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348早稲田巡礼2020.1.1

■2020年、あけましておめでとうございます。正月元旦は早稲田巡礼を行いました。家庭連合はこの巡礼を「早稲田・高田馬場聖所巡礼」というふうに呼んでいますが、私は「早稲田聖地巡礼」もしくは「早稲田巡礼」と呼ぶことに致します。

文鮮明先生は早稲田大学付属早稲田高等工学校(夜間)に留学するために、1941年4月1日、日本に渡航されました。そして、1943年9月30日の卒業までの2年6ヶ月、三橋家に下宿されながら、学業の他に真理探究、独立地下活動、肉体労働などをして過ごされました。


文先生が生活の中心にされた早稲田エリアには、三橋家および早稲田高等工学校の他にも、定期的に出頭しなければならなかった戸塚警察署があり、また崔奉春(西川勝)宣教師が1959年10月2日、統一教会として最初の礼拝を執り行った時計店「雄鶏舎」があり、これらの跡地を巡ることが、文先生を慕い、文先生に思いを寄せる聖地巡礼として食口の間に知られるようになってきました。

食口の中にはカレンダーが天暦中心になったことに伴い、陽暦に縛られることはないとは言っても、新年の出発という節目をどこかでつけたいという気持ちがあるので、最寄りの神社仏閣に初詣の参拝に行くという方もいることでしょう。しかし、どうせ行くのなら聖地へということで、家庭連合では正月元旦の早稲田巡礼を呼びかけ、毎年数百人規模で実施して来た経緯があります。

私も家庭連合時代には元旦の早稲田巡礼に参加したひとりです。そしてサンクチュアリ人となり、とりわけ早稲田聖殿としましては早稲田エリアに本拠地を定める(目標を掲げている)聖殿ですので、この正月元旦にさっそく早稲田聖地を巡礼した次第です。

復刻版時刻表

■1950年10月14日、興南刑務所から解放された文先生は平壌に留まって食口の消息を確認された後、南に避難されますが、釜山に到着されたのが1951年1月27日です。釜山教会ではこの日を「釜臨節」としてお祝いしているそうです。日本家庭連合ではその呼称にならい、4月1日を「日臨節」として、毎年お祝いをしています。文先生は以下のように語っておられます。

□文先生:先生が1941年度に日本に留学するために、釜山に向けてソウル駅をたつ時、ソウル市内を眺めながら、かわいそうなこの民族に誰が責任を負うかを考えながら、たくさん涙を流しました。その当時、日本に行く鉄道に、ひかり号という列車がありました。ソウル駅でその列車に乗りながら、「私は敗者の愚かな男として流れていくのではない。国を救うための熱い心を抱いていく男の道は天が保護する。私が帰ってくる時は、お前は希望にあふれんばかりであろう」と思いました。(真の御父母様の生涯路程①P.186〜7)

□文先生:先生が日本留学に出発した1941年4月1日早朝2時に、釜山の埠頭で、韓国を眺めながら祈祷したことが忘れられません。…釜山から船に乗って日本に行ったのですが、その時、釜山から連絡船に乗りながらとめどもなく涙を流したことが、きのうのことのようです。…早朝2時40分に出発しましたが、その時の心情を、私は忘れることができません。(真の御父母様の生涯路程①P.188〜9)

時刻表関釜フェリー

■これから分かることは、1941年4月1日に関釜フェリーで日本に渡られたということです。そこで、当時の国鉄時刻表の復刻版というのがあり、この1940年10月号を見てみると、関釜フェリーの釜山発下関着が1日に2便就航しています。午前11:45発と午後11:30発です。「早朝2時40分」発というのはありません。おそらく文先生が乗られたのは午後11:30発の便であり、これに乗られたのを「早朝2時40分に出発しましたが」と語っておられるとしか考えられません。

そうすると、下関港到着は4月1日午前7:15です。下関港から山陽本線下関駅は徒歩10分の近さです。当時、関門海峡は鉄道が通じていませんでしたから、東京行きは下関駅が始発でした。東京行きの急行列車が午前8:45、9:15、9:25と連続的に出ており、このうち8:45発の便に乗られたとするなら、東京着は翌日4月2日午前6:55です。この当時、下関東京間は約22時間を要しています。

東海道線時刻表

東京駅から高田馬場駅までは山手線もしくは中央線経由の2通りが考えられますが、いずれにしても高田馬場駅到着は午前8時頃ではないでしょうか。1941年4月においても1940年10月号の時刻表の通りであり、フェリーや列車の運行、そして乗り換えがスムーズに出来たと考えるなら、文先生の足取りは以上のようになります。

■現在家庭連合では毎年4月1日を「日臨節」として記念行事を行っています。そして早稲田聖殿では、これから毎年4月2日を文先生が早稲田の地に降り立たれた記念日としてお祝いし、その呼称を「早臨節」(そうりんせつ)と致します。


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■ プロフィール

澤田地平

Author:澤田地平
1953年長崎県生まれ
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