◇12日 ラグビートップリーグ第1節 東芝26-19サントリー(秩父宮)
ラグビーのトップリーグ(TL)が12日、各地で開幕。東京・秩父宮ラグビー場ではW杯日本代表主将のリーチ・マイケルを擁する東芝が26―19で松島幸太朗らがプレーするサントリーを破った。
めったに見られないスーパープレーでサントリーのFB松島幸太朗(26)がトライを演出した。7―12の後半7分、敵陣22メートルに攻め込むと、パスを受けるやいなや、自身の股を通すパスで約20メートル離れたWTBリーへ。リーはそのままトライして一時同点となり、スタンドは大いに盛り上がった。松島は「とっさの判断。日ごろから練習していないし、たまたまです」と笑顔を見せた。
W杯日本大会では、福岡(パナソニック)と両WTBで活躍し「ダブル・フェラーリ」で名をはせた。この日はフルバックで先発。前半29分で味方が一発退場し、残り時間を14人で戦う厳しい状況の中でも、ランや、トライを防ぐ強烈なタックルで存在感を見せた。
今季の目標は「どの試合でもクオリティーの高いプレーをして、MVPを狙える位置に(常に)いたい」。松島は力強く話した。