでも同じです。
まずはDiscordのオーディオ設定を開きましょう。

先程の表によると、通話相手の声はVIRTUAL INPUT AUXへ入れることに決めてありました。また、通話相手への出力はB2出口にまとめることにしてあります。
VoiceMeeter Bananaでの表記と、他ソフトでの表記にはズレがあることに注意してください。他のソフトから見たとき、VIRTUAL INPUT AUXはVoiceMeeter Aux Inputとして、B2はVoiceMeeter Aux Outputとして表示されています。今回は操作のわかりやすさのため、両方ともAuxがついている方に揃えられるようにしてみました。
3. 4. 生放送用アプリケーションのオーディオを設定する
普通、生放送用のアプリケーションは、それ自身から音を出すことはありません。
なので、設定するべきはVoiceMeeterの出力のうち、どれを放送するかです。
ここでは、N Airを例にとって説明します。

N Airでは、デスクトップ音声とマイク音声を混ぜて出してくれる機能があります。
が、その機能はVoiceMeeter Bananaで完全に代用できるので、一切無視します。デスクトップ音声デバイス1の設定は無効にしておきましょう。
N Airに渡すべきはVoiceMeeter Bananaでミックスした一本の出力で、その出力はB1に集約すると決めたのでした。B1は、他のソフトからみるとVoiceMeeter Outputという名前で表示されます。
3. 5. VoiceMeeter Banana上でルーティング(配線)する
作業もいよいよ大詰めです。表に従って、ルーティングをしていきます。
ルーティングの前に、いくつか設定を見ておきましょう。
まず、PCにつながっている物理的なマイクとの接続です。

HARDWARE INPUT 1の下に小さく表示されているSelect Input Deviceをクリックすると、PCに接続されている物理的なインプットデバイスの名前が表示されます。PCに備え付けのマイクやオーディオインターフェースのチャンネルなどが表示されるので、これを選んでおきましょう。これにより、HARDWARE INPUT 1はマイクからの入力を司るようになりました。入力チャンネルの複数あるオーディオインターフェースを使っている方は、同様の手順でHARDWARE INPUT 2、HARDWARE INPUT 3にも入力を設定できます。
そのままだと名前が分かりづらいので、名前を変えましょう。HARDWARE INPUT 1と書いてあるところを右クリックすると……

名前を変えられます。ここではMic Inとしました。
同様に、VIRTUAL INPUTの方も名前を変えられます。AUXのほうにDiscordからの音声、そうでないほうにデスクトップの音声が来ているので……

こんなふうに名前を変えておきましょう。
そして、結線をします。といってもインプット側のスイッチを入れるだけですね。
これが目標なので……

こうなります。

表の方とタテヨコが逆になってしまってゴメンナサイなのですが、これで配線が完了です。
もちろんフェーダーを触って音量調整ができますし、なんならパンを振ったりEQかけたりできます。
もし、Mic In(HARDWARE INPUT 1)からの音がPCから鳴ってハウリングしちゃってる! という場合、慌てずにレベルメーターを見て、大きくなっているところをMuteしましょう。結線に問題がなさそうな場合、右上のMenuからReset Audio Engineすると治るかもしれません。このResetは何か変だなと思ったときにまず試してみるコマンドとして覚えておくと良いです。
最後に!! この組み上げたルーティングを保存します。
右上のMenuを開き、Save Settings...を選びます。

