筆者は、クラウドファンディングで小説の出版を目指しています。
残り27日で987冊の申し込みがないと、チャレンジは失敗となります。
銀行員がクラウドファンディングを使うというのは、どうも自らの業務を否定しているような気がしますが、これも時代の流れなのでしょう。
是非ご支援をお願いします。
今回は、なぜ小説の出版を目指そうとしているのかについてお伝えさせて下さい。
ブログを書きながら、「どうすればもっと楽しく、自然に、そして自分でも気付かないうちに」学べるだろうかと私は考えてきました。
そこで思い出したのは、高校生の時に読んだ田辺聖子先生の「新源氏物語」です。「古文を勉強するのには、口語訳の古典を読めば良い。新源氏物語がベストだ」とのアドバイスを友人から貰いました。読んだ時の衝撃は今でも覚えています。
そこに描かれていたのは、無味乾燥な教科書に記載されている古典ではなく、心躍る物語でした。夢中になって読むと、気付けば古文嫌いが解消されていました。小説を通じ、その時代の風習等を理解すると、古文は「どこか遠い昔の物語」ではなく、いつのまにか「慣れ親しんだ世界」になっていたのです。
自然に、楽しく時を過ごしながら、結果的に学ぶことが出来る教材として小説は最適なのではないでしょうか。
私は何かに突き動かされるように、新聞で読んだ一つの詐欺事件についての小説を書き始めました。それが、今回のプロジェクトで出版したいと考えている「ヂメンシノ事件」という小説の原型です。
この積水ハウスが陥った地面師の詐欺事件は、その後、経営トップの退任(クーデター)へとつながっていきます。この一連の流れは、筆者からすると会社経営のみならず、会社法務の勉強題材の宝庫です(積水ハウスの関係者がご覧になっていたら申し訳ありません)。
自然と学べる、そんな小説をどうしても書きたい、それが筆者の思いであり、願いです。
私にとっては、この小説出版が成功するか否かは人生にとっての転機となるのでしょう。
二口(ふたくち)を支援してやっても良いという奇特な方がいらっしゃれば、ぜひともお願い致します。