346松濤本部前行動12.22/原理軌道を外れ堕落して行く韓氏オモニと家庭連合
■2019年11月29日に行われたニジェールでの祝福式は「ニジェール国家主管の祝福式であり、アフリカ大陸単位の祝福式」だそうです。ユン・ヨンホ事務総長が以下のように報告しています。□ユン・ヨンホ:昨日の開会式で、協約式を通じて大陸単位プロジェクトとしてランチングされた"神アフリカプロジェク"のうち"真の家庭祝福運動と祝福式"は最後の10番目の最も重要な項目に明記されています。したがって"神アフリカプロジェク"を受け入れるということは、"真の家庭祝福運動および祝福式"を受け入れることを意味し、"祝福式"を受け入れることは、祝福の主人であられる"真の父母様"を奉り侍ることを意味します。
00:05:35杉田偽善忠/00:12:32大谷夫人/00:27:51河西夫婦/00:29:23細谷夫婦/
00:32:40前田外治/00:34:33横川洋介/00:35:33秋月俊三/00:51:12澤田地平
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このような脈絡で今回のニジェール祝福式はニジェール国家主管の祝福式であり、アフリカ大陸単位の祝福式であります。このような摂理的な意味が込められているため、祝福式の舞台の左側にはニジェールを代表する首相夫妻、国会議長夫妻、長官全員が同席し、舞台右側には今回のサミットに参席した前·現職の首脳らが同席しました。(2019.11.3)
■この祝福式での聖水式では、韓氏オモニによる聖水の撒き方が変わっていて、聖水に浸した手を、カップルが差し出した手に載せていました。ユン・ヨンホはそのやり方について以下のように報告しています。
□ユン・ヨンホ:最初のムスリム国家主管の祝福式は聖水儀式で始まりました。ムスリム文化圏では聖水をまく儀式で進める場合、キリスト教への改宗(洗礼)として大きな誤解を招きうるため、新郎新婦が手を取り合って、そのつないだ手に真のお母様がひとカップルひとカップルずつ聖水をタッチしてくださる形で真のお母様は聖水儀式を執り行ってくださいました。 ところでその姿があまりにも神聖で感動的なので、聖水儀式の間中場内からは感嘆と拍手が止みませんでした。(2019.11.3)
■イスラム教では他宗教への改宗は禁じられており、もし違反するなら死刑です。ですから、家庭連合の祝福式に参加して改宗したと誤解されたら大変なことになるので、あえて変則的な聖水式になったというのです。
ここで疑問に思うのですが、イスラム教国家の国家元首が韓氏オモニを歓迎し、祝福式を行っているのに、誤解されるというのはどういうことなのでしょうか。もし国家レベルの祝福式というのなら、ニジェール国のイスラム教としては、家庭連合をどのように受け入れているのでしょうか。柴沼レポートには以下のようにありました。
□韓氏オモニ:ムスリムは、独り子は受け入れないけれども一人娘は受け入れると言っている。(2019.11.16)
■韓氏オモニによれば、ムスリム(イスラム教徒)は独り子を受け入れないそうです。これは重大な問題です。独り子(お父様)を受け入れないのなら、家庭連合を受け入れることにはなりません。にも係わらず、大統領が韓氏オモニを国賓待遇で招待し、首脳達が参加して祝福式を行っているというのは、つまるところ、家庭連合の教えを除外し、形ばかりの祝福式を行っているということになります。
祝福を受けるにおいては、カップルが家庭連合の教え、特に堕落論を理解して文鮮明先生をメシヤとして受け入れ、その上でお互いの貞節を確認し、誓い合うことが不可欠です。ところが、イスラム教は一夫多妻の宗教です。セネガルやニジェールでは国民の半数近くが一夫多妻です。家庭連合はこのようなイスラム国家における祝福式に際し、一夫多妻の現実にいかに対処しているのでしょうか。
□Wiki:イスラームにおける一夫多妻制は法源をコーランとするイスラーム法的制度である。男性は4人まで妻を娶ることができる。4人までと明言されているが正当な理由があれば5人以上の妻を持ってもよいとされている。
■ニジェールのマハマドゥ・イスフ大統領には二人の妻がいます。この大統領が韓氏オモニを歓迎するというのなら、家庭連合の教えを受け入れていなければなりません。もし受け入れているのなら、どちらかの妻を離婚しているでしょう。しかし離婚した気配もなく、韓氏オモニを国賓待遇でニジェールに迎え、サミットを開催し、韓氏オモニは彼にメダルを授与しています。サミットの翌日には祝福式がありました。
□HJグローバルニュース:イスラム国家で成就した祝福の場には、ブリッジ・ラフィニニジェール総理をはじめとした、首脳と国会議長、長官、国会議員をはじめとし、事前に準備祝福を受けた、2100双の代表家庭、700双が満場を成しました。(2019.12.14)