ファイルダイアログが出るので、お好きな場所にお好きな名前で保管しておいてください。
次回以降の起動時は、この設定を自動で呼び出してくれます。
長文になってしまった上に、ちょっとごちゃごちゃした説明になってしまいました。
でもすごく便利なので、みなさん是非つかってみてください。
たとえば生放送以外にもこういうときに使えます:
以上です。おまけで新曲の宣伝しておきます。是非聴いてね。
The Glaive to the Riot / RedMuffleR
https://redmuffler.bandcamp.com/track/the-glaive-to-the-riot
先日は音MAD作者が選ぶ今年の音MAD2019の生放送に参加させていただきました。
放送開始早々にグダグダになってしまったことの反省も含めて、この記事を書きます。
今回は生放送や通話のときに便利な仮想オーディオミキサー、
VoiceMeeter Banana の紹介をします。Windows向けです。
(20201/4 一部修正しました。大意に変更はありません。)
1. 生放送での悩み
以前のニコニコ生放送の仕様では、動画引用での生放送をしたときに、生主のトークの音量と引用中の動画の音量バランスを、視聴者が自由に決めることができました。
現在はその仕様がなくなり、動画を紹介する生放送の場合は、生主が自分で音量をコントロールする必要があります。
経験者の方はおわかりの通り、自分の声がどれくらいの音量なのかを客観的に判断するのは結構難しいですよね。
また、Discordなどを活用して複数人でトークしながら生放送しつつ動画を見たい場合、色々と面倒なことが起こります。
・自分の声は、通話先と生放送の両方に送りたい。
・動画の音声と映像は、通話先と生放送と自分のヘッドホンに送りたい。
・通話先からくるトークは、生放送と自分のヘッドホンに送りたい。
左が入力元、上が出力先
しかし、これをハードウェアに頼って行おうとすると、数チャンネルの入出力を備えたオーディオインターフェースに、まあまあの規模のミキサーと配線が必要になるでしょう。
これをソフトウェアでなんとかしちゃおう、というのがVoiceMeeter Bananaです。
2. 導入方法とデメリット
ここからダウンロードできます。
赤枠のところからダウンロード。zipの中身もexeファイルなので好みの方で
基本的には入出力の数が異なるだけです。大抵の環境ではBananaで十分だと思います。
ドネーションウェアなので、もし気に入ったら寄付しましょう。
インストールは難しくありません。exeファイルを実行して指示に従ってください。インストール完了後に再起動を求められます。
さて、導入時のデメリットを確認しておきます。
このソフトは、ハードウェアで行うべき処理をソフトウェアで代行するというものです。
この手のソフトの宿命として、処理の遅延(レイテンシー)が発生します。
また、設定によっては、オーディオ品質の劣化を生じることもあります。
さらに、常駐させるソフトなので、マシンパワーを若干消費します。
私自身はマジのレコーディングとかでもない限りあんまり気にしてません。
若干の遅延も感じるものの、電子ピアノくらいなら問題なく演奏できます。
マシンパワーについても、CPUもメモリもそんなに食わないので、よほど貧弱なPCでなければ大丈夫だと思います。
ほか、設定を間違えるとハウリングしてしまうということもありますが、これはちゃんと管理してやれば回避できますので心配いりません。
3. 画面の解説と実際の設定
それでは、通話と動画再生と生放送を両立することを目標に解説を進めていきます。
最終的に完成させたい経路(ルーティングといいます)は次のようなものです。
さっきの図と同じです
今からどんな作業をしていくかザックリ俯瞰してみます。
- WindowsのデフォルトのオーディオをVoiceMeeter Bananaに設定する
- オーディオインターフェースとVoiceMeeter Bananaを接続する
- Discord等通話用アプリケーションのオーディオを設定する
- 生放送用アプリケーションのオーディオを設定する
- VoiceMeeter Banana上でルーティング(配線)する
3. 1. WindowsのデフォルトのオーディオをVoiceMeeter Bananaに設定する
インストールして再起動したら、まずはWindowsのオーディオ設定を決めます。
設定の中のサウンドから、出力デバイスの設定を変えましょう。
出力なのにInput?
出力なのにInput? と思うかもしれませんが、Windowsからの出力がVoiceMeeter BananaのInputへ入ってくる、と考えてください。
Aux Inputと何もついてないInputがありますが、ここは何もついてないInputにしておきましょう。
入力も同じように何もついてないOutputにしておきます。Aux Inputと何もついてないInputがありますが、ここは何もついてないInputにしておきましょう。
RealtekからVoiceMeeter Outputに変更する様子
3. 2. オーディオインターフェースとVoiceMeeter Bananaを接続する
VoiceMeeter Bananaの画面を出し、右上にあるA1と書いてある部分をクリックします。
クリックするとこんなふうにプルダウンが出ます。
筆者のサブマシンでの環境。Bluetooth機器も表示される
これはVoiceMeeter BananaのA1と名付けたアウトプットの次の行き先をどのデバイスにするか、という設定です。
オーディオインターフェースを使っている方はそのデバイスを、あるいはBluetoothのオーディオ機器を使っている方はそのデバイスを選んでください。
なんにもつないでない方は多分Realtekでしょう。WDMかWASAPIかMMEを選びましょう。
※ WDMとかWASAPIとかMMEって何? って方はググってください。
WASAPIがあるならそれでいいと思います。
さてここで、VoiceMeeter Bananaの画面の見方を少し説明しておきます。
ちょっと混乱しがちな部分ですが、頑張って説明します!
画面は左側のインプット部分と右側のアウトプット部分に別れており、
さらに、インプットとアウトプットはそれぞれハードウェアとバーチャルに区分されています。
この画面では、どこからの入力をどの出力に送ってやるか決める、つまりオーディオ信号の経路を設定することになります。
