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学習アドバイス

現代文 板野博行先生の学習アドバイス

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現代文 板野博行先生

ムダがなく、誰が聞いてもわかる授業を展開すること。受験指導のプロとして受験生を鍛え上げること。そして何よりもやる気にさせること。そのためのノウハウを惜しまず、全力で皆さんに提供します。ベストセラー『古文単語ゴロ565(ゴロゴ)』の著者としても全国的に有名。

速く正確に解く訓練を積もう!

<WEB版>

 センター試験の現代文は配点の半分を占めるので、ここでつまずいてしまうと残り半分の古文・漢文に悪影響を与えてしまい、全体的に痛手となってしまいます。この時期は、読む速度をキープできるように対策をしましょう。本番を想定して、評論と小説を合わせて45分以内で解く訓練をしてください。

 今年度で最後になるセンター試験ですが、国語の場合は学習すべき内容に大きな変化はありません。過去問を最低10年分解き、それが終わった生徒は、さらにさかのぼって過去問研究を進めていきましょう。

 また、模試の結果で一喜一憂しないこと。どの分野が弱いのか、解く順番や時間配分は上手く行っているのかという、本番のシミュレーションのために模試を活用してください。

 大問を終えるたびに、時間をメモしておくのも良いですね。大問1が25分、大問2、3が各々20分、大問4が15分の合計80分が基本ですが、実際にそのペースがしっかり守られているかを確認しましょう。

 何よりも「焦らない」ことが大切です。例えば今から新しい知識を覚えるよりも、今まで学習して来たにもかかわらずまだ定着していない知識のほう復習に時間を割き、それを完璧にすることの方が大切です。

 この時期から新しいものには手を出さずに、一度マスターしたと思っている問題も再度解き直して100%にしていくことが大事です。

 単語を150個覚えようとしても、せいぜい覚えられるのは25個程度。それならば、始めから単語を30個に絞って完璧に覚えた方が得策です。焦ってしまい、達成する道筋が浮かばないような目標を立てるより、残りの時間でできることをきちんと考え、それを確実に実行するべきです。

 試験前日は、特に勉強する必要はなく、気になる分野をさらっと見直すだけで十分です。とにかく体調管理が一番です。頭が働くのは起きてから3時間以後なので、早寝早起きして余裕を持って試験会場に到着するようにしましょう。

 入試が終わって一番悔しいのが、「解けるはずの問題で点が取れなかった」ことです。入試では満点を取る必要は必ずしもなく、取れる問題で得点できたら成功なのです。とにかくその時その時の問題に集中して解き、悔いを残さないこと。

 そしてセンター試験が終わったら、私大や二次試験に向かってすぐ頭を切り替えましょう。

「受験まで1年」は 高2の1月

<WEB版>

 センター試験の日が本当の受験1年前です。同じ校舎の中で、1年上の先輩がセンター直前の緊張感の中勉強している姿と、来年の自分の姿と重ねて、今やるべきことを進めていきましょう。

 高1生も同じです。まだまだ受験は先だ、などとのんびり構えず、本番のつもりで「センター試験同日体験受験」受けてください。この「センター試験同日体験受験」で大切なことは、志望大学を決めた上で、真剣に受けることです。

 特に高2生にとって本気にならざるを得ないデータがあります。それは、この時期の得点から本番までの一年での伸びは15~20%程度というデータです。

 つまり志望大学の合格得点のうち8割程度は、一年前に得点すべき目標点です。今の実力で受かる大学が逆算で決まってしまうと考え、本番のつもりで受験してください。結果は客観的に受け止め、その後の一年間の勉強に活かしてください。

 まだ志望大学が決まっていない生徒は、とりあえず大学の過去問を集めた赤本をぺらぺらペラペラめくってみたり、ネットで行きたい大学を検索するところから始めてみたりしてください。受験を実感するためにも、自発的に動いてみましょう。志望の動機など、この時期に決めておくことが理想的です。

 現代文は、全科目の中でも独学が難しい科目と言えます。東進生であれば、講座を是非活用してください。ただし、授業を聞き流しているだけでは、力はつきません。脳は、基本的に忘れたがる性質を持っています。

 つまり、脳に記憶させようと思ったら、繰り返して「これは必要な情報だ」と教えてあげないといけないんです。

 例えばテレビのCMも15~30秒のものが何度も流れていますよね。これは繰り返すことによって人に刷り込ませているんです。学習も同じで、授業を受けたら最低4回は復習する習慣をつけておきましょう。僕と同じように、教壇に立って人に説明できるレベルまで復習してくださいね。

 「問いを読んで答えに至る」プロセスを何度も繰り返して体で覚えておくと、今後違う文章が出たとしても、同じプロセスで解けるようになります。

 高い志を持ち、日々妥協することなく、コツコツと勉強を積み上げて行きましょう。受験に不可能なんてありません。

 出来ないのではなく、やれば出来る、やらないから出来ない。ただそれだけです。

 とにかく、やるべし!

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