■この祝福式にマハマドゥ・イスフ大統領は出席しませんでした。さすがに出席できなかったのでしょう。ではその他の参加者は皆、一夫一婦の人達だったのでしょうか。とてもそのようには思えません。すなわち、ニジェールのイスラム教徒も家庭連合の教えをスルーし、韓氏オモニも家庭連合の教えをスルーしているのです。12月7日には南アフリカ共和国ヨハネスブルグで、ハデベ預言者が主催する祝福式がありました。
□HJグローバルニュース: アフリカ大陸最大規模の競技場として数えられるFNBスタジアムでは、20万名の予備祝福家庭の歓声が溢れました。現地首脳および大統領公式代行者5名とアフリカ連合代表、西アフリカ経済共同体代表、国会議長および国会議員約150名と宗教団体長127名、国王および族長219名、30カ国80社のマスコミ代表など、各界指導者約2000名を含め、アフリカ大陸54カ国から同参した20万人の人々!(2019.12.21)
■ここでは20万人が祝福を受けたことになっています。この会場にはズールー族の族王という人物が姿を見せました。
□HJグローバルニュース:ヨーロッパ列強の侵略にも屈せずに今日の南アフリカ共和国を創建させた南アフリカ共和国の最大規模部族であるズールー族王が登場すると、会場内は歓声に沸き、南アフリカ共和国を解放させる指導者として啓示を受け、信徒たちの信望が厚いハデベ預言者はスタジアムを一瞬で復興の場へと作り変えました。(2019.12.21)
■ズールー族というのは、かつてサハラ砂漠以南のアフリカを支配した部族であり、イギリスが南アフリカへ侵攻した時には果敢に戦いを挑みました。現在でも1000万人いると言われるアフリカの最大部族です。この部族の族王が祝福式に参加したことから、この部族から多くの人達が祝福式に動員されたと見ることができます。そして、一夫多妻はこのズールー族の文化なのです。
ハデベはキリスト教の預言者ですから、クリスチャンを主体にした祝福式であると思います。ズールー族もほとんどがクリスチャンだそうです。しかし、土着の文化風習は根強く残っています。南アフリカ共和国のジェイコブ・ズマ前大統領もズールー族であり、複数の妻がいて子供は20人以上いるそうです。
□ロイター:南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領が、6人目の妻と来週末に挙式する。報道官が15日明らかにした。同大統領は、新婦を含めて同時に4人の妻を持つことになる。ズマ大統領は先週、70歳の誕生日を迎えたばかり。来週末に結婚する相手は、長年にわたって婚約していたボンギ・ヌゲマさん。南アフリカでは一夫多妻が認められており、ズールー文化の一部となっている。ウェブサイトによると、大統領には21人の子どもがいる。ズマ大統領が公式イベントに出席する際は、ファーストレディーとして妻を1人ずつ交代で同伴するという。(2012.4.16)
■果たして家庭連合はアフリカの一夫多妻の文化に関していかなる方針を示したのでしょうか。20万人を動員する祝福式の前に堕落論を説明し、一夫多妻を禁じる声明をはっきりと出したのでしょうか。出しているようには見えません。韓氏オモニは11月23日の台湾大会での祝福式で以下のように語りました。
□韓氏オモニ:人間には成長期間という時間を下さり、責任を下さいました。成長期間を通して美しく成長して天の
祝福を受ける立場まで進み出なければなりませんでした。しかし人間には欲心が生じました。そして神様の創造とは関係のない、今日の堕落した人類をつくり出しました。(2019.11.23)
■韓氏オモニは人間の堕落の原因は欲心であると考えている節があります。このことも、アフリカの一夫多妻をスルーする原因になっているのかも知れません。一夫多妻を問題視しないということであれば、韓氏オモニも家庭連合も、もはや原理軌道を外れていると言うしかありません。
■韓氏オモニをアフリカのイスラム圏に引っ張り込んだ張本人がマンスールです。マンスールは2017年7月15日のマディソン・スクエア・ガーデン大会に参加した後、イーストガーデンで韓氏オモニと食事をしています。そしてその年の9月、清平の聖和祝祭に参加し、PEACE-TVのインタビューに以下のように答えています。
□マンスール:私にとって真のお母様はイスラムのための真なる指導者であられます。そして今日のイスラム教は真のお母様が必要です。真のお母様は宗教のために来られたのではなく、すべての人類のために来られました。皆のために来られたので、イスラムもその中に含まれるということを知らせたいのです。(週刊ブリーフィング2017.9.16)
