そんなことをよく言われるが、人は社会的生き物。
そうはなかなか変えられない。
運動できる・できない。成績良い・悪い。
昇進する・できない。
結婚・未婚。
子供いる・いない。
、、、、と思っていたのだが、気付いたら終わっていた。
その時点で、就職していった同期とは、人生の距離が大きく離れて、比較不能になった。
研究世界では、業績第一。もちろんここでも、比較がされるわけだが、
不幸にも自分には研究の才能がなかったようで、博士課程をドロップアウトした。
この時点で、就職した友達とはくらべものにならないくらい低待遇で、
誰とも話さず、ゆっくりと山を登る行為が自分に向いているようにも思えた。
山小屋で会った人々とはもちろん会話し、楽しい時間を過ごしたが、すべて一期一会。
お名前を聞いたり、連絡先を聞くこともなかった。
本場のアルプスに登りたいと思った。
そこで、スイスにある大学や企業の募集を調べて、Research Engineer職に応募しまくった。(学位はもってないのでポスドクは無理)
運よく、自分のもともとやっていた研究分野で募集があり、大学に雇ってもらえた。
赴任のための旅費も出してもらえて、ただでスイスに行け、ついでに給料ももらえた。
で、4年働いて、山にもいっぱい登って、
雇われたプロジェクトも終わりにさしかかり、どうすっかな?という状況。
ボスからは博士取れば?と言われていて、それも一つの道だなぁと思う。
でも、つきものが取れたように、学位そのものへの関心も失われて、
その場その場でなにか面白いものと出会ったら、そのときの刺激に合わせて生きていくのでもいいかと思っている。
いい人と巡り合ったら何歳でも結婚するつもりだし、
人生設計はないけど、プライドもないので、困ったときにはどんな仕事でもやるつもり。