3.1.で、Windowsの出力、すなわちデスクトップの音声すべては、バーチャルインプットのVoiceMeeter VAIOに入るよう設定しました。
さきほどA1という出口にデバイスを設定したので、VoiceMeeter VAIOの欄にあるA1と書かれたボタンを点灯させると(デフォルトで点灯してますが)、Windowsから出た音声がそのままA1出口の先にあるデバイスへ流れていきます!
さて、デフォルトではバーチャルインプットのVoiceMeeter VAIOのB1ボタンも点灯しています。B1出口は、ほかのソフトにVoiceMeeter Outputという名前で認識されています。これはさっき、Windowsの入力デバイスとして設定したのでした。つまり今、Windowsくんは自分のデスクトップ上の音声をそのままマイク入力として受け取っています! このまま生放送を始めれば、デスクトップ上の音声がマイク入力の代わりに出ていってぜーんぶ放送されちゃうんですね。
さて、「ハードウェア」と「バーチャル」についてもう少し整理しておきましょう。
「ハードウェア」はオーディオインターフェースやマイク・ヘッドホン等の入出力、「バーチャル」はソフトウェアからの入出力に対応しています。これはつまりこういうことです……
これを念頭におきつつ、目標の表を整理するとこんな感じになります。
- PCにつないだマイクはHARDWARE INPUT 1~3のどこかへ入力できます。
- PC上のソフトウェアから鳴っている音声はVIRTUAL INPUTのどちらかに入力できます。さっきはAuxじゃないほうに設定しました。
- PCにつないだヘッドホンには、A1~A3のどこかから送出することになります。
- PC上で音声を受け取るソフトウェア、すなわちDiscordやReaperはバーチャルアウトプットB1~B2のどちらかからシグナルを受け取ります。
外のソフトからは、B1がVoiceMeeter Output、B2がVoiceMeeter Aux Outputという名前で認識される
全体像が見えてきましたよね。では、サクサクと設定していきましょう!
3. 3. Discord等通話用アプリケーションのオーディオを設定する
通話用のアプリケーションでは、通話先からの声をVoiceMeeterのどこへ受け取るか、VoiceMeeterの出力のどれを相手へ送るかを設定することになります。
ここではDiscordを例にとって説明しますが、基本的な部分はSkype等ほかのアプリでも同じです。
まずはDiscordのオーディオ設定を開きましょう。
両方ともAuxを選択
先程の表によると、通話相手の声はVIRTUAL INPUT AUXへ入れることに決めてありました。また、通話相手への出力はB2出口にまとめることにしてあります。
VoiceMeeter Bananaでの表記と、他ソフトでの表記にはズレがあることに注意してください。他のソフトから見たとき、VIRTUAL INPUT AUXはVoiceMeeter Aux Inputとして、B2はVoiceMeeter Aux Outputとして表示されています。今回は操作のわかりやすさのため、両方ともAuxがついている方に揃えられるようにしてみました。
3. 4. 生放送用アプリケーションのオーディオを設定する
普通、生放送用のアプリケーションは、それ自身から音を出すことはありません。
なので、設定するべきはVoiceMeeterの出力のうち、どれを放送するかです。
ここでは、N Airを例にとって説明します。
デスクトップ音声デバイス1が無効になっていることに注意
N Airでは、デスクトップ音声とマイク音声を混ぜて出してくれる機能があります。
が、その機能はVoiceMeeter Bananaで完全に代用できるので、一切無視します。デスクトップ音声デバイス1の設定は無効にしておきましょう。
N Airに渡すべきはVoiceMeeter Bananaでミックスした一本の出力で、その出力はB1に集約すると決めたのでした。B1は、他のソフトからみるとVoiceMeeter Outputという名前で表示されます。
3. 5. VoiceMeeter Banana上でルーティング(配線)する
作業もいよいよ大詰めです。表に従って、ルーティングをしていきます。
ルーティングの前に、いくつか設定を見ておきましょう。
まず、PCにつながっている物理的なマイクとの接続です。
そのままだと名前が分かりづらいので、名前を変えましょう。HARDWARE INPUT 1と書いてあるところを右クリックすると……
名前を変えられます。ここではMic Inとしました。
同様に、VIRTUAL INPUTの方も名前を変えられます。AUXのほうにDiscordからの音声、そうでないほうにデスクトップの音声が来ているので……
そして、結線をします。といってもインプット側のスイッチを入れるだけですね。
これが目標なので……
こうなります。
もちろんフェーダーを触って音量調整ができますし、なんならパンを振ったりEQかけたりできます。
もし、Mic In(HARDWARE INPUT 1)からの音がPCから鳴ってハウリングしちゃってる! という場合、慌てずにレベルメーターを見て、大きくなっているところをMuteしましょう。結線に問題がなさそうな場合、右上のMenuからReset Audio Engineすると治るかもしれません。このResetは何か変だなと思ったときにまず試してみるコマンドとして覚えておくと良いです。
最後に!! この組み上げたルーティングを保存します。
右上のMenuを開き、Save Settings...を選びます。
次回以降の起動時は、この設定を自動で呼び出してくれます。
長文になってしまった上に、ちょっとごちゃごちゃした説明になってしまいました。
でもすごく便利なので、みなさん是非つかってみてください。
たとえば生放送以外にもこういうときに使えます:
- 通話相手にデスクトップの音を聴かせたいとき(普通にやると相手の声がハウリングする)
- ゲームとボイスチャットをやりながら生放送し、ボイスチャット相手にはゲームの音声を送りたくないとき
- DAWで作曲しながらの生放送で、PCのシステム音声は放送したくないとき
以上です。おまけで新曲の宣伝しておきます。是非聴いてね。
The Glaive to the Riot / RedMuffleR
https://redmuffler.bandcamp.com/track/the-glaive-to-the-riot
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