67:続・沢澤砂羽さんはすげぇという話

 ネタをひねり出す際、過去の記事のPVを確認して、読者がどんな話題に興味を持っているのかの参考にする。

 だいたいは公開後2週間~1ヶ月くらいで約1500PVになり、その後じわじわと増えて約3000PV、最終的に約5000か6000PVといったところだろうか。

 去年だと『41:萌えゲーアワードって実際どうなん?』と『42:エロゲ開発者「実況なんてされたら迷惑だ!」(?)』の記事がツイッターでバズり、約15000から17000PVになっている。

 記事自体は一昨年前だが、同じく去年バズッた『16:好かれるヒロインと好かれないヒロイン』は約29000PVと言った具合になっている。


 だがたった1つ、特にバズッていないのにジワジワと伸び続け、昨年のPV数1位になった記事がある。

 それが、この記事。


『38:沢澤砂羽さんはすげぇという話』


 そう、沢澤砂羽さんである。

 みんな本当に好きなんだな、沢澤砂羽さんが。

 やっぱすげぇよ、沢澤砂羽さんは。


 というわけで、今回も沢澤砂羽さんについて語っていきたい。

 飲みの席で必ず沢澤砂羽さんの話題を出すくらいのファンなので、あまりはしゃぎすぎると「ひょうろくだまってあいつじゃね?」とバレるかもしれないが、身バレなど気にしていられない。

 俺は語りたいんだ。


 俺の中で、うまい声優というのは大まかに3つに分類される。


・声の幅が広い人

・演技の幅が広い人

・その2つを兼ね備えた人。


 この3つだ。


 沢澤砂羽さんは、声の幅が広いタイプではない。

 比較的特徴のある声なので、どの演技でも「あ、沢澤砂羽さんだな」と気がつく……とは言い切れない。

 演技の幅が尋常じゃなく広いためだ。


 声ではなく演技で、「え? これ沢澤砂羽さんだったの?」と聞き手に思わせるのだ。

 もちろんキャラごとに声色も変えているのだが、やはり特徴的な声なので、CV:沢澤砂羽という事前情報を得た上で音声を聞くと、「ああ、沢澤砂羽さんだね」となる。

 だが、CV情報を入れずに聞くと、特徴的な声であるにもかかわらず、「なんだこの人めっちゃうめぇな。ぁっ! 沢澤砂羽さんじゃん!」と、調べてみてやっと気がつくことがある。

 俺より高レベルの沢澤砂羽さんファンなら「ねーよ」と鼻で笑うかもしれないが、俺と同じような経験をした人、実はいるんじゃないだろうか。

 全然わからなかったということはなくても、「たぶん沢澤砂羽さんだと思うんだけど……、自信ないな。調べてみよう」となった人、いるんじゃないだろうか。


 もちろんユーザーの耳を騙す演技力をもった声優さんは、エロゲ業界には何人もいる。

 その中でも沢澤砂羽さんが抜きん出ているのは、演技の自然さではないだろうか。


 沢澤砂羽さんのファンであれば、今頃うんうんと頷いていることだろう。

 聞いたことがない人は、今すぐ聞いてみてくれ。Youtubeで検索でもすればいくらでも出てくる。

 聞いたことがあっても聞いてくれ。

 聞いたら理解できるはずだ。「あ、キャラが喋ってる」という感覚を。


 あえて例えるなら、Vtuberがフリートークしている感覚に近いだろうか。

 Vtuberも声を作ってはいるが、トーク自体は演技じゃない。中の人の素が出ているといってもいい。


 わかってもらえるだろうか。沢澤砂羽さんはそういったフリートーク的な演技ができる人なのだ。

 ここまで書いて(前と同じ事を別の表現で喋ってるだけだな)と気がついたが、続けさせてくれ。


 シナリオゲーで育ってきたためか、俺はキャピキャピとした萌え演技を苦手としている。

 なんか嘘くせぇな、作り物だな、と思ってしまうためだ。

 俺がそういった好みなのもあって、沢澤砂羽さんのフリートーク感溢れる演技を聞いたとき、とてつもない衝撃を受けた。

 作り物ではなく、生きたキャラクターがそこにいる。

 マジでそう感じたのだ。


 特に感動したのが、トーンを落としたときの演技だ。

 キャラを維持したままボソボソッと呟いたり、突っ込むときのマジトーンであったり、ああいった演技、なかなか出てこないんだよ。

 経験が長いからこそ、断言できる。

 普通の声優さんなら突っ込むときは全力で突っ込む。だいたいの人がそうする。

 でも沢澤砂羽さんは低いトーンでスパンと突っ込む。こういう演技ができる人、まじであんまりいない。

 会話の緩急の付け方がとんでもなくうまいのだ。


 だからこそ、フリートーク感が生まれる。


 おそらく、読解力もすさまじいのだろう。

 台本を正しく読み取り、前後の他のキャラクターのセリフを正確に汲み取り、その場に適した演技をする。

 聞いた話ではあるが、沢澤砂羽さんの収録はリテイクがめちゃくちゃ少ないそうだ。

 つまりディレクションされるまでもなく、沢澤砂羽さんはキャラクターを自分の物にしているわけだ。


 天才か?


 ――と簡単に言ってしまうのは失礼だろう。

 間違いなく、本人が努力したからこそ開花した才能だろうから。


 どこか「ヒロイン全員沢澤砂羽」のゲーム作ってくれないだろうか。

 俺買うよ。

 それくらい好きなんだよ。

 みんならわかってくれるだろ。

 キモイ?

 うるせえ。


 少々興奮してきたので、今回はここまでとする。

 質問はもうちょっと溜まったら回答するのでしばし待って欲しい。


 ではまた次回。

 さようなら。


 やっぱすげぇよ、沢澤砂羽さんは。

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