■このような経路で、マンスールが韓氏オモニに取り入ってくることになりました。幹部達は韓氏オモニに諌言しました。しかし、韓氏オモニはマンスールのうまい言葉に乗せられました。柴沼レポートには以下のようにあります。
□韓氏オモニ:ムスリムは独り子は受け入れないけれども一人娘は受け入れると言っている。ムスリムは先知者といっている。セネガルで頂上会議を開催することを伝えたら、幹部たちは反対した。教会の基盤もないし、何の基盤もない。どのようにして開催できるのかと。しかし、私は下りなかった。(2019.11.16)
■もしマンスールが「今日のイスラム教は真のお母様が必要です」と言うのなら、お父様も必要だと言わなければならないし、さらに一夫多妻を止めると言わなければなりません。しかし、そのようなことは言ってません。
逆に「ムスリムは独り子は受け入れないけれども一人娘は受け入れると言っている」という韓氏オモニの言葉が証明しているように、韓氏オモニの方から進んでイスラム教に妥協しているのです。「独り子は受け入れない」というマンスールの言葉は、お父様を嫌った韓氏オモニを喜ばせたと思います。
■そして、韓氏オモニをアフリカのイスラム圏にのめり込ませた家庭連合側の張本人がユン・ヨンホです。幹部達がセネガルでのサミットに反対する中で、韓氏オモニ側に立ってそれを推進したと考えられます。現在、アフリカの要人達との渉外は韓氏オモニの名代という立場で、全てユン・ヨンホが仕切っているように見えます。
すなわち、ユン・ヨンホがひとりでアフリカ要人達との間で神アフリカプロジェクの協定を結び、その中に祝福式の挙行を条件として入れています。それを本人の手柄とし、その結果、セネガルでサミットを開催し、サントメ・プリンシペ、ニジェール、そして南アフリカにおいて国家レベルの祝福式が開催されたという流れになっています。
では、ユン・ヨンホは神アフリカプロジェクの協定書の締結において、家庭連合の教えをどれ程正確に相手に伝えたのでしょうか。伝えているとは思えません。表面的な次元に止まっていることは確かなことです。マンスールがお父様もスルーし、一夫多妻もスルーしたように、ユン・ヨンホもスルーしています。韓氏オモニを宇宙の母だと持ち上げ、意気投合すれば協定成立です。韓氏オモニをお互いに政治的に利用しているのです。
■12月7日のハデベ主催の祝福式で、韓氏オモニが目の前を通り過ぎるカップルに聖水を振りかけている最中に、ユン・ヨンホが前に出て来て、韓氏オモニの右に立っている女の子から水鉢を取り上げてハデベに持たせました。
これは式次第の予定にはなく、ユン・ヨンホが急に思いついたことです。ハデベを韓氏オモニの横に立たせ、水鉢を持って介添えさせることにより、ハデベの権威を高めているのです。席に戻ったユン・ヨンホはしばらく笑みがこぼれ、自分のアイデアに喜びを隠せないでいました。
■今年6月8日に開催されたハデベ主催の祝福式でも同じようなことがありました。韓氏オモニが競技場に入場し、中央の高い壇に階段を使って上がろうとしたその時、ユン・ヨンホは韓氏オモニと並んで歩いていたハデベに後ろから近づいて耳打ちしました。何事かとハデベはユン・ヨンホに振り向きましたが、すぐに理解しました。ユン・ヨンホはハデベに韓氏オモニの腕をとって補助するように言ったのです。
この後ハデベはすぐに韓氏オモニの腕を取って、支えながら階段を上り、壇上中央に韓氏オモニに寄り添って歩いて行きました。これはいつもユン・ヨンホが行っていることであり、この時はその役目をハデベにさせることによって、ハデベの権威を高めているのです。この時もユン・ヨンホは自分のそのアイデアに喜びを隠せないでいました。
すなわち、ユン・ヨンホは韓氏オモニを政治的に利用しているのです。いつも韓氏オモニの手を取りながら歩くユン・ヨンホを見て、食口はユン・ヨンホが韓氏オモニに近い人間だと判断するでしょう。それがそのまま家庭連合におけるユン・ヨンホの権威になります。
ユン・ヨンホがハデベにしたことを通して、ユン・ヨンホは日頃から韓氏オモニを政治利用しているということが分かります。ユン・ヨンホにとって韓氏オモニは自分を救ってくれた尊い真の母なのではなく、自分の利益の為に政治的に利用する存在なのです。
■だから、アフリカで韓氏オモニを担いで歓迎してくれる大物がいるなら、彼らと手を組んで韓氏オモニを政治的に利用するだけのことであり、家庭連合の教えとは関係ありません。お父様なしなら、それで構わないし、一夫多妻なら、それで構わないのです。
韓氏オモニを赤絨毯でお迎えし、宇宙の母だといって担ぎ上げ、大観衆と大歓声で喜ばせ、経費プラス彼らの儲けは、全部韓氏オモニ持ちという構図が出来上がっているのです